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会津本郷焼の魅力と窯元めぐりガイド陶芸体験ができるおすすめ5選

福島県会津美里町に位置する会津本郷焼は、約400年の歴史を誇る東北最古の焼き物産地です。陶器と磁器の両方を生産する全国でも珍しい産地として知られ、飴釉の温かみある器から繊細な染付磁器まで多彩な作風が魅力。窯元めぐりや陶芸体験、年に一度の「せと市」など、旅の目的地としても見どころが豊富です。

会津本郷焼とは?東北最古の焼き物産地の魅力

出典;PIXTA

会津本郷焼は、福島県大沼郡会津美里町本郷地区を産地とする伝統工芸品です。東北地方で最も古い歴史を持つ焼き物産地として、現在も複数の窯元が伝統の技術を受け継ぎながら、日常使いの器から芸術的な作品まで幅広く制作し続けています。

約400年の歴史と蒲生氏郷から続く由来

会津本郷焼の起源は安土桃山時代末期にさかのぼります。蒲生氏郷が若松城の大改修に際して播磨国から瓦工を招き黒瓦を製造したのが始まりとされ、その後、正保二年(1645年)に会津松平藩祖・保科正之が尾張国瀬戸生まれの陶工を招いたことで、本格的な陶器の製造が始まりました。寛政12年(1800年)には白磁の製法も開発され、幕末にかけて大きく発展したと伝わっています。

陶器と磁器が同時に作られる全国でも珍しい産地

会津本郷焼の大きな特徴は、陶器と磁器の両方を同じ産地で生産している点です。陶器は土の温もりと素朴な風合いが持ち味で、磁器は白く硬質な肌と繊細な絵付けが特徴。両者を同時に生産する産地は全国的にも珍しいとされています。窯元によって得意とするジャンルが異なるため、めぐるたびに異なる世界観の器に出会えるのが産地を訪れる醍醐味です。

飴釉やにしん鉢に代表される作風の特徴

会津本郷焼を代表する作風として広く知られるのが、飴釉(あめぐすり)を用いた器です。飴色の深みある釉薬が艶やかな光沢を与え、使い込むほどに風合いが増します。またにしん鉢は会津の食文化と結びついた伝統的な器で、深みのある形状と素朴な佇まいが特徴。呉須による藍色の染付磁器など、窯元ごとに個性豊かな表現が見られます。

会津本郷焼の窯元めぐりの楽しみ方

出典;PIXTA

会津本郷焼の産地を訪れる最大の楽しみは、実際に窯元を歩いてまわる「窯元めぐり」です。個性豊かな窯元が集まるエリアをゆっくり散策しながら、お気に入りの器と出会う旅は、焼き物ファンでなくても十分に楽しめます。

瀬戸町通りに点在する窯元

会津本郷焼の窯元は、会津美里町本郷地区の瀬戸町通りを中心に集まっています。昭和の町並みが残るメインストリートから分かれる細い道々に窯元が点在しており、徒歩や自転車でのんびりと散策しながらめぐることができます。飴釉の陶器を専門とする窯元、染付磁器に力を入れる窯元、現代的なデザインを取り入れた器を作る窯元など、めぐるほどに発見があります。

会津本郷陶磁器会館で作品を比較する

会津本郷陶磁器会館は、町内にある13窯元の作品を展示・販売している施設です。それぞれの窯元の特色を比べながら好みの作品を探すことができ、スタッフに窯元を紹介してもらうこともできます。窯元めぐりの前に立ち寄って全体像を把握しておくと、その後の散策がよりスムーズになります。

スポット・施設名 会津本郷陶磁器会館
住所 福島県大沼郡会津美里町字瀬戸町甲3162
営業時間 9:00〜17:00(定休日:水曜日・年末年始)
アクセス 磐越自動車道 会津若松ICから車で約25分/新鶴スマートICから車で約20分
駐車場 あり(自家用車11台、大型バス乗降可)

アクセスとモデルルート

会津本郷地区へのアクセスは、JR只見線「会津本郷駅」から徒歩圏内が基本です。会津若松市内からは車で20〜30分程度で、レンタカーを利用するとより効率よくめぐれます。まず会津本郷陶磁器会館で全体像を把握したあと、瀬戸町通りを散策しながら気になる窯元へ立ち寄り、陶芸体験を楽しむという流れがおすすめ。半日から1日あれば、産地の雰囲気を十分に満喫できます。

陶芸体験ができる会津本郷焼のおすすめ窯元5選

会津本郷焼の産地では、いくつかの窯元でろくろ・手びねり・絵付けなどの陶芸体験を受け付けています。旅の思い出として自分だけの器を作ってみませんか。ここでは体験ができるおすすめの窯元を5か所紹介します。

流紋焼

流紋焼は本郷で最も大きな窯元で、高温の窯の中で釉薬が熔け流れることで描かれる流紋様が特徴です。もともと碍子を作っていた会社で、その釉薬技術を活かして戦後に美術陶芸器部を設け、流れるような釉薬が開発されました。絵付け・手びねり・ろくろ体験が楽しめ、工場内の見学も可能です。

スポット・施設名 流紋焼
営業時間 8:30〜16:30(年中無休)
アクセス JR只見線 会津本郷駅から徒歩/磐越道 会津若松ICから車で約25分
URL http://ryuumon.co.jp/

閑山窯

閑山窯は宝暦年間に初代閑山が作陶を始め、以来280年にわたり作陶を生業としてきた窯元です。青磁、白磁、炭化など種類が多様で、光沢のあるものやないもの、ざらざらした手触りのものなど、形や色も多種多様。急須の茶こしの部分を日本で初めて考案したとも言われています。手びねり体験も受け付けています(要予約)。

スポット・施設名 閑山窯
住所 福島県大沼郡会津美里町字瀬戸町甲3161-1
アクセス JR只見線 会津本郷駅から徒歩約20分/磐越道 新鶴スマートICから車約20分
料金 手びねり1kg 2,000円〜(体験は要予約)

樹ノ音工房

樹ノ音工房は2001年に佐藤大樹・朱音夫妻が開いた窯元で、若々しいモダンな感性の作品と豊富な体験メニューが人気です。カンナで彫ったしのぎ模様の作品や、粉引きの土ものに植物や動物を絵付けした作品が特徴。絵付け・手びねり・ろくろ体験を毎日受け付けています。

スポット・施設名 樹ノ音工房
住所 福島県大沼郡会津美里町字瀬戸町3272-1
営業時間 9:00〜17:00(陶芸体験は9:00〜16:00頃まで/要予約)
アクセス 瀬戸町通りバス停から徒歩3分
URL https://www.kinooto.com/

酔月窯

酔月窯は瀬戸町通り沿いに位置する窯元で、染付や白磁の美しさが印象的な作品を制作しています。繊細な筆使いで器に模様を描く絵付け体験は、集中力と創造力を要しますが、完成したときの達成感はひとしおです。

スポット・施設名 酔月窯
住所 福島県大沼郡会津美里町字瀬戸町3174
営業時間 9:00〜16:30(定休日:毎週火曜日/祝日の場合は営業)
駐車場 あり

陶房 彩里

陶房 彩里は2007年に馬場源次さん・美穂さん夫妻が始めた窯元です。白釉や黒釉など約10種類の釉薬を使って暮らしを彩る優しい雰囲気の作品を作り続けており、会津の郷土玩具・赤べこが顔を出す「赤べこシリーズ」は女性ファンにも人気。ろくろ・手びねり・絵付けの3種類の体験を用意しています。

スポット・施設名 陶房 彩里
住所 福島県大沼郡会津美里町字川原町甲1868-1
営業時間 9:00〜18:00(定休日:不定休)
URL https://www.irori-aizu.jp/

毎年恒例のイベント「会津本郷せと市」

会津本郷せと市は、会津本郷焼の産地で毎年開催される陶器市で、産地最大の賑わいを見せるイベントです。窯元や作家が直接出店し、普段よりお得な価格で器を購入できるチャンスとして、県内外から多くの焼き物ファンが訪れます。

早朝から始まる名物陶器市

せと市は掘り出し物を求めるファンで早朝から賑わう、産地ならではの陶器市です。出店する窯元は普段の販売価格から値引きした商品を並べることが多く、B級品や掘り出し物コーナーが設けられることもあります。開催時期は年によって変動するため、公式情報の事前確認が必要です。

作家との交流と掘り出し物探し

せと市の魅力は価格だけにとどまりません。出店している窯元や作家と直接会話しながら器を選べる点も大きな魅力です。普段は工房で制作に集中している職人たちが店頭に立つため、器の作り方やこだわり、使い方のアドバイスなど、普段は聞けない話を聞く絶好の機会となります。せと市に合わせて周辺の観光スポットを巡る旅程を組むと、会津をより深く楽しめます。

会津本郷焼と一緒に楽しみたい会津の自然・アウトドア

鶴ヶ城

出典;PIXTA

会津本郷焼の窯元めぐりや陶芸体験は、会津地方の豊かな自然やアウトドア体験と組み合わせることで、さらに充実した旅になります。焼き物だけでなく、会津の山々や歴史ある街並みも一緒に楽しんでみましょう。

会津美里町・会津若松周辺のキャンプ場

会津美里町や会津若松市周辺には、豊かな自然の中に設けられたキャンプ場が点在しています。窯元めぐりや陶芸体験を楽しんだあと、そのままアウトドアに移行するプランは旅の充実度をぐっと高めてくれます。自分で作った器をキャンプ場での食事に使うというのも、旅ならではの楽しみ方のひとつ。なっぷでは会津エリアのキャンプ場を多数掲載しているので、旅のプランを立てる際はぜひ活用してみてください。

鶴ヶ城や大内宿など会津の観光スポットと合わせて巡る

会津若松市内には、鶴ヶ城(会津若松城)をはじめ、武家屋敷や飯盛山など歴史的な観光スポットが集中しています。会津本郷地区から車で20〜30分圏内に位置するため、午前中に鶴ヶ城を観光し、午後から会津本郷で窯元めぐりと陶芸体験をするという日帰りプランも無理なく組めます。さらに南に向かえば、江戸時代の宿場町の面影を残す大内宿もあり、歴史と工芸の両方を堪能できる充実のコースになります。

さいごに

出典;PIXTA

会津本郷焼は、約400年の歴史と東北最古の産地というブランドを持ちながら、陶器と磁器の両方を生産する全国でも珍しい個性を兼ね備えた焼き物産地です。瀬戸町通りを散策しながら窯元をめぐり、作家と直接言葉を交わしながら器を選ぶ体験は、どこにも代えがたい豊かさを旅にもたらしてくれます。

陶芸体験で自分の手から生まれた器は、旅の記憶を日常に持ち帰る最高のお土産になります。せと市に合わせて訪れれば、さらに深く産地の熱気に触れることができるでしょう。会津の歴史観光やキャンプと組み合わせて、焼き物の温もりと会津の自然・歴史が重なる旅を、ぜひ計画してみてください。

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※情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
※本記事は、ライティング補助や誤字チェックなどでAIを利用しています。最終的な確認は編集部で行なっていますが、万が一情報に誤りがあった場合はこちらからお問い合わせでください。

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