瀬戸内海に面した香川県は、美しい自然と歴史ある文化が融合した魅力的な観光地です。讃岐うどんで有名な香川ですが、実は家族で楽しめるスポットから歴史を感じられる名所まで、遊ぶところが盛りだくさん！海の絶景を楽しめる水族館や、子どもたちが大喜びする体験施設、日本の美を感じられる庭園など、多彩な魅力であふれています。今回は香川県で絶対に訪れたいおすすめスポット10選をご紹介します。定番の人気観光地から知る人ぞ知る穴場まで、香川旅行を計画中の方必見の情報をお届けします。きっとあなたの香川旅行が素敵な思い出になるはずです。

香川には遊べるところがたくさん！

香川県は四国の玄関口として親しまれ、コンパクトながら多彩な魅力を持つ県です。瀬戸内海の美しい島々を眺められる絶景スポットから、歴史ある城郭や庭園、現代的な水族館まで、様々なジャンルの遊ぶところが点在しています。特に家族連れには嬉しい体験型施設が充実しており、子どもから大人まで一日中楽しめるスポットが豊富です。また、香川といえば讃岐うどんですが、うどん作り体験ができる施設もあり、グルメと観光を同時に満喫できるのも魅力の一つ。交通アクセスも良好で、車でも電車でも気軽に各スポットを巡ることができます。今回ご紹介する10のスポットは、香川の多様な魅力を存分に味わえる選りすぐりの場所ばかりです。

香川で遊ぶところ10選

四国水族館

出典；PIXTA

2020年にオープンした「四国水景」をテーマにした次世代型水族館です。瀬戸内海や太平洋、鳴門海峡の渦潮、清流四万十川など、四国ならではの水中世界を約400種1万4,000点の生き物たちで再現しています。特に見どころは、太平洋エリアの壁一面の大水槽「綿津見の景」と、1日3回行われるイルカプレイングタイムです。この特別プログラムでは、美しい海を背景にイルカたちが躍動する幻想的な光景を楽しめます。また、世界三大潮流の一つである鳴門の渦潮を再現した「渦潮の景」も迫力満点で、香川の自然の美しさを五感で体感できる施設です。

国営讃岐まんのう公園

出典；PIXTA

名勝満濃池のほとりに広がる四国唯一の国営公園で、約350ヘクタールの広大な敷地を誇ります。年間を通して季節の花々が楽しめ、春のチューリップやネモフィラ、夏のひまわり、秋のコキアとコスモス、冬の幻想的なイルミネーションなど、訪れる時期によって異なる美しさを堪能できます。芝生広場では家族でのんびりピクニックを楽しめ、大型遊具やサイクリングコース、里山を復元した自然生態園など、子どもから大人まで一日中楽しめる施設が充実しています。特に冬のイルミネーションイベント「ウィンターファンタジー」は65万球のLEDで園内が光に包まれ、夜景遺産にも認定された美しさです。

さぬきこどもの国

出典；PIXTA

高松空港に隣接する広大な敷地にある香川県唯一の大型児童館です。わくわく児童館を中心に、美術工房、音楽工房、科学工房、コンピューター工房の4つの工房があり、様々な創作体験が楽しめます。屋外には竜をイメージしたチューブ型の大型遊具や、夏季には水遊びができる「ミルキーウェイ」があり、子どもたちに大人気です。YS-11型航空機の展示もあり、実際に操縦席に座ることができるため、飛行機好きのお子さんには特におすすめです。入園料が無料なのも嬉しいポイントで、プラネタリウムや貸し自転車など一部有料施設もありますが、ほとんどの体験が無料で楽しめます。

中野うどん学校 高松校

出典：中野うどん学校 高松校

讃岐うどんの本場香川で、うどん作りを一から体験できる人気の施設です。粉を練るところから始まって、手でこねて足で踏み、麺棒で伸ばして包丁で切るまで、約50分でうどん作りの全工程を楽しく学べます。ユニークな「うどんティーチャーズ」が指導してくれるので、初心者でも安心して参加できます。作ったうどんはその場で試食でき、自分で打った讃岐うどんの美味しさは格別です。卒業時には秘伝帳、麺棒、古地図が描かれた掛け軸の卒業証書がもらえるのも記念になります。併設されているカフェでは、香川名物の和三盆を使ったソフトクリームも味わえ、讃岐の味を満喫できます。

とらまるパペットランド（とらまる公園）

出典：とらまるパペットランド（とらまる公園）

東かがわ市にある日本で唯一の人形劇のテーマパークです。「人形劇場とらまる座」では全国のプロ人形劇団による定期公演が行われ、年間公演数・観客動員数ともに日本一を誇ります。「とらまる人形劇ミュージアム」では様々な人形を実際に触って操ることができ、人形劇の世界を体験できます。小さなお子様には「ミニチュア児遊館」がおすすめで、ヨーロッパの建物を2分の1サイズで再現したおとぎの国のような空間で自由に遊べます。とらまる公園内には大型遊具や芝生広場もあり、ピクニックも楽しめます。毎年10月には「とらまる人形劇カーニバル」が開催され、全国の人形劇団が集まる賑やかなお祭りが催されます。

讃岐おもちゃ美術館

出典：讃岐おもちゃ美術館

高松中央商店街にある体験型の木育施設で、2022年にオープンした注目スポットです。香川の伝統工芸である高松張子、讃岐かがり手まり、香川漆器、庵治石などを使った遊具やおもちゃが館内各所に配置され、子どもたちが本物の工芸品に触れながら遊べます。特に人気なのは「うどん屋さんごっこ」のコーナーで、木製のうどんを作って天ぷらをトッピングする体験ができます。0歳から100歳まで楽しめる設計で、世界に誇る庵治石のゆりかごや木のたまごプールなど、ここでしか体験できない遊びが満載です。併設のカフェでは香川の旬の野菜を使った体に優しいメニューが味わえ、ミュージアムショップでは讃岐の工芸品やおもちゃを購入できます。

栗林公園

出典；PIXTA

国の特別名勝に指定されている日本屈指の回遊式大名庭園です。文化財庭園としては日本最大の広さを誇り、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで最高評価の三ツ星を獲得した世界的に評価の高い庭園です。約400年前から歴代高松藩主によって築かれた庭園は「一歩一景」と称され、歩くたびに移りゆく美しい景観を楽しめます。園内には6つの池と13の築山があり、黒松を中心とした1,400本もの見事な松が配置されています。春の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉など四季折々の美しさを堪能でき、特に早朝の静寂な庭園は格別の美しさです。茶室「掬月亭」では抹茶を楽しみながら庭園を眺めることができ、和船による南湖周遊も人気です。

丸亀城

出典；PIXTA

築城400年余りの歴史を誇る「石垣の名城」として知られ、全国に現存する木造天守十二城の一つです。内堀から天守にかけて積み重ねられた石垣は「扇の勾配」と呼ばれる美しい曲線を描き、その総高60メートルは日本一を誇ります。白亜の三層三階の木造天守は国指定重要文化財で、現存天守の中では最も小さくかわいらしい姿が印象的です。天守からは瀬戸内海や瀬戸大橋、讃岐富士の絶景を一望できます。重要文化財である大手一の門（太鼓門）では時太鼓の打ち鳴らし体験もでき、歴史を肌で感じることができます。毎年秋には「丸亀キャッスルロード」として美しい石垣がライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な丸亀城を楽しめます。

道の駅 小豆島オリーブ公園

出典；PIXTA

日本のオリーブ発祥の地である小豆島に位置する、オリーブをテーマにした道の駅です。瀬戸内海を見下ろす小高い丘に約2,000本のオリーブ畑が広がり、まるで地中海のような美しい景色を楽しめます。園内のシンボルである白いギリシャ風車は絶好のフォトスポットで、実写映画「魔女の宅急便」のロケセットである「雑貨コリコ」も人気です。オリーブ記念館では魔法のほうきを無料で借りて写真撮影ができ、インスタ映えする一枚が撮れます。カフェ「オリヴァス」では小豆島産オリーブオイルを使った料理が味わえ、ミュージアムショップでは約15種類の小豆島産オリーブオイルをはじめとする特産品が購入できます。併設の「サン・オリーブ温泉」では旅の疲れを癒すこともできます。

父母ヶ浜（ちちぶがはま）

出典；PIXTA

三豊市にある約1kmのロングビーチで、干潮時の夕暮れに「日本のウユニ塩湖」のような絶景写真が撮れると話題の海岸です。2018年にはじゃらんの「夕日絶景ランキング」で全国1位に選ばれ、「日本の夕陽百選」にも選定されています。潮が引いた砂浜にできる潮だまりに空や人物が映り込み、まさに天空の鏡のような幻想的な光景を楽しめます。ベストタイミングは干潮時間と夕日が重なる時間帯で、風のない穏やかな日により美しいリフレクション写真が撮影できます。撮影のコツは地面スレスレの低いアングルから撮ることで、誰でも簡単にSNS映えする写真が撮れます。周辺にはおしゃれなカフェや宿泊施設も充実しており、瀬戸内の絶景を満喫できる注目のスポットです。

香川の遊ぶところを満喫！

香川県にはここでご紹介した10のスポット以外にも、まだまだたくさんの魅力的な場所があります。瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれた香川は、一年を通していつ訪れても楽しめる観光地です。歴史と伝統を感じられる名所から、最新の施設、インスタ映えする絶景スポットまで、幅広い年代の方が楽しめる多様性が香川の大きな魅力です。また、各スポット間のアクセスも良好で、効率よく複数の場所を巡ることができるのも嬉しいポイント。香川のソウルフードである讃岐うどんを味わいながら、それぞれの場所で異なる体験や発見を楽しんでください。きっと香川の温かい人々との出会いも含めて、心に残る素敵な旅の思い出を作ることができるでしょう。ぜひ次の休日は香川県を訪れて、この記事でご紹介したスポットを巡ってみてくださいね。