鳴門日帰りのおすすめ観光モデルコースを紹介

今回ご紹介する鳴門日帰りモデルコースは、海とアート、そしてグルメをテーマにした充実の1日旅。午前は「渦の道」で世界最大級の渦潮を真上から体感し、午後は「大塚国際美術館」で世界の名画を満喫。夕方には「大麻比古神社」で静かな時間を過ごし、夜は「鳴ちゅるうどん」や「鳴門鯛」など地元の味覚を食べ歩きで堪能します。

自然の迫力と芸術の感動、そして郷土料理の温かみを1日で楽しめるのがこのコースの魅力。観光スポットがコンパクトにまとまっているため移動もしやすく、初めて鳴門を訪れる方にもおすすめです。

鳴門観光日帰りモデルコース

午前：大鳴門橋の真上にある「渦の道」を歩き、迫力ある渦潮を間近で観賞

出典：PIXTA

鳴門観光のスタートは、世界最大級の渦潮を真上から見下ろせる人気スポット「渦の道」へ。大鳴門橋の橋桁下、海上45mに設けられた全長約450mの遊歩道は、足元がガラス張りになっており、真下で巻く渦潮をダイナミックに観賞できます。轟音とともに目の前で渦を巻く水流は、まさに自然が生み出す芸術。

渦の大きさは潮の干満によって変化するため、訪れる前に潮見表をチェックしておくのがベスト。展望室からは鳴門海峡や淡路島まで望め、スリルと絶景の両方を満喫できます。晴れた日には光が反射して水面が輝き、写真映えも抜群。鳴門の海のパワーを全身で感じられる、忘れられない午前の体験です。

午後：鳴門公園で海の幸ランチ＆大塚国際美術館で世界の名画を満喫

出典：阿波ナビ

午前中に「渦の道」で自然の迫力を体感したあとは、鳴門公園周辺のレストランでランチタイム。鳴門鯛やわかめなど、瀬戸内の海の恵みをふんだんに使った和食が人気で、新鮮な刺身定食や鯛めしを味わいながら、美しい海を眺める贅沢なひとときを過ごせます。

昼食後は、日本最大級の常設展示スペースを誇る「大塚国際美術館」へ。世界26カ国・約1,000点の名画を陶板で原寸大に再現した圧巻の美術館で、ミケランジェロの『最後の審判』やモネの『睡蓮』など、誰もが知る名画が一堂に並びます。館内は全長約4kmと広く、まるで世界の美術館を旅するような感覚に。カフェでは名画をモチーフにしたスイーツも楽しめ、アートと癒しに包まれる午後のひとときが過ごせます。

夕方：古社の趣あふれる「大麻比古神社」で心静かに参拝

出典：PIXTA

午後のアート鑑賞を終えたら、鳴門市大麻町にある由緒正しい古社「大麻比古神社（おおあさひこじんじゃ）」へ。地元では「おおあささん」と呼ばれ親しまれるこの神社は、交通安全や厄除け、航海の守護神として古くから信仰を集めています。境内には樹齢千年を超えるといわれるご神木の大楠がそびえ、訪れる人々をやさしく見守るように立つ姿が印象的です。

参道を歩けば、杉の香りに包まれた神聖な空気に心が洗われるよう。夕方の柔らかな光が差し込む時間帯は、特に神社全体が幻想的な雰囲気に包まれます。旅の安全を祈願しながら、静かな自然と伝統の調和を感じられるひととき。喧騒を離れ、心穏やかに過ごす鳴門の夕暮れを堪能しましょう。

夜：鳴門の名物グルメを食べ歩きで満喫

出典：鳴門市うずしお観光協会

鳴門観光の締めくくりは、地元の味覚を楽しむ食べ歩きタイム。市内中心部や鳴門駅周辺には、地元食材を使った飲食店や土産店が立ち並び、夜の散策にもぴったりです。まず味わいたいのは、鳴門のソウルフード「鳴ちゅるうどん」。細めでやわらかい麺と優しい出汁の味わいが特徴で、夜でも軽く楽しめる一杯です。

さらに、潮の流れに育まれた「鳴門鯛」の刺身や鯛めし、鳴門わかめを使った料理も絶品。食後のデザートには、鳴門金時を使ったスイートポテトやカステラをどうぞ。素材の甘みが引き立つ鳴門らしいスイーツは、お土産にも人気です。地元の味と人の温かさに触れながら、鳴門の夜をゆったりと締めくくりましょう。

日帰りで鳴門観光を満喫しよう！

雄大な自然と芸術、そして美味しいグルメが一度に味わえる鳴門は、日帰りでも十分に満足できる魅力あふれるエリアです。「渦の道」で自然の力強さを体感し、「大塚国際美術館」で世界の名画に触れたあとは、古社「大麻比古神社」で心を整え、夜は地元の味覚を堪能。旅の流れの中で、鳴門の多彩な表情を感じることができます。

海と風、そして人の温かさが織りなす鳴門の魅力は、訪れるたびに新しい発見をもたらしてくれるはず。次は潮の満ち引きに合わせて渦潮の迫力を再び味わったり、季節の花々やイベントに合わせて訪れてみるのもおすすめです。心に残る絶景と温かな思い出を胸に、また鳴門の海と空に会いに行きたくなる、そんな旅になるでしょう。