近江八幡には美味しいグルメがたくさん！

近江八幡は、近江牛をはじめとした豊かな食材に恵まれたグルメの宝庫です。琵琶湖や比叡山といった自然の恩恵を受け、良質な水と土壌が育む農作物や食材が地域の食文化を支えてきました。たとえば、赤こんにゃくや丁字麩といった独自の食材を用いた郷土料理は、観光客にとって新鮮な驚きを与えてくれます。また、近江商人の歴史を背景に、贅沢な味わいの料理や職人が丁寧に仕上げる和菓子文化も受け継がれており、散策がてら気軽に立ち寄れる食のスポットが数多くあります。

観光地として人気の八幡堀エリアや日牟禮八幡宮の周辺には、風情ある町家を利用した飲食店やカフェが並び、歴史的な景観とともに地元グルメを楽しめるのも魅力。滋賀県内外から訪れる観光客はもちろん、地元の人々にも長く愛されている味が息づく近江八幡は、まさに“食の楽しみ”を体感できるエリアです。

近江八幡のおすすめグルメ15選

毛利志満 近江八幡店

出典：毛利志満 近江八幡店

「毛利志満 近江八幡店」は、近江牛の老舗として知られる高級店で、極上の肉質と熟練の技を堪能できる名店です。近江牛の旨味を最大限に引き出すため、すき焼きやしゃぶしゃぶ、会席料理など多彩なスタイルで提供されており、観光客だけでなく地元の方にも長く親しまれています。特に「琵琶湖八景」コース（16,500円）は、その日最上の近江牛を贅沢に使ったフルコースで、記念日や特別な食事にぴったり。人気の「湖今」コース（11,000円）も数量限定で提供されており、上質な肉と繊細な料理が楽しめます。

落ち着いた和の空間で味わう料理は、まさに“本物の近江牛体験”。料理に込められた丁寧な仕事と、サービスのきめ細やかさも魅力の一つです。アクセスの良さもあり、観光ルートに組み込みやすいロケーションです。

乃利松食品吉井商店

出典：たねや

近江八幡の名物といえば「赤こんにゃく」。その代表的な製造元として知られる「乃利松食品吉井商店」では、地元で親しまれてきた真っ赤なこんにゃくを購入できます。赤こんにゃくは、食品添加物ではなく“酸化鉄”によって赤く染められており、見た目のインパクトとは裏腹にクセがなく、どんな料理にも使いやすい食材です。煮物や炒め物、おでんに入れても味がよく染み込み、ヘルシーで満足感のある逸品。店頭では1丁195円と手ごろな価格で購入でき、お土産としても人気があります。

また、店舗は八幡堀エリアからも近く、観光の合間に立ち寄るのに便利な立地です。店内には赤こんにゃく以外の加工食品も揃い、地元の味を自宅でも楽しみたい方にはぴったり。近江八幡の“食文化の一端”を持ち帰るなら、ぜひ訪れておきたいスポットです。

和た与

出典：和た与

近江八幡名物「でっち羊羹」を味わうなら、創業150年以上の老舗和菓子店「和た与（わたよ）」がおすすめです。竹の皮に包まれた素朴な見た目と、上品な甘さが特徴の“でっち羊羹”は、小豆の風味をしっかり感じられる蒸し羊羹で、地元では冬の風物詩として親しまれてきました。保存料を使わず、手間をかけて作られる羊羹は、しっとりとした食感と自然な甘みが魅力で、コーヒーやお茶との相性も抜群。観光客にも人気が高く、お土産や贈答品としても喜ばれます。

お値段は1本990円とお手頃で、八幡堀からも近い立地にあるため、散策の途中に立ち寄りやすいのもポイント。ショーケースには季節の和菓子も並んでおり、老舗の味と技を五感で楽しめる一軒です。

寿し常

出典：食べログ

近江の郷土料理として名高い「鮒ずし」を味わいたいなら、「寿し常（すしつね）」がおすすめです。寿し常は地元・近江八幡で長年愛される寿司店で、観光客にも親しまれている名店。名物の鮒ずしは、ニゴロブナを塩とご飯で乳酸発酵させた滋賀県独自の伝統食で、独特の香りと酸味が特徴。発酵食品としての奥深い味わいは、一度体験すると忘れられない個性があります。通好みの味ながら、店主が丁寧に仕込んだ鮒ずしはクセが少なく、初めての方でも挑戦しやすい仕上がりです。

また、店内では鮒ずしだけでなく、旬の魚を使った握りや巻き寿司も味わえ、落ち着いた空間で本格的な寿司を楽しめます。観光ついでに立ち寄れる場所にあり、近江の伝統食を体験したい方にぴったりの一軒です。

御菓子司 清寿家

出典：食べログ

近江八幡で和菓子を買うなら、地元で長く親しまれている「御菓子司 清寿家（せいじゅや）」がおすすめです。名物は、もっちりとした食感と優しい甘さが特徴の「ういろう」。米粉の風味をしっかり感じられる昔ながらの味わいで、素朴ながらも丁寧に作られた逸品です。特に人気なのが、竹皮に包まれたでっち羊羹風のういろうで、手土産にもぴったりな一品。観光客からも「近江八幡らしさを感じられる和菓子」として好評です。

店内にはういろうのほか、季節の生菓子やどら焼き、大福なども豊富に揃い、どれも職人のこだわりが光る本格和菓子ばかり。お茶請けや贈答用にもぴったりで、地元の人たちの「いつもの味」としても親しまれています。近江八幡の風情ある町並みに溶け込む店舗で、旅の記念にぜひ立ち寄ってみてください。

初雪食堂

出典：食べログ

八幡堀エリアの散策途中に立ち寄れる「初雪食堂」は、地元の人々に長年愛されてきた昭和の香り漂う大衆食堂です。外観はどこか懐かしさを感じさせ、店内も家庭的な雰囲気。リーズナブルでボリューム満点の定食や丼物、うどん・そば類など、メニューの種類も豊富で飽きがきません。

特に人気なのが、コクのあるソースがたっぷりかかった「ヒレカツ定食」や「オムライス（牛肉・平日のみ）」などの定番メニュー。焼きめしやカレーライスも平日限定で提供されており、どれも一度は味わいたいラインナップです。うどん類では「みそ煮込みあんかけうどん（800円）」が冬場に好評。中華そばやカレーラーメンもあり、幅広いニーズに応える町の台所的存在です。

価格帯はうどん類が500円〜、丼物は600円台中心と良心的。どの料理にも手作り感があり、派手さはなくともほっとする味わいが魅力です。

Partik 近江八幡店

出典：Retty

スパイスの香り漂う本格インドカレーを楽しみたいなら、「Partik 近江八幡店」がおすすめです。現地のシェフが腕をふるうこのお店では、ナンやライスと一緒に多彩なカレーを堪能できる、地元でも評判の人気店。ランチタイムには、お得なセットメニューが充実しており、観光途中の食事にもぴったりです。

定番の「日替わりランチ（850円）」は、1種のカレーにナン・サラダ・スープ・ドリンクが付いた手軽なセット。ほかにも、「Aランチ（950円）」はカレー2種を選べるコース、「Bランチ（1,050円）」はナンとライス両方付き、「Cランチ（1,100円）」ではさらにタンドリーチキンも楽しめるボリューム満点の内容となっています。いずれのメニューもコクのあるカレーと、焼き立てのナンが好相性。

店内はインド風の装飾が施され、落ち着いた雰囲気。ベジタリアン対応メニューやキッズメニューもあり、幅広い層が楽しめるのも魅力です。近江八幡でスパイシーな異国グルメを味わいたい方には外せない一軒です。

まるたけ近江西川

出典：まるたけ近江西川

極上の近江牛を心ゆくまで堪能したい方におすすめなのが、「まるたけ近江西川」です。近江八幡の中心部・八幡堀エリアに位置するこの老舗は、選び抜かれた近江牛をすき焼き・しゃぶしゃぶ・鉄板焼きといった多彩なスタイルで提供する専門店。風情ある和の空間で、贅沢なひとときを過ごせます。

人気の「近江牛すきやき」は、グレードに応じて「梅（5,000円）」「松（8,000円）」「極上（12,000円）」と分かれており、予算に合わせて選べるのが魅力。「しゃぶしゃぶ」「鉄板焼き」も同様の価格帯で用意されており、それぞれの調理法で異なる肉の美味しさを引き出しています。また、より手軽に近江牛を楽しめる「すきやき丼（1,250円）」や「カルビ丼（1,500円）」といった一品料理もあり、ランチにもぴったりです。

晴れたらいいね

出典：チャンチャーレ

ナチュラルで温かな空間の中で、野菜たっぷりのヘルシーランチを楽しめるのが「晴れたらいいね」。近江八幡の住宅街・桜宮町にひっそり佇むこの人気カフェでは、地元産の食材を使った手づくりの洋食プレートが女性を中心に高い支持を集めています。

おすすめは「キッシュ＆カレープレートランチ」。近江野菜をふんだんに使ったハーフサイズのキッシュに、ミニトマトカレー、吉井さん家の野菜サラダ、カポナータなどが盛り込まれた、見た目にも美しいワンプレートスタイルです。ベース料金は税込1,700円。＋300円でキッシュをレギュラーサイズに変更でき、ドリンクセット（＋200円）やデザートドリンクセット（＋500円）も付けられます。

カフェらしい雰囲気のなかで、丁寧に作られた一皿をゆっくり味わえるこの店は、近江八幡観光の合間に立ち寄りたい癒しの空間。季節のスープや野菜の内容もその日によって異なり、何度でも訪れたくなる魅力があります。

バルベッタ

出典：バルベッタ

本格イタリアンをコーススタイルで楽しみたい方にぴったりなのが、近江八幡駅近くの「バルベッタ」。ダイゴビル1階にある隠れ家的なレストランで、旬の素材を活かした料理と落ち着いた雰囲気が魅力です。記念日やちょっと贅沢なランチ・ディナーにも重宝される一軒です。

ランチはコースを用意しています。「Pranzo A」では、前菜3品・パスタ・デザート・フォカッチャ・ドリンクとバランスの取れた構成です。

ディナータイムには、「お任せコース」や「岡村牛コース」、など、多彩なラインナップを展開します。いずれも前菜からドルチェまで丁寧に仕上げられており、見た目の美しさにも定評があります。

料理はもちろん、スタッフの接客やワインのセレクトにもこだわりを感じられるバルベッタ。特別な食事のひとときを過ごしたい方におすすめの一軒です。

アラヴォートル

出典：食べログ

とろけるチーズ、濃厚なデミグラスソース、ふんわり仕上げた卵…。そのすべてが一皿に詰まったご褒美オムライスが味わえるのが、近江八幡の洋食店「アラヴォートル」です。駅近の便利な立地ながら、落ち着いた照明と木の温もりを感じる店内は、まるで隠れ家のような心地よさ。仕事帰りのリラックスディナーにも、大切な人との食事にもぴったりの空間が広がります。

看板メニューのオムライスは、近江牛や自家製ハンバーグ、香ばしいチキンなどを惜しみなく使った贅沢な内容で、ひとくちごとに幸せを感じる味わい。中でも人気の「王様オムライス」は、ふんわり卵の下にジューシーな近江牛ハンバーグとチキンが隠れており、驚きと満足が同時に味わえる一皿。特製ソースのコクと素材の旨みが絶妙に絡み合い、最後の一口まで飽きさせません。

ドリンクやサラダとのセットもあり、ゆったりと会話を楽しみながら過ごせるのも魅力です。

吉田

出典：トリップアドバイザー

鉄板の上で広がる香ばしい香りと、ジュウジュウという音 。

食欲を刺激する“ライブ感”を楽しめるのが、近江八幡の人気店「吉田」です。お好み焼きと焼肉を一緒に味わえるこのお店は、地元の人々に長年愛され続けている存在。木の温もりを感じる落ち着いた店内で、誰でも気軽に“旨い”ひとときを過ごせます。

なかでも注目は、上質な肉を鉄板で自分好みに焼いて楽しめる焼肉メニュー。「黒毛和牛カルビ」は、肉の甘みとジューシーさが絶妙なバランスで、ビールにもごはんにもぴったり。お好み焼きとの相性も抜群です。焼く楽しみ、食べる喜び、そしてお腹も心も満たされる満足感。「吉田」には、そんな鉄板グルメの魅力がぎっしり詰まっています。

Hako te Ako

出典：Hako te Ako

古民家を改装したノスタルジックな空間で、ゆったりとしたランチタイムを楽しめる「Hako te Ako」。大きな窓から差し込む自然光と木のぬくもりが心地よく、まるで時間がゆっくり流れているかのような雰囲気です。店内にはアンティーク家具が並び、どこを切り取っても絵になるような空間で、女性を中心に人気を集めています。

料理には地元食材がふんだんに使われており、近江牛のミンチを使った煮込みハンバーグやメンチカツは特に人気。丁寧に仕込まれた洋食メニューは、どれも家庭的で優しい味わいです。さらに、ドリンクやデザートを付けたセットも豊富で、自分へのご褒美ランチにもぴったり。落ち着いた空間で、滋賀の味と時間をゆっくり味わってみてください。

鮮魚とおでん 陽と月

出典：食べログ

近江八幡で静かに美味しい時間を過ごしたいなら、「鮮魚とおでん 陽と月」は外せない一軒。落ち着いた灯りと和モダンな空間が広がる店内では、カウンター越しに丁寧に仕上げられるおでんや、季節の鮮魚料理を楽しめます。カジュアルながらも上質な“和のひととき”が魅力で、大人の隠れ家として地元でも評判の高いお店です。

看板メニューは、関西風のあっさり出汁で煮込まれたおでん。じっくり味がしみた大根や牛すじ、玉子などの定番はもちろん、変わり種や旬素材も楽しめます。また、滋賀ならではの「近江牛ミスジステーキ」や、毎朝仕入れるお造り盛り合わせなど、魚も肉もどちらも抜かりなし。仕事帰りの一杯にも、旅行の夜にも、心と体がほっと緩む一軒です。

吉挑

出典：吉挑

地元・近江八幡で焼肉を味わうなら「吉挑」は外せない存在。落ち着いた雰囲気の店内で、厳選された黒毛和牛をリーズナブルに堪能できると評判の焼肉店です。ファミリーからカップル、ビジネスマンまで幅広い層に親しまれており、味とボリューム、そしてコスパの良さがそろった名店です。

一番人気は、厚切り上タンやカルビ、ホルモンなどをバランスよく盛り込んだ「ファミリーセット」。肉の質にこだわるだけでなく、タレやサイドメニューも秀逸で、ごはんが進む味付けになっています。自分好みの部位を選べる単品メニューも充実しており、お腹も心も満たされること間違いなし。近江牛の旨みを心ゆくまで味わいたいなら、ぜひ足を運んでみてください。

近江八幡でグルメを満喫しよう！

歴史情緒あふれる町並みと自然に囲まれた近江八幡は、観光だけでなく“グルメの町”としても見逃せない魅力を持っています。近江牛の名店で贅沢なひとときを楽しんだり、赤こんにゃくや鮒ずしといった伝統食を通して地域文化に触れたり、老舗和菓子店の名物スイーツで一息ついたりと、旅のあらゆるシーンに「おいしさ」が彩りを添えてくれます。

街を歩けば、味わい深いグルメとの出会いが待っている近江八幡。地元の人々が守り伝えてきた味や技に触れることで、旅はより豊かで印象的なものになるはずです。次の休日には、ぜひ近江八幡のグルメを目的に訪れてみてはいかがでしょうか？ 心と舌を満たす体験がきっと待っています。

観光とグルメの両方を一度に楽しめる近江八幡は、日帰りでも宿泊でも満足度の高い旅先。四季折々の風景とともに味わう地元グルメは、何度訪れても新たな発見があります。