尾道1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

尾道観光を1泊2日で満喫できるこのモデルコースは、歴史や文化に触れながら、瀬戸内海ならではの絶景やグルメも楽しめるのが特徴です。1日目は千光寺山ロープウェイや千光寺公園、猫の細道といった尾道市街の人気スポットを中心に巡り、夜は瀬戸内海の夜景を眺めながら尾道に宿泊。町の雰囲気を肌で感じられる贅沢な時間を過ごせます。

2日目はしまなみ海道のサイクリングからスタートし、生口島の耕三寺博物館や尾道本通り商店街などを訪れることで、海と島、そして人々の暮らしをより深く体感できます。定番の観光地と穴場の組み合わせにより、尾道を初めて訪れる人からリピーターまで満足できる行程になっています。

尾道観光1日目のモデルコース

午前：千光寺山ロープウェイで山頂へ

出典：PhotoAC

尾道観光の始まりは、人気スポット「千光寺山ロープウェイ」で山頂を目指すのがおすすめです。ロープウェイに乗ると、眼下にはレトロな町並みと尾道水道、そしてその向こうに広がる瀬戸内海の多島美が一望でき、移動そのものが特別な体験となります。山頂に到着したら、古くから信仰を集める千光寺を参拝し、境内から見下ろす港町の風景に心癒されましょう。さらに展望台へ足を運べば、島々が連なる壮大な景色を存分に楽しめます。坂の町らしい風情ある石段や文学ゆかりのスポットも近くに点在しているため、ゆっくり散策するのも魅力です。朝の澄んだ空気の中で眺める尾道の景色は格別で、旅の幕開けにふさわしい爽快なひとときとなるでしょう。

午後：千光寺公園でリラックス

出典：PhotoAC

ロープウェイで山頂からの景色を楽しんだあとは、そのまま隣接する「千光寺公園」でゆったりと過ごしましょう。園内には四季折々の自然が広がり、春には約1,500本の桜が咲き誇り、尾道随一の花見スポットとして多くの観光客を魅了します。秋には紅葉が色づき、尾道の町並みと瀬戸内海を背景にした美しい景観が広がるのも魅力。園内の遊歩道を歩けば、文学の街らしい石碑や庭園が点在し、のんびり散策するだけでも心癒されます。

展望台からは尾道水道を一望でき、瀬戸内海に浮かぶ島々と町並みが織りなす絶景を眺めながらのんびりとした時間を過ごせます。ベンチに座って風に吹かれながらリラックスすれば、観光の合間に心身をリセットできるでしょう。写真撮影にも最適なスポットなので、旅の思い出に残る一枚を収めるのもおすすめです。

夕方：猫の細道を散策

出典：PhotoAC

夕方には、尾道らしい風情を感じられる「猫の細道」をのんびり歩いてみましょう。石畳の細い坂道に古民家やアートギャラリーが点在し、あちらこちらで猫たちの姿に出会える癒しの散策路です。園山先生が手掛けた招き猫のラベルが人気の向酒屋を覗いたり、約100年続く酒屋のレトロな店内で歴史を感じたりと、歩くだけで小さな発見が楽しめます。

また、青空美術館には福石猫と呼ばれる石の猫が隠されていて、探しながら歩くのもユニークな体験。途中に立ち寄れる北前亭では、味付けちりめんや佃煮を試食しながらお土産探しもできます。猫好きにはたまらないキャラクター雑貨やギャラリーもあり、尾道ならではの可愛らしい世界に浸れるはず。夕暮れに染まる坂道を散策すれば、尾道の魅力を五感で堪能できるひとときになるでしょう。

夜：尾道に宿泊して歴史と景観を満喫

出典：じゃらん

1日の観光を終えた夜は、尾道に宿泊してゆったりと過ごしましょう。尾道の宿泊の魅力は、何といっても瀬戸内海の多島美と歴史的な街並みが融合した風情ある景観に包まれることです。尾道水道を望む宿からは、海と山が織りなす美しい景色や、夜にきらめく街灯りを堪能でき、心に残るひとときを演出してくれます。

また、尾道はしまなみ海道サイクリングの拠点としても便利で、自転車を持ち込める宿やレンタサイクル対応の宿泊施設も充実。古民家をリノベーションしたゲストハウスや、趣あるレトロ宿、カフェ併設の小さな宿など、旅のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。さらに、千光寺や天寧寺といった寺社や猫の細道の散策、尾道ラーメンなどの地元グルメも楽しめるため、観光と食、歴史のすべてを体験できます。尾道の夜に宿泊すれば、昼間とはまた違う落ち着いた表情の街並みを味わうことができるでしょう。

尾道観光2日目のモデルコース

午前：瀬戸内しまなみ海道をサイクリング

出典：PhotoAC

2日目の午前は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」でサイクリングを楽しみましょう。全長約70kmのこのルートは、サイクリストの聖地とも呼ばれる絶景ロード。海に架かる大橋を渡りながら、瀬戸内海の多島美を間近に感じられる特別な体験が待っています。初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されているため、自分の体力や予定に合わせて走る距離を選べるのも魅力です。

途中には6つの島々があり、それぞれに歴史や文化、グルメといった個性豊かな魅力が詰まっています。特に生口島の「耕三寺博物館」や大三島の「大山祇神社」は立ち寄りたい名所。美しい海風を感じながらペダルをこげば、開放感と爽快感に包まれ、旅の忘れられない思い出となることでしょう。

午後：耕三寺博物館を見学＆尾道本通り商店街でショッピング

出典：PhotoAC

午後は、まず生口島にある「耕三寺博物館」を訪れてみましょう。ここは歴史的建造物や美術品を鑑賞できる文化スポットで、特に潮聲閣や千佛洞地獄峡は迫力満点。大理石をふんだんに用いた建築や荘厳な雰囲気は圧巻で、歴史と芸術に触れる贅沢なひとときを過ごせます。館内にはベビーカーや車椅子の貸出もあり、誰でも安心して楽しめるのも魅力です。

その後は尾道市街に戻り、「尾道本通り商店街」を散策しましょう。昭和初期から続く歴史ある商店街には、地元の特産品や手作り雑貨、老舗の飲食店が軒を連ね、どこか懐かしい雰囲気に包まれています。めん処やすし店などグルメも充実しており、歩きながら食べ歩きを楽しむのもおすすめ。レトロな町並みと地元の人々の温かさに触れられる、尾道ならではの体験ができるでしょう。

夕方：千光寺新道をハイキング

出典：PhotoAC

2日目の夕方は、「千光寺新道」をゆったりとハイキングしてみましょう。尾道らしい坂道と石段が続くこの道は、自然と歴史を感じられる魅力的なコース。途中には住吉神社や力石など歴史的なスポットが点在し、歩くたびに尾道の奥深い文化や伝承に触れることができます。

特に石灯篭や力石は、長い歴史を物語る見どころで、立ち止まって眺めれば当時の人々の暮らしや信仰を感じ取れるでしょう。眼下には尾道水道や市街地の景色が広がり、夕暮れ時にはオレンジ色に染まる空と海が重なって幻想的な風景を演出します。自然と歴史が融合した千光寺新道の散策は、尾道観光の締めくくりにふさわしい体験となるはずです。

1泊2日で尾道観光を満喫しよう！

尾道は、瀬戸内海に面した港町ならではの風情と、坂道や古い街並みが織りなす独特の景観で人気の観光地です。1泊2日の旅でも、千光寺や猫の細道といった尾道の定番スポットに加え、しまなみ海道サイクリングで味わう爽快感、地元商店街で出会う人々とのふれあいなど、充実した時間を過ごすことができます。

また、尾道は季節ごとに違った表情を見せてくれるのも魅力。春は桜、夏は青い海、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と夜景と、訪れるたびに新しい景色に出会えます。さらに尾道ラーメンなどご当地グルメも外せません。歴史・文化・自然・食がバランスよく揃った尾道は、一度訪れただけでは語り尽くせない奥深さを秘めています。ぜひ次の旅行でも再訪し、尾道の新たな魅力に触れてみてください。