ヒメマス

東北2泊3日の観光モデルコースを紹介!定番スポットから穴場まで巡る完全ガイド

雄大な自然と歴史ロマンが息づく東北地方。2泊3日あれば、松島や奥入瀬渓流といった絶景スポットから、城下町の風情が残る角館、歴史ある中尊寺金色堂まで、東北の魅力を存分に味わえます。東北新幹線や在来線を活用すれば、効率よく複数県を周遊できるのも東北観光の醍醐味。温泉地も豊富で、旅の疲れを癒しながら郷土料理を堪能できます。今回は東北を2泊3日で巡る観光モデルコースをご紹介。仙台をスタート地点に、日本三景の松島、世界遺産の平泉、青森の自然美を効率的に回るルートを詳しく解説します。定番の名所から知る人ぞ知る穴場まで、東北の魅力を凝縮したプランで、思い出に残る旅を実現しましょう。

東北2泊3日のおすすめ観光モデルコースを紹介

東北2泊3日の観光モデルコースは、仙台を起点に宮城・岩手・青森の3県を巡る周遊プランがおすすめです。1日目は宮城県内で松島観光と仙台グルメを満喫し、2日目は岩手県平泉の世界遺産を訪れた後、青森県十和田湖方面へ移動します。3日目は奥入瀬渓流の大自然を体感してから帰路につくという、東北の魅力を凝縮したルートです。このコースの特徴は、海の絶景、歴史文化、山の自然美という東北の三大魅力をバランスよく楽しめる点にあります。東北新幹線や在来線、レンタカーを組み合わせることで、移動もスムーズ。各地の温泉宿に宿泊すれば、観光の疲れを癒しながら東北ならではの食文化も堪能できます。季節ごとに表情を変える東北の景色は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色とどの時期に訪れても感動的です。

東北観光1日目のモデルコース

午前:仙台駅到着後、日本三景・松島へ

松島クルーズ

出典:PhotoAC

東北2泊3日の旅は仙台駅からスタートします。仙台駅に到着したら、まずはJR仙石線で約40分、東北随一の景勝地・松島へ向かいましょう。松島は日本三景の一つに数えられ、260余りの島々が織りなす絶景が魅力です。松島海岸駅に到着後は、まず観光遊覧船に乗船するのがおすすめ。約50分のクルーズで、仁王島や鐘島など個性的な形の島々を海上から眺められます。船上から見る松島の島々は圧巻で、松尾芭蕉が「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだ感動を実感できるはず。遊覧船を降りたら、松島のシンボル・五大堂へ。朱塗りの橋を渡って小島に建つお堂は、807年創建の歴史ある建造物です。透かし橋からは足元に海が見え、スリルも味わえます。

午後:松島のグルメと観光名所巡り

瑞巌寺

出典:PIXTA

午後は松島グルメと観光スポット巡りを楽しみましょう。松島といえば牡蠣が名物。海沿いの飲食店で焼き牡蠣や牡蠣フライ、牡蠣丼などを堪能してください。松島湾で育つ牡蠣は小ぶりながら濃厚な味わいが特徴です。ランチの後は、瑞巌寺を参拝しましょう。伊達政宗ゆかりの国宝寺院で、本堂の豪華絢爛な襖絵や彫刻は必見です。参道の杉並木も趣があり、東北の歴史ロマンを感じられます。続いて、円通院へ。美しい庭園が自慢の寺院で、特に秋の紅葉シーズンは圧巻の美しさ。数珠作り体験もできるので、旅の記念にいかがでしょうか。松島観光の締めくくりには、みちのく伊達政宗歴史館で東北の歴史を学ぶのもおすすめです。

夕方:仙台市内へ移動して牛タンディナー

牛タンランチ

出典:PhotoAC

夕方は再び仙台市内へ戻り、宮城・東北のグルメを満喫しましょう。松島から仙石線で約40分、仙台駅に到着したら駅周辺や国分町エリアでディナータイムです。仙台といえば何といっても牛タン。厚切りの牛タンを炭火で焼き上げた仙台牛タンは、外はカリッと中はジューシーで絶品です。老舗から人気店まで選択肢が豊富なので、お好みの店を探してみてください。牛タン定食には麦飯とテールスープ、南蛮味噌漬けが付くのが仙台スタイル。ボリューム満点で旅の疲れを癒してくれます。また、笹かまぼこや牛タンせんべい、ずんだ餅なども仙台・東北の名物。お土産として購入するのもおすすめです。食後は仙台駅周辺のホテルにチェックインしてゆっくり休みましょう。

夜:仙台の夜景とアーケード街散策

サンモール一番町商店街

出典:PhotoAC

夜は仙台の街歩きを楽しみましょう。仙台市内中心部には、日本有数の長さを誇るアーケード街があり、夜遅くまで賑わっています。クリスロード商店街やサンモール一番町商店街を散策すれば、地元の雰囲気を感じられるはず。お土産探しにもぴったりです。また、仙台駅西口から徒歩圏内にある定禅寺通りは、ケヤキ並木が美しいメインストリート。ライトアップされた並木道は東北随一のロマンチックな景観で、夜の散歩にぴったりです。国分町の繁華街では地酒バーや居酒屋も豊富。東北各地の日本酒を飲み比べできる店も多いので、お酒好きの方はぜひ立ち寄ってみてください。明日は世界遺産・平泉への移動が控えているので、翌日に備えて早めの就寝をおすすめします。

東北観光2日目のモデルコース

午前:世界遺産・平泉の中尊寺金色堂へ

中尊寺金色堂

出典:PhotoAC

東北2泊3日旅行の2日目は、世界遺産が集まる岩手県平泉からスタートします。仙台駅から東北新幹線で一ノ関駅へ、さらに在来線で平泉駅へと向かいましょう。所要時間は約1時間半です。平泉駅に到着したら、まず東北屈指の名刹・中尊寺へ。参道の月見坂を登ると、荘厳な雰囲気に包まれます。なかでも必見なのが国宝・金色堂。奥州藤原氏の栄華を今に伝える黄金に輝く阿弥陀堂は、東北観光のハイライトといえる美しさです。堂内には藤原三代のミイラも安置されており、歴史の重みを感じさせます。金色堂のほか、本堂や讃衡蔵も見応え十分。東北の歴史と文化が凝縮された平泉観光は、2泊3日のコースに欠かせないスポットです。
午後:毛越寺と厳美渓で東北の自然美を堪能毛越寺

出典:PIXTA

午後は平泉のもう一つの世界遺産、毛越寺を訪れましょう。中尊寺から徒歩圏内にあり、浄土庭園が美しい寺院です。大泉が池を中心とした庭園は、平安時代の姿を今に残す貴重な文化財。四季折々の景色が水面に映り込む様子は、東北ならではの静寂な美しさです。毛越寺の参拝後は、一ノ関方面へ移動して厳美渓へ。バスで約20分の距離にある厳美渓は、奇岩と清流が織りなす渓谷美が魅力の景勝地です。エメラルドグリーンの水が岩を削った自然の造形美は圧巻。名物の「空飛ぶだんご」もぜひ体験してください。ロープで運ばれてくるだんごと一緒にお茶を楽しめば、東北旅行の思い出がさらに深まります。厳美渓で自然を満喫した後は、青森方面へ移動します。

夕方:八戸または十和田湖エリアへ移動

八戸せんべい汁

出典:PhotoAC

夕方は東北2泊3日コースの2日目宿泊地となる青森県方面へ移動します。一ノ関駅から東北新幹線で八戸駅まで約1時間、そこから十和田湖エリアへバスで移動するルートがおすすめです。時間に余裕があれば、八戸市内で八戸せんべい汁や八戸前沖サバなど、青森・東北の海の幸を味わうのも良いでしょう。十和田湖周辺には温泉宿が点在しており、2泊3日の中日に温泉でゆっくり疲れを癒すのに最適です。チェックインまでの時間があれば、十和田湖畔を散策してみてください。湖面に映る山々の景色は、東北の自然が織りなす絶景。特に夕暮れ時の十和田湖は幻想的で、写真映えも抜群です。早めにホテルに到着して温泉に浸かり、2日目の観光の疲れをしっかりと癒しましょう。

夜:十和田湖温泉で東北の郷土料理を堪能

ヒメマス

出典:PhotoAC

2日目の夜は、十和田湖周辺の温泉宿で東北の郷土料理を堪能しましょう。青森県ならではのヒメマスや十和田湖ひめます、地元産の山菜料理など、旅館の夕食では東北の豊かな食材を使った料理が並びます。特に十和田湖のヒメマスは身が柔らかく上品な味わいで、刺身や塩焼きで楽しめます。食事の後は温泉でリラックス。十和田湖温泉郷のお湯は美肌効果があるとされ、2泊3日の旅の疲れを優しく癒してくれます。露天風呂から眺める星空も東北観光の醍醐味。都会では見られない満天の星が夜空を彩ります。明日は東北屈指の景勝地・奥入瀬渓流散策が控えているので、しっかり休んで体力を回復させましょう。東北2泊3日の旅も残り1日、最終日も充実した観光が待っています。

東北観光3日目のモデルコース

午前:奥入瀬渓流で東北の大自然を体感

奥入瀬渓流

出典:PhotoAC

東北2泊3日旅行の最終日は、青森県が誇る景勝地・奥入瀬渓流からスタートです。十和田湖畔の宿から車で約10分、または路線バスでアクセスできます。奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る約14kmの清流で、東北を代表する自然美の宝庫。遊歩道が整備されているので、体力に合わせて散策距離を選べます。おすすめは「雲井の滝」から「銚子大滝」までの約5kmコース。所要時間は2〜3時間で、2泊3日の最終日にちょうど良い運動量です。苔むした岩と清流、点在する滝が織りなす景観は、まさに東北ならではの原生的な美しさ。マイナスイオンたっぷりの森林浴を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。新緑の季節も紅葉の季節も美しく、どの時期に訪れても感動的な景色に出会えます。

午後:十和田市現代美術館と八食センター散策

十和田市現代美術館

出典:十和田市現代美術館

奥入瀬渓流散策の後は、十和田市中心部へ移動して十和田市現代美術館を訪れましょう。東北を代表するアート施設で、草間彌生の作品をはじめ現代アートが楽しめます。美術館周辺の官庁街通りもアート作品が点在し、東北の新しい魅力を発見できるスポットです。その後は八戸駅方面へ移動し、八食センターで東北の海の幸を満喫しましょう。八食センターは八戸港で水揚げされた新鮮な魚介が並ぶ市場で、購入した魚介をその場で炭火焼きにできる「七厘村」が人気です。ホタテ、イカ、ウニなど東北の海産物を思う存分味わえます。お土産の購入にも最適で、2泊3日の東北旅行の締めくくりにふさわしい場所です。時間があれば八戸市内の蕪島神社や種差海岸も訪れてみてください。

夕方:八戸駅から新幹線で帰路へ

南部せんべい

出典:PhotoAC

夕方は八戸駅から東北新幹線で帰路につきます。八食センターから八戸駅までは車で約15分、時間に余裕を持って駅へ向かいましょう。八戸駅では東北・青森のお土産を購入するラストチャンス。りんご製品や南部せんべい、いちご煮の缶詰など、青森ならではの特産品が揃っています。八戸駅から東京方面へは東北新幹線で約3時間、仙台駅へは約1時間半の道のりです。新幹線の車窓から眺める東北の景色を楽しみながら、2泊3日の思い出を振り返りましょう。松島の島々、平泉の金色堂、奥入瀬渓流の清流と、東北の多彩な魅力を凝縮した充実の旅程。新幹線の中では、撮影した写真を整理したり、次回の東北旅行の計画を立てたりするのも楽しいひと時です。

2泊3日で東北観光を満喫しよう!

東北2泊3日の観光モデルコースは、海・山・歴史という東北の魅力を余すところなく体験できる充実のプランです。日本三景の松島では島々が織りなす絶景に心を奪われ、世界遺産の平泉では黄金に輝く中尊寺金色堂に歴史ロマンを感じ、奥入瀬渓流では東北の大自然に癒されます。各地で味わう牡蠣や牛タン、ヒメマスなどのグルメも旅の楽しみ。温泉に浸かりながら郷土料理を堪能する時間は、東北ならではの贅沢です。2泊3日という限られた日程でも、このモデルコースなら東北の代表的な観光地を効率よく巡れます。季節ごとに表情を変える東北の景色は、何度訪れても新しい発見があるはず。今回紹介したコースを参考に、あなただけの東北2泊3日プランをカスタマイズして、心に残る旅を実現してください。次の休暇は、魅力あふれる東北へ出かけませんか。

この記事の修正依頼を送る

※情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
※本記事は、ライティング補助や誤字チェックなどでAIを利用しています。最終的な確認は編集部で行なっていますが、万が一情報に誤りがあった場合はこちらからお問い合わせでください。

この記事のキーワード

関連記事

相馬の道の駅は3ヶ所!絶対に立ち寄りたい定番人気の道の駅を厳選して紹介
相馬の道の駅は3ヶ所!絶対の立ち寄りたい定番人気の道の駅を厳選して紹介 福島県相馬エリアは、太平洋に面した豊かな自然と地域の恵みを存分に味わえる魅力的なドライブスポ...
カムイの森 定山渓ファーム
札幌のいちご狩りスポットのおすすめ3選!安くて人気の食べ放題なども紹介
札幌は、都市の利便性と自然の豊かさが調和する北海道屈指の観光都市です。中心部から少し車を走らせれば、のどかな風景が広がり、農業体験や季節の味覚狩りが楽しめる観光農園が...
吹上高原キャンプ場
宮城のキャンプ場のおすすめ8選!定番人気から穴場まで紹介
宮城県は、日本三景・松島や蔵王連峰など、絶景が楽しめる自然豊かなエリアです。春は桜や新緑、夏は海水浴や川遊び、秋は紅葉狩り、冬は温泉や雪景色など、四季折々の魅力が満載...
グリーンピア三陸みやこ
岩手のおすすめ屋外・屋内プール8選!定番人気から穴場のスポットまで紹介
岩手県は豊かな自然に恵まれ、四季を通じて美しい景色を楽しめる魅力的な地域です。特に夏のレジャーといえば、やはりプールでの水遊びが欠かせません。岩手県内には屋内プールか...
山形のキャンプ場のおすすめ9選!定番人気から穴場まで紹介
山形県は、豊かな自然と四季折々の景色、そして温泉や郷土文化が魅力のエリアです。春には桜や新緑が美しい絶景が広がり、夏は川や湖での水遊びや避暑キャンプが楽しめます。秋に...