2026/07/14
兵庫県香美町を代表するブランド牛「但馬牛(たじまうし)」。
ハチ北高原では毎年夏休みの期間中(7月18日〜8月31日)、赤ちゃんをお腹に妊娠している但馬牛のお母さんたちを広いゲレンデに放牧する「大笹牧場」がオープンします。
涼しい風が吹き抜けるゲレンデにやってくる牛たち。
トラックから降りると、目の前に広がる青々とした大好物の草に大喜びで駆け寄ります。
広大なスキー場でのびのびと過ごすこの放牧は、実は牛にとっても高原にとっても、とても素敵な「共生関係」で成り立っています。
【POINT①】スキー場の「草刈り」を牛たちが担当
牛たちがゲレンデの草を綺麗に食べてくれることで草刈りの手間が省け、ゲレンデ整備に役立ちます。
【POINT②】広々とした高原で「健やかな安産」へ
お腹に赤ちゃんを抱えた牛たちにとって、アップダウンのあるゲレンデを自由にのびのびと歩くことは最高の運動に。
ストレスから解放され、元気な仔牛を産むための健やかな体づくりに繋がっています。
豊かな緑のなか、マイナスイオンを浴びながらのんびり草を食む但馬牛たち。
出産を間近に控えた彼女たちの、ゆったりとした優しい時間に触れてみませんか?
場所は、ハチ北高原スキー場「アルペンリフト」の乗り口前。
もののけの森 グリーンパークハチ北へ向かう道中に位置しているため、行き帰りの際に立ち寄るスポットとしても最適です。
牧場の脇には見学者用の歩道スペースも整備されており、間近で但馬牛の凛々しくも優しい姿を観察することができます。
(※驚かせないよう静かに見守ってあげてくださいね。)
ハチ北高原がスキー場として開発される遥か昔、この地は山奥の静かな農村でした。
当時、農作業を黙々と手伝ってくれる牛は、人々にとって家族同様の、切っても切れない大切なパートナー。
実は明治7年には、すでにハチ北に「兵庫県営牧場」が造られており、夏場には現在の野間ゲレンデ周辺で盛んに放牧が行われていた歴史があります。
時代の流れとともに耕運機が導入され、農耕牛としての役割は薄れ、昭和42年のスキー場開業に合わせる形でかつての牧場は一度姿を消しました。
しかし今、こうして形を変えて「スキー場のゲレンデを牛たちが耕す(草を刈る)」という形で、ハチ北と牛との絆は現在も温かく受け継がれています。
ぜひ今年の夏は、ハチ北高原で優しい時間が流れる放牧の風景を体験してください。
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