壱岐1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

今回ご紹介する「壱岐1泊2日モデルコース」は、絶景・歴史・グルメを一度に楽しめる充実のプラン。1日目は、断崖絶壁が続く「左京鼻」で壮大な自然を体感し、海に沈む「はらほげ地蔵」を訪れて壱岐ならではの神秘的な風景に出会います。さらに「一支国博物館」で古代の歴史に触れ、夜は「湯本温泉郷」で癒しのひとときを。

2日目は、地元の人情あふれる「勝本朝市」で朝の活気を感じ、イルカとふれあえる「イルカパーク＆リゾート」で癒しの時間を堪能。最後は「猿岩」で夕日を眺めながら、壱岐の壮大な自然のエネルギーを感じる締めくくりに。観光・体験・癒しがすべて詰まった理想的な2日間の旅です。

壱岐観光1日目のモデルコース

午前：左京鼻で断崖絶壁の絶景を満喫

出典：PIXTA

壱岐の旅のスタートは、島屈指の絶景スポット「左京鼻（さきょうばな）」から。東海岸に位置する八幡半島の先端にあり、約1kmにわたって続く断崖絶壁は圧巻のスケールです。柱状節理の岩が連なる海岸線は、まるで自然が描いた芸術作品のようで、青い海とのコントラストが美しい風景を生み出しています。

特に海から突き出す「観音柱」は神秘的な存在感を放ち、伝承では“島を流されないように建てられた柱”とも言われています。晴れた日には壱岐の海がエメラルドブルーに輝き、波しぶきが岩肌にきらめく光景はまさに圧倒的。朝の爽やかな潮風を感じながら、自然の力強さと壱岐の美しさを肌で感じることができる、旅の始まりにぴったりのスポットです。

午後：左京鼻と海中にたたずむはらほげ地蔵を巡る

出典：PIXTA

午後は、壱岐を代表する絶景スポット「左京鼻」へドライブ。東海岸に位置する八幡半島の先端にあり、約1kmにわたる断崖絶壁の景観は圧巻です。海に突き出た岩柱群は「観音柱」とも呼ばれ、玄武岩が柱状節理となって並ぶ姿はまさに自然の造形美。晴れた日には青い海と岩肌のコントラストが一層美しく、写真映えも抜群です。

左京鼻の迫力ある景色を堪能したあとは、海女の里・八幡浦にある「はらほげ地蔵」へ。満潮になると海に沈むお地蔵さまの姿は、どこか神秘的で心が洗われるよう。地元では海女や鯨の供養のために祀られたとされ、六体の地蔵が穏やかに海を見守ります。波音とともに静寂に包まれる午後のひとときは、壱岐の信仰と自然が共存する美しい時間です。

夕方：一支国博物館で壱岐の歴史と文化にふれる

出典：PIXTA

夕方は、壱岐の歴史を深く知ることができる「一支国博物館」へ。弥生時代に「一支国（いきこく）」として中国の歴史書『魏志倭人伝』にも登場した壱岐は、古代から交易の要地として栄えた島です。博物館は国特別史跡「原の辻遺跡」を見渡す高台に建ち、波のようにうねる屋根が特徴的。屋上の緑化と周囲の自然が調和した美しい建築は、訪れる人々を魅了します。

館内では、弥生時代の生活や交易を再現した映像展示のほか、出土した土器・石器・鉄器など約2000点を常設展示。実際に触れて重さを体感できる資料もあり、歴史をより身近に感じられます。夕方に訪れると、展示室の窓から見える原の辻の夕景が幻想的で、古代ロマンを感じながら1日を締めくくるのにぴったりの時間です。

夜：湯本温泉郷でゆったり宿泊

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観光を満喫した1日の締めくくりは、壱岐の名湯「湯本温泉郷」での宿泊がおすすめ。勝本町エリアに位置するこの温泉地には、古くから地元の人々に親しまれてきた温泉旅館が点在し、肌にやさしい弱アルカリ性の湯が旅の疲れを癒してくれます。宿によっては源泉かけ流しの露天風呂や、地元食材を使った会席料理が楽しめるのも魅力。

また、港周辺や芦辺エリアにもホテルや民宿など多彩な宿泊施設が揃い、旅のスタイルに合わせて選べます。少し早めにチェックインして、温泉でリラックスした後は、壱岐牛や新鮮な魚介など地元の味覚を堪能。静かな夜風に包まれながら、島ならではの穏やかな時間を過ごしましょう。

壱岐観光2日目のモデルコース

午前：勝本朝市で壱岐の人情と島グルメにふれる

出典：壱岐観光ナビ

2日目の朝は、地元の活気あふれる「勝本朝市」からスタート。ここは古くから漁業が盛んな勝本町で開かれており、地元で採れた新鮮な魚介や野菜、干物、手づくり惣菜などが並ぶ人気スポットです。色とりどりの野菜や果物が並ぶ中、島のおばあちゃんたちとの温かい会話を楽しめるのも魅力のひとつ。

観光客にもフレンドリーな雰囲気で、壱岐の方言混じりのやり取りが旅情を感じさせます。購入した名物の干物や壱岐牛の加工品はお土産にもぴったり。島の人々の暮らしや温もりにふれながら、ローカルな朝のひとときを過ごしてみましょう。朝の光に包まれた市場で、壱岐ならではの“人情旅”が始まります。

午後：イルカパーク＆リゾートで癒しの時間を満喫

出典：たびらい

午後は壱岐島北部にある人気スポット「壱岐イルカパーク＆リゾート」へ。天然の入り江を活かした海浜公園で、可愛いイルカたちと触れ合える癒しの体験が楽しめます。「イルカに間近でタッチできる」「イルカにごはんをあげられる」などのプログラムがあり、家族連れやカップルにも大人気。のびのびと泳ぐイルカの姿に心が癒されるひとときを過ごせます。

また、施設内にはデイキャンプやバーベキュー、SUP（スタンドアップパドル）体験など、壱岐の自然を満喫できるアクティビティも充実。カフェではオリジナルドリンクや軽食を提供しており、海風を感じながらリゾート気分でリラックスできます。午後はのんびりとした時間の中で、壱岐の自然と動物の優しさに包まれる癒しのひとときを楽しみましょう。

夕方：猿岩で壱岐の自然が生み出す絶景を堪能

出典：PIXTA

旅の最後は、壱岐の象徴ともいえる「猿岩」へ。黒崎半島の先端にそびえる高さ約45mの巨岩は、まるで“そっぽを向いた猿”のような形をしており、自然がつくり出した芸術作品のような迫力です。夕方には岩肌がオレンジ色に染まり、幻想的な雰囲気に包まれる絶好の夕日スポットとして人気。カメラを片手に、壱岐ならではのダイナミックな風景を写真に収めましょう。

また、猿岩の近くにはお土産店「お猿のかご屋」もあり、壱岐牛の加工品や海産物、Tシャツなどのオリジナルグッズを購入できます。陸からだけでなく、クルーズで海上から猿岩を眺めるプランもおすすめ。壱岐の雄大な自然と夕陽が織りなす光景を目にすれば、旅の締めくくりにふさわしい感動が待っています。

1泊2日で壱岐観光を満喫しよう！

1泊2日の壱岐旅行では、壮大な自然の景観から古代ロマン、そして地元の人々の温かさまで、島の魅力を余すことなく体験できます。1日目は断崖絶壁の絶景や歴史にふれ、2日目は朝市やイルカとの触れ合いで島の暮らしを感じる。短い旅でも、まるで何日も滞在したかのような充実感を味わえるのが壱岐の魅力です。

また、季節によって表情を変える海や空、旬のグルメも訪れるたびに新しい発見があります。春は花々が咲き誇り、夏は透き通る海、秋は実りの風景、冬は静かな漁村の時間が楽しめます。次は別の季節に訪れて、違う角度から壱岐の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。何度でも訪れたくなる離島、それが壱岐です。