
稲取細野高原の魅力を徹底解説 秋のすすきと絶景ハイキングガイド
記事の目次
稲取細野高原とは?伊豆半島ジオパークの絶景スポット

出典;PIXTA
細野高原は伊豆半島東海岸に広がる大規模な草原地帯で、雄大な景観と地質学的価値から観光客に人気のスポットです。年間を通じてさまざまな表情を見せてくれます。まずは基本情報をテーブルでご確認ください。
| スポット・施設名 | 稲取細野高原 |
|---|---|
| 住所 | 〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取 |
| アクセス | 伊豆急行「伊豆稲取駅」からタクシーで約15分/国道135号「稲取細野高原看板」より車で約15分 |
| 駐車場 | あり(無料/通常時)※すすきイベント期間中は入山料あり |
| URL | https://www.e-izu.org/inatorihosonokougen/ |
静岡県東伊豆町に広がる125haの大草原
細野高原の総面積はおよそ125ヘクタール(東京ドーム26個分)にも及び、火山に抱かれた動植物の宝庫とも言われています。標高400m付近から821mの三筋山付近まで広がる草原で、すすきの群生地として知られています。頂上からは相模湾と伊豆諸島を一望し、草原と海原があわさるここだけの景色が広がります。
草原は地元や東伊豆町が長年にわたり管理・維持してきた人の手が入った自然です。山焼きなどの伝統的な草地管理が今も続けられており、豊かな生態系と美しい景観が守られています。のびのびと広がる草原の中を歩くと、日常では味わえない開放感を全身で感じられるでしょう。
伊豆半島ジオパークのジオサイト
細野高原は伊豆半島ジオパークのジオサイトのひとつとして知られています。伊豆を代表する大型火山である天城山が河川の侵食で崩壊した後に残った大地であり、周りを囲む三筋山、大峰山、浅間山も侵食に耐えた天城山の一部です。大地の成り立ちをダイナミックに体感できるフィールドです。
下層には「稲取泥流」と呼ばれる水を通しにくい地層があり、そのため湿原が生まれ、貴重な植物が育ち、湧水は飲料水のための水源となっています。草原内には静岡県の文化財に指定されている4ヶ所の湿原(中山1号・2号・桃野・柴原)があり、貴重な湿原植物を観察することができます。自然の美しさと学びを同時に楽しめる点が細野高原ならではの魅力です。
地域が守り続けてきた歴史ある草原
細野高原は、地域住民が何世代にもわたって守り続けてきた誇りある場所です。歴史的には牧草地や農業用の採草地として活用されてきた土地で、その営みが積み重なった結果、現在の美しい草原景観が生まれました。
単なる観光地ではなく、地域の文化と生活が息づく「生きた草原」として、訪れる人々に深い感動を与え続けています。人と自然の共存が形になった稀有なフィールドと言えるでしょう。
秋の主役『黄金のすすき野原』と観賞会の見どころ

出典;PIXTA
細野高原といえば、多くの人がまず思い浮かべるのが秋のすすき景観です。草原全体を覆う黄金色のすすきの穂が風にそよぐ光景は、訪れた人の心に深く刻まれる圧倒的な美しさを誇ります。毎年多くの観光客がこの時期を目指して東伊豆を訪れます。
すすきの見頃はいつ?11月がベストシーズン
細野高原のすすきは、毎年10月から11月にかけて“すすきイベント”が開催され、この時期が観賞のベストシーズンです。11月上旬から中旬は穂が完全に開いて黄金色に輝き、最も美しい状態で観賞できます。標高が高い分、伊豆の温暖な気候の中でもしっかりと秋の深まりを感じられます。
すすきのピークは年によって前後することがあるため、訪問前に公式サイトやSNSで最新情報を確認するのがおすすめです。午前中は朝露をまとったすすきが輝き、夕方近くは斜光に照らされて草原全体が赤みを帯びた金色に染まります。時間帯によって異なる表情を楽しめるのも魅力です。
秋のすすき観賞会の開催時期と料金
細野高原では毎年秋に「すすき観賞会」が開催され、期間中は入山料が設定されます。2024年は11月1日~12月1日、時間は10時~16時(雨天中止)、料金は大人(中学生以上)1,000円(入山料+買物券付)、小人(小学生以下)無料で開催されました。最新年の詳細は東伊豆町観光協会や公式サイトでご確認ください。
期間中は土日祝のみ、伊豆稲取駅前から稲取細野高原行きの路線バスが運行されます(有料)。11人乗り以上の車両はすれ違い困難のため侵入できません。混雑時は公共交通機関の利用や平日訪問を検討するとスムーズです。
相模湾と伊豆諸島を望む絶景ポイント
細野高原の最大の見どころのひとつが、草原越しに広がる相模湾と伊豆諸島の眺望です。天気のよい日には大島や利島などの島々が海上に浮かぶ様子を眺められます。黄金のすすきの穂と青い海、点在する島々が重なる構図は、カメラを持つ人なら思わず夢中になる絶景です。
頂上からは、眼前の稲取の町から河津・白浜海岸・爪木崎へと続く伊豆半島東海岸、背後には西伊豆の山々から天城山の万三郎岳・万次郎岳の峰々へと、360度の眺望を楽しむことができます。晴れた日を狙って訪れると、忘れられない風景に出会えるでしょう。
四季で変わる細野高原の楽しみ方

出典;PIXTA
細野高原の魅力は秋だけにとどまりません。一年を通じてさまざまなアクティビティや自然体験が楽しめるため、リピーターの多いスポットとして知られています。季節ごとの見どころをご紹介します。
山焼きと春の新緑
細野高原の草原環境は、山焼きなどの伝統的な草地管理によって維持されています。枯れたすすきや草を焼くことで、翌春に新しい芽が元気よく育つ環境が整えられます。山焼きの際には草原から立ち上る炎と煙が幻想的な光景を生み出しますが、見学の際は現地の安全ルールを必ず確認してください。
山焼きが終わった春には、大地に新緑が芽吹き始めます。焼け跡から顔を出す若草の鮮やかな緑色は、前年とはまた異なる草原の顔を見せてくれます。春霞の中に広がる柔らかな緑の高原は、秋のすすきとはまた違った穏やかな美しさがあります。
春の山菜狩り(わらび・ぜんまい)
春の細野高原では新緑の中でワラビをはじめとする山菜狩りが楽しめます。4月中旬から5月上旬にかけて「わらび」などの山菜狩りができ、家族連れや山菜好きの方に人気のアクティビティです。採れたての山菜を持ち帰る楽しみは、都市部では味わえない贅沢な体験です。
山菜狩りを楽しむ際は、事前に東伊豆町観光協会などへ入山ルールや採取可能なエリアを確認してください。自然環境を守るために、採りすぎず必要な分だけを持ち帰るマナーが大切です。山菜の旬は天候や気温によって年ごとに変わるため、現地情報を事前にチェックしましょう。
パラグライダーと三筋山ハイキング
細野高原はパラグライダーのフライトエリアとしても知られ、多くのフライヤーが訪れます。高原の開けた地形と安定した風向きが、パラグライダーに適した環境を生み出しています。体験フライトを提供するスクールもあり、初心者でもインストラクターと一緒に空の旅を楽しめます(最新の営業情報は各スクールへご確認ください)。
また、細野高原から三筋山(標高821m)への登山ルートはハイキングコースとしても人気です。整備された道を歩いて山頂を目指すコースは、初心者から経験者まで幅広く楽しめます。三筋山には風車が並び、低い稼働音を響かせながら回っています。標高が高い分涼しく、快適に歩けるのが魅力です。
稲取細野高原へのアクセスと散策の注意点

出典;PIXTA
細野高原は公共交通機関と車の両方でアクセスできますが、高原への道は山道のため事前の準備が重要です。実用的な情報をまとめてご紹介します。
伊豆稲取駅からの車・シャトルバスでのアクセス
電車でのアクセスは伊豆急行線「伊豆稲取駅」が最寄り駅です。駅から細野高原まではタクシーで約15分ほどで、秋のすすきイベント期間中の土日は駅から臨時バスが運行するため公共交通でもアクセスしやすくなっています。シャトルバス料金は片道大人820円です。
車でのアクセスは、国道135号線の稲取温泉「稲取細野高原看板」から車で約15分です。カーナビ設定は「静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3150-3」で細野高原の入り口に着きますが、住所元の「伊豆フライトハウス」は運営と関係ないため連絡はお控えください。
駐車場と入山ルール
会場には約100台分の乗用車駐車場があり、通常時は駐車無料です。すすきイベント期間中は細野高原第2駐車場より先は一般車通行禁止となり、中学生以上は入山料が必要となります。週末は早めの到着を心がけましょう。
・駐車場:通常時は無料(約100台)
・入山料:すすきイベント期間中は中学生以上に必要
・大型車両:11人乗り以上の車両はすれ違い困難のため乗り入れ不可
・ゴミの持ち帰り:ゴミ箱は設置されていないため必ず持ち帰る
・草原内の立ち入り:指定エリア外への立ち入りは禁止
自然環境を守るために、指定のルートや看板の指示に従って行動しましょう。すすきを折ったり持ち帰ったりする行為も景観保護の観点からご遠慮ください。
服装・虫よけなど散策の持ち物
高原の散策には、足元をしっかり保護できるトレッキングシューズまたは運動靴が必須です。草原の中は地面が不均一で、雨上がりはぬかるむ箇所もあります。秋のすすきの時期でも標高が高く風が強い日は体感温度が下がるため、重ね着できる防寒着を持参しましょう。
・服装:長袖・長ズボン、歩きやすい靴
・虫よけ:春〜夏はマダニや蚊が多いため虫よけスプレーを持参
・飲み物・軽食:高原内に売店が少ないため余裕を持って準備
・雨具:山の天気は変わりやすいため折りたたみ傘やレインウェア
・日焼け止め・帽子:遮るものがなく紫外線が強い
スマートフォンの地図アプリは電波が届きにくい場所もあるため、事前にマップをダウンロードしておくか、現地の案内看板を活用してください。
細野高原とあわせて楽しみたい東伊豆のアウトドア&宿泊

出典;PIXTA
細野高原の訪問をさらに充実させるために、東伊豆エリアの周辺スポットや宿泊施設と組み合わせた旅を計画してみましょう。アウトドア好きにも温泉好きにも満足できる選択肢が揃っています。
東伊豆エリアのキャンプ場・グランピング
東伊豆エリアには、細野高原の訪問とセットで楽しめるキャンプ場やグランピング施設が点在しています。海を望む高台のサイトや、森に囲まれた静寂なフィールドなど、スタイルはさまざまです。なっぷでは東伊豆エリアの予約可能なキャンプ場・グランピング施設を一覧で検索できます。
グランピング施設は設営不要でアウトドアの非日常感を味わえるため、初心者やカップル・ファミリーにも人気です。すすき観賞会の時期は施設も混み合うため、早めの予約が賢明です。
稲取温泉で1日の疲れを癒す
細野高原から程近い稲取温泉は、太平洋を見渡す露天風呂を持つ旅館やホテルが集まる温泉地です。稲取漁港はキンメ漁を専門に行う歴史ある町で、稲取の名物である稲取キンメ(金目鯛)を味わえる宿も多く、旅の締めくくりに最適です。
日帰り入浴を受け付けている施設もあるため、宿泊しなくても温泉を楽しめます。細野高原でたっぷり歩いた後に温泉で体をほぐし、新鮮な魚介料理に舌鼓を打つ東伊豆ならではの旅のルーティンは、多くのリピーターに支持されています。
モデルコース例:1泊2日の絶景アウトドア旅
東伊豆を最大限に楽しむ1泊2日のモデルコースをご提案します。すすき観賞会の時期は宿の予約が早期に埋まりやすいため、旅行計画は早めに動き始めることをおすすめします。
・1日目午前:伊豆稲取駅着→細野高原へ移動→すすき散策・三筋山ハイキング
・1日目午後:絶景ポイントで写真撮影→稲取温泉の宿にチェックイン
・1日目夜:金目鯛料理を味わいながら温泉でゆったり過ごす
・2日目午前:朝の温泉入浴→稲取漁港周辺で海鮮グルメを楽しむ
・2日目午後:東伊豆の海岸線ドライブ→帰路へ
さいごに

出典;PIXTA
稲取細野高原は、秋のすすき景観を筆頭に、山焼き・山菜狩り・パラグライダー・ハイキングと、一年を通じて豊かなアウトドア体験を提供してくれる伊豆随一の自然スポットです。伊豆半島ジオパークのフィールドとして地球の歴史も感じられる場所であり、観光・学び・アクティビティのすべてが揃っています。
特に秋のすすき観賞会の時期は、黄金の草原と相模湾の絶景が重なる感動的な光景を目の当たりにできます。混雑対策や服装の準備をしっかり整えたうえで、ぜひ訪れてみてください。稲取温泉の宿でゆっくり泊まり、東伊豆の海の幸も合わせて楽しめば、旅の満足度はさらに高まるでしょう。なっぷでは東伊豆エリアのキャンプ場やグランピング施設を多数掲載していますので、宿泊の予約にもぜひお役立てください。
※情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
※本記事は、ライティング補助や誤字チェックなどでAIを利用しています。最終的な確認は編集部で行なっていますが、万が一情報に誤りがあった場合はこちらからお問い合わせでください。






