福山には遊べるところがたくさん！

福山市は中四国地方のほぼ中央に位置し、山陽新幹線の停車駅でもあるアクセス抜群の観光都市です。福山の魅力は何といってもその多様性にあります。JR福山駅北口から徒歩わずか5分の場所にそびえる福山城は、まさに駅から一番近いお城として親しまれており、福山観光の出発点として最適です。また、瀬戸内海に面した立地を活かした鞆の浦は、江戸時代から続く「潮待ちの港」として栄えた歴史ある港町で、映画やドラマのロケ地としても有名です。福山はばらのまちとしても知られ、春になると市内各所でバラが美しく咲き誇ります。さらに、テーマパークから博物館、国宝を有する歴史ある寺院まで、幅広いジャンルの観光スポットが点在しており、一日では回りきれないほど見どころが豊富です。

福山で遊ぶところ8選

みろくの里

出典；PIXTA

みろくの里は福山市藤江町にある三世代で楽しめるテーマパークです。20種類以上のアトラクションを備えた遊園地エリアをはじめ、昭和30年代の街並みを忠実に再現した「いつか来た道」、実物大の恐竜が展示された「ダイナソーパーク」など、多彩なエリアが魅力です。特におすすめは後ろ向き座席も楽しめるジェットコースターで、一つのアトラクションで二度の楽しさが味わえます。夏はレジャープール、冬はイルミネーションイベントも開催され、一年を通して家族連れに人気のスポットです。のんびりした雰囲気の中で、昭和レトロな世界観に浸りながら、三世代みんなで素敵な思い出が作れます。福山西ICから車で約20分とアクセスも良好で、広い無料駐車場も完備されています。

福山城

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福山城は1622年に徳川家康のいとこである水野勝成によって築城された、江戸時代建築最後の名城です。JR福山駅北口から徒歩わずか5分という立地で、「日本一新幹線の駅から近いお城」として親しまれています。2022年にリニューアルオープンした福山城博物館では、最新のデジタル技術を駆使した体験型展示が充実しており、一番槍レース体験や火縄銃体験など、エンターテイメント性の高い展示が楽しめます。特に注目すべきは、全国で唯一復元された天守北側壁面の鉄板張りです。国の重要文化財である伏見櫓や筋鉄御門も必見で、春には約300本のソメイヨシノが咲く桜の名所としても知られています。福山の歴史と文化を深く学べる、福山観光の中核となるスポットです。

福山市立動物園

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福山市立動物園は福山駅から北西15kmの自然豊かな立地にある動物園で、日本で唯一ボルネオゾウを展示していることで知られています。約58種520点の動物が飼育されており、キリン、ライオン、ペンギンなど人気の動物たちと出会えます。特に「ふれあい動物ゾーン」では、小さな子どもたちが動物と直接触れ合える貴重な体験ができます。週末にはエサやり体験などの楽しいイベントが開催され、夏季限定の夜間開園では、昼間とは違った動物たちの夜の行動を観察できる特別な体験も楽しめます。15歳未満は入園無料という家族にやさしい料金設定も魅力的です。700台の無料駐車場完備で、一日中ゆっくりと動物たちとの時間を過ごせる福山の人気スポットです。

鞆の浦

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鞆の浦は瀬戸内海国立公園の景勝地として知られる歴史ある港町で、江戸時代から「潮待ちの港」として栄えてきました。常夜燈や雁木、波止場など江戸時代の港湾施設が今も残る貴重な場所で、その美しい景観は映画「崖の上のポニョ」の構想地としても有名です。石畳の路地や古い町家が織りなす風情ある街並みを散策しながら、歴史を感じることができます。対岸には「仙人も酔ってしまうほど美しい島」と名付けられた仙酔島があり、市営渡船で気軽に渡ることができます。また、坂本龍馬ゆかりの「いろは丸事件」の舞台としても知られ、歴史ファンにとっても見逃せないスポットです。保命酒などの特産品やグルメも楽しめ、瀬戸内海の絶景とともに心に残る時間を過ごせます。

福山自動車時計博物館

出典：Wikipedia

福山自動車時計博物館は「のれ・みれ・さわれ・写真撮れ」をモットーとする全国でも珍しい体験型博物館です。T型フォードやダットサンなど戦前の貴重な自動車から、バタンコと呼ばれた三輪車まで、国内外の往年のクラシックカーを間近で見学できます。さらに驚くべきは、これらの貴重な展示車両に実際に乗車して写真撮影ができることです。館内には江戸時代の和時計から西洋の掛け時計まで、様々な時代の時計も展示されており、時の流れと技術の進歩を感じることができます。館外にはボンネットバスや消防車なども展示され、年4回開催される貴重なボンネットバスの試乗会も大人気です。屋根の上の時計台が目印で、福山駅北口から徒歩12分とアクセスも良好な、ノスタルジックな気分に浸れる特別なスポットです。

ふくやま美術館

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ふくやま美術館は福山城公園内にある都市型・公園型美術館で、緑豊かな環境の中でアートを楽しむことができます。イタリアを中心とした20世紀ヨーロッパの美術や、岸田劉生、安井曾太郎など日本の近代洋画家の作品、瀬戸内ゆかりの画家の作品を中心に展示しています。特に岸田劉生の《麗子十六歳之像》は必見の作品です。美術館正面に立つ真っ赤な「愛のアーチ」は福山美術館のシンボルとなっており、多くの来館者が記念撮影を楽しんでいます。館内からは美しい庭園を眺めることができ、アート鑑賞と自然の美しさを同時に味わえる贅沢な空間です。教育普及活動にも力を入れており、ワークショップや講座なども定期的に開催され、地域に根ざした文化の拠点として親しまれています。

福山ばら公園

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福山ばら公園は「ばらのまち福山」を代表する美しい公園で、約1万5000平方メートルの園内に670種7000本ものバラが植えられています。毎年5月中旬の福山ばら祭りのメイン会場として知られ、色とりどりのバラが咲き誇る光景は圧巻です。春と秋の見頃の時期には、甘い香りに包まれた園内で、世界各国の美しいバラを鑑賞できます。園内には様々な品種のバラが系統立てて植えられており、バラの歴史や種類について学びながら散策を楽しめます。また、緑町公園のばら花壇と合わせて福山市内のばら巡りを楽しむこともできます。入園無料で気軽に訪れることができ、バラの美しさと香りに包まれながら、福山ならではの特別な時間を過ごせる癒しのスポットです。市街地中央部にあるためアクセスも良好です。

明王院

明王院は807年（大同2年）に弘法大師空海によって開基されたと伝えられる真言宗大覚寺派の古刹です。境内にある本堂と五重塔は共に国宝に指定されており、広島県内7つの国宝のうち2つがここに集まる貴重なスポットです。鎌倉時代末期に再建された本堂は和様と唐様を用いた折衷様式で、この様式としては現存する最古の建物として歴史的価値が非常に高く評価されています。1348年に建立された五重塔は全国の国宝塔の中でも5番目の古さを誇り、朱色に塗られた美しい姿は必見です。愛宕山中腹に位置し、眼下には芦田川を見渡すことができる素晴らしい立地にあります。江戸時代には水野勝成をはじめとする福山藩主の庇護を受け、福山の歴史と深い関わりを持つ寺院として親しまれています。

福山の遊ぶところを満喫！

福山には古き良き日本の伝統と現代の魅力が見事に調和した、多彩な観光スポットが充実しています。国宝を有する歴史深い明王院から最新の体験型展示が楽しめる福山城博物館、家族みんなで楽しめるみろくの里、風情ある港町鞆の浦まで、一つの都市でこれほど多様な体験ができる場所は珍しいでしょう。特に福山は交通アクセスが良好で、新幹線でのアクセスはもちろん、各スポット間の移動も比較的スムーズです。春にはばらが美しく咲き誇り、「ばらのまち福山」の魅力を存分に感じることができます。また、瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれ、一年を通して観光を楽しめるのも福山の大きな魅力です。今回ご紹介した8つのスポットを巡れば、福山の歴史、文化、自然、グルメ、エンターテイメントのすべてを体験できます。きっと福山の奥深い魅力に魅了され、また訪れたくなることでしょう。