九州には美味しいグルメがたくさん！

九州には、個性あふれるご当地グルメが勢揃いしています。海や山に囲まれた地理的特性から、海鮮や肉料理、野菜などの食材も豊富で、地元の食材をふんだんに使った料理が多いのが特長です。例えば福岡の「博多ラーメン」は全国的にも知名度が高く、こってりとした豚骨スープがクセになる味。熊本では馬刺し、大分ではとり天といったユニークな名物が並び、県ごとに食べ歩きが楽しめます。また、B級グルメとして親しまれる料理も多く、地元民の日常に根差した味を楽しめるのも九州グルメの醍醐味。食通も唸るラインナップで、旅の思い出に彩りを添えてくれます。お腹も心も満たされる、それが九州の食の魅力です。

九州のおすすめグルメ5選

元祖ラーメン長浜家

出典：食べログ

福岡市中央区にある「元祖ラーメン長浜家」は、博多ラーメン文化の象徴とも言える老舗ラーメン店。ここで味わえるのは、豚骨スープが香るシンプルで奥深い一杯。白濁したスープは見た目に反してあっさりとしつつもコクがあり、極細ストレート麺との組み合わせが絶妙です。テーブルには紅しょうがやゴマ、辛味タレなどが置かれており、自分好みに味変ができるのも楽しみのひとつ。地元では「ガンナガ（元長）」の愛称で親しまれており、朝・昼・晩どの時間帯でも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。特筆すべきは24時間営業という点で、深夜でもラーメンが食べられる福岡らしい文化を象徴しています。観光で訪れた際にも、飲みの締めや朝ラーメンとしても重宝される存在。価格も良心的で、ワンコインからの注文が可能です。老舗ながら肩肘張らずに味わえる本場の味を、ぜひ現地で体感してください。

Stamina本舗 Kaya 佐世保バーガー

出典：食べログ

長崎県佐世保市のご当地グルメといえば、やはり外せないのが「佐世保バーガー」。なかでも地元で高い知名度を誇るのが「Stamina本舗 Kaya（伽哩）」です。ふんわりとした特製バンズに、新鮮な野菜、ジューシーなパティ、トロトロの半熟卵、チーズやベーコンなどを豪快にサンドしたバーガーはボリューム満点。素材の組み合わせは自由度が高く、スペシャルバーガーやチキンカツ入りなど、バリエーションも豊富に揃っています。価格は500〜700円台と手頃で、ワンハンドでしっかりお腹を満たせるのが魅力。地元では学生から大人まで幅広く支持されており、観光客にも人気の定番スポットです。注文後に一つひとつ丁寧に手作りされるため、出来立ての温かみある味が楽しめます。お天気のいい日は、テラス席で海風を感じながら頬張るのもおすすめ。佐世保を訪れたなら、ぜひ本場のご当地バーガーを体験してみてください。

おぐら本店

出典：食べログ

宮崎県のご当地グルメといえば、真っ先に思い浮かぶのが「チキン南蛮」。なかでも「おぐら本店」は、その元祖的存在として地元民や観光客から広く愛されている名店です。名物のチキン南蛮は、大ぶりな鶏もも肉をカラッと揚げ、甘酢ダレにじっくりと漬け込んだ一品。その上に、たっぷりと乗せられた自家製タルタルソースが絶妙に絡み、ひと口ごとに満足感が広がります。ごはんとの相性も抜群で、ライス付きのセットが定番スタイル。お昼だけでなく夜も提供しており、「昼でも、夜でもランチ」や「ビジネスセット」など、ボリューム満点のメニューも人気です。サクサク＆ジューシーな食感に、濃厚なのに飽きのこない味わいは、県外からわざわざ食べに来る人がいるほど。洋食風の上品な店内も居心地がよく、観光ついでに立ち寄るのにぴったりな一軒です。宮崎に来たなら、元祖チキン南蛮の味をぜひ一度体験してみてください。

美味なかよし

出典：食べログ

「とり天」は大分県を代表する郷土料理のひとつで、全国的にも知名度を高めつつある人気メニューです。その中でも地元民に高い支持を得ているのが、大分市東春日町にある「美味なかよし」。店名どおりの親しみやすさと、家庭的な温かみが魅力の定食屋さんです。看板メニューの「とり天定食」は、ジューシーな鶏もも肉をカラッと揚げ、特製の酢醤油と薬味でさっぱりといただくスタイル。衣は軽く、サクサク食感が心地よく、ごはんが進む味付けがクセになります。見た目以上のボリュームがありながら、価格は900円とお手頃なのも嬉しいポイント。小鉢や味噌汁がセットになっており、栄養バランスも◎。地元のサラリーマンや学生にも人気で、ランチタイムには行列ができることもしばしば。土日が定休日のため、訪問は平日を狙うのがおすすめです。大分のローカル感と味の深さを体感したい人には、ぜひ訪れてほしい一軒です。

むつ五郎

出典：食べログ

熊本を訪れたら一度は食べたい名物、それが「馬刺し」。中でも老舗の郷土料理店「むつ五郎」は、上質な馬肉料理を堪能できる名店として知られています。提供される馬刺しは、赤身の「霜降り馬刺し」やたてがみ部分の「馬コーネ刺し」、珍しい「馬タン刺し」や「馬心臓刺し」など、部位ごとの食感や旨みの違いを味わえる本格的なラインナップ。なかでも人気の「霜降り馬刺し」は、口の中でとろけるような脂と赤身のバランスが絶妙で、日本酒や焼酎との相性も抜群です。料理は一皿ずつ丁寧に盛り付けられ、見た目にも美しい仕上がり。観光客はもちろん、地元の食通にも愛される理由が随所に感じられます。落ち着いた和の空間でいただく馬肉料理は、特別なひとときを演出してくれます。営業時間は夜のみのため、観光の締めくくりに訪れるのがベスト。馬刺しの本場・熊本ならではの味わいを、ぜひ「むつ五郎」で体験してみてください。

九州でグルメ旅を満喫しよう！

九州には、各地の風土と文化が育んだ個性豊かなご当地グルメが揃っています。福岡の元祖豚骨ラーメンから始まり、長崎の佐世保バーガー、宮崎のチキン南蛮、大分のとり天、そして熊本の馬刺しまで、どれもがその地域で長く愛され続けてきた“本物の味”ばかり。観光名所を巡るだけでなく、こうしたローカルフードを味わうことで、より深くその土地の魅力を体感することができます。今回ご紹介した5つの名店は、味はもちろん、雰囲気や価格帯、地元とのつながりも含めておすすめできるスポットばかりです。旅の途中でふらりと立ち寄れる気軽さと、思い出に残る満足感が両立しているのが九州グルメの魅力。食べ歩きやご当地グルメ巡りを目的に旅行計画を立てるのも、きっと楽しい時間になるでしょう。