伊良部島には美味しいグルメがたくさん！

伊良部島のグルメの特徴は、なんといっても地元の食材を活かした“ここでしか味わえない料理”の数々です。とれたてのマグロやカツオ、伊勢海老などの海の幸をふんだんに使った料理が豊富で、どのお店でも新鮮な味わいに出会えます。また、漁港近くの食堂では地元の漁師さんが集うような庶民的なお店も多く、旅の途中に立ち寄って島の空気感と一緒に楽しむのがおすすめです。

一方で、近年では移住者や若い世代によって立ち上げられたおしゃれなカフェやレストランも増え、ヘルシー志向やSNS映えを意識したメニューも登場しています。伝統と革新が入り混じるグルメシーンは、観光だけでなく“食”を目的に訪れる価値があるほど。今回はそんな伊良部島のおすすめグルメを、厳選してご紹介していきます。

伊良部島のおすすめグルメ14選

ぱんびん屋

伊良部島でちょっと小腹を満たしたいときや、お土産にもぴったりな島グルメといえば「ぱんびん屋」の天ぷらです。平良市街から伊良部大橋を渡って車でアクセスできるこのお店は、地元で昔から親しまれている“沖縄天ぷら”の専門店。店名の「ぱんびん」は沖縄方言で「天ぷら」を意味しており、その名の通り、衣が厚めでふんわりとした島ならではの天ぷらが味わえます。

ここでの一番人気は「紫芋天ぷら」。沖縄特産の鮮やかな紫芋を使い、ホクホクとした甘さと軽やかな衣の食感が絶妙な一品です。ほかにも、魚・いか・かにかま・野菜など、バリエーション豊かな天ぷらがすべて1個70円というリーズナブルな価格で提供されており、ついついあれこれ買いたくなってしまいます。

ナガサキ屋

出典：食べログ

伊良部島で長く愛されている「ナガサキ屋」は、素朴で懐かしい味わいのお菓子が揃う老舗の和菓子・洋菓子店です。店内のショーケースにはサーターアンダギーやカステラ、ロールケーキなどがずらりと並び、どこか昔ながらの温もりを感じさせる雰囲気。地元の常連さんだけでなく、観光客のお土産スポットとしても人気を集めています。

看板商品の「カステラ（大1,500円）」は、しっとりと焼き上げられた生地にやさしい甘さが広がる逸品。ほかにも、手作り感あふれるケーキ類（300円前後）が数種類並び、どれも飽きのこない素直な美味しさで、つい何個も選びたくなってしまいます。旅の休憩に甘いひとときを過ごすのにぴったりなお店です。

なかゆくい商店

出典：食べログ

伊良部島の素朴な風景に溶け込むように佇む「なかゆくい商店」は、地元住民と観光客に愛されるお菓子屋さん。看板メニューは、沖縄の伝統揚げ菓子「サーターアンダギー」。特に“紫芋ぱんびん”が評判で、外はサクッと中はふんわり、ほんのり甘くて香ばしい風味が広がります。午前中で売り切れてしまう日もあるほどの人気ぶりで、手作りの温かさを感じられる一品です。

店頭にはガラスケースにずらりと並ぶ揚げたてのアンダギーが並び、つい何個も手に取ってしまいたくなる可愛らしい雰囲気。

店名の「なかゆくい」は沖縄方言で「ひと休み」を意味しており、その名のとおり旅の途中にほっと一息つくのにぴったりの場所。観光の合間に立ち寄って、島のおやつ文化に触れてみてはいかがでしょうか。

伊良部酒場ゆらり

出典：伊良部酒場ゆらり/伊良部そばゆらり

「伊良部酒場ゆらり」は、昼は本格的な宮古そばが味わえる食堂、夜は居酒屋として営業する伊良部島の人気店です。店内は木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気で、観光の途中に立ち寄るのはもちろん、地元の人々も通う居心地の良いお店。ランチタイムには、自家製のもちもち麺とコク深いスープが特徴の宮古そばを求めて、多くの人でにぎわいます。

看板メニューの「ゆらりそば」は、鶏と鰹の合わせ出汁に、自家製の麺、ホロホロに煮込まれたソーキと三枚肉がトッピングされた贅沢な一杯。その他にも、「軟骨ソーキそば」や「三枚肉そば」など王道のそばメニューに加え、夏限定の「冷やしそば」もあり、梅干しや納豆といった意外なトッピングの組み合わせも楽しめます。

そばのお供には沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」もぜひ。ボリュームがありながらも優しい味付けで、そばとの相性も抜群です。伊良部島で“本気の沖縄そば”を味わいたいなら、立ち寄る価値ありの一軒です。

ブルータートル

出典：Blue Turtle（ブルータートル）

伊良部島でリゾート気分を味わいながら絶品ステーキを堪能できるのが「ブルータートル」。海を望むテラス席が印象的なおしゃれなレストランで、観光客はもちろん、地元の人々にも特別なひとときを過ごせる場所として愛されています。店内は白と木目を基調とした開放的な空間で、海風を感じながら贅沢な時間を楽しめるのも魅力のひとつです。

看板メニューは「宮古島郷里牛ステーキ」。地元・宮古島で大切に育てられたブランド牛を使っており、ロース、シャトーブリアン、ミスジ、サーロインなど、部位ごとに選べる豊富なラインナップが魅力。脂の甘みと旨みのバランスが絶妙で、とろけるような食感とともに、口いっぱいに広がる風味はまさに極上。特選部位や希少部位も揃っており、グルメな方も満足間違いなしです。

ニュー浜や

伊良部島の地元食材を活かした創作料理が楽しめる「ニュー浜や」は、島民や観光客に絶大な人気を誇る食事処。特に人気の「佐良浜の鰹タタキ」は、オーガニックファーム直送の野菜と香ばしく炙ったカツオを合わせた逸品で、リピーターも多い看板メニューです。ほかにも、「マグロの漁師造り」や「宮古牛すじどて煮」など、伊良部や宮古島ならではの素材を活かした料理が揃い、どれも丁寧な仕事が光ります。

また、おでんや沖縄風の一品料理も豊富で、ほっと落ち着く味わい。アーサーとあさりの出汁がきいたそばや、クリーミーな島豆腐のポテトサラダなど、ジャンルを問わず楽しめるメニュー構成が魅力です。おしゃれながらも温かみのある店内は、島の空気を感じながらゆったり過ごせる憩いの場となっています。

伊良部そば かめ

出典：食べログ

「伊良部そば かめ」は、素朴で温かみのある雰囲気と、本格的な沖縄そばが評判の人気店。地元の人々からも長年親しまれており、観光客にとっても“外さない一軒”として知られています。店内はアットホームで、どこか懐かしい空気が流れる居心地の良さが魅力。看板メニューの「かめそば」には、手作りゆし豆腐・軟骨ソーキ・三枚肉がトリプルで乗っており、まさに伊良部そばのフルスペック版。出汁は優しく奥深い味わいで、毎日でも食べたくなるような味です。

そのほかにも、「伊良部そば」「アーサそば」「軟骨ソーキそば」「三枚肉そば」などメニューは豊富で、好みに合わせて選べます。沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」や、手作りの卵焼き、おにぎりなどサイドメニューも充実。食事に彩りを添える「まぐろ握り寿司」や「角煮飯そばセット」もあり、ボリューム重視の方にもおすすめです。地元の素材を使いながらも、手頃な価格で提供される料理の数々は、伊良部島でのランチにぴったり。島の味と優しさに出会える、まさに“島の台所”的存在です。

國仲商店

出典：食べログ

伊良部島で“おしゃれで落ち着ける朝カフェ”を探しているなら、「國仲商店」は外せません。のどかな風景が広がるロケーションに佇むこのカフェは、観光の朝をゆったりとスタートさせるのにぴったりな一軒。芝生の広がるテラス席では、青空と緑に囲まれながらリラックスした時間を過ごすことができます。

看板の「モーニングセット」は、手作りフードにヨーグルト、ドリンクがついて700円というリーズナブルな価格が魅力。フードはクロックムッシュやフレンチトーストなどから選べ、地元産素材を活かした優しい味わいです。さらに、シナモンロール、メロンパン、チョコスコーン、ラフテーパンなど、日替わりで提供される手作りパンも大人気。テイクアウトも可能なので、ドライブのお供にも最適です。

おーばんまい食堂

出典：食べログ

伊良部島・佐良浜漁港のすぐそばにある「おーばんまい食堂」は、新鮮な魚介を使った海鮮丼や沖縄そばが評判の人気食堂です。店名の「おーばんまい」は、沖縄の方言で「とってもおいしい」の意味。その名の通り、どの料理も素材の良さが光り、地元の漁師さんや観光客からも愛され続けています。

メニューは「海鮮丼」や「スタミナ海鮮丼」「とろろ丼」など、どれも魚の旨みを存分に楽しめる丼ものが充実しています。

また、出汁の風味豊かな「宮古そば」や「宮古そばセット」、「魚フライカレー」「さしみ定食」など、地元の味を気軽に味わえるメニューも揃います。副菜や天ぷら、お刺身、ごはんセットも注文可能で、しっかりと食べたい方にも満足度の高い構成。価格も良心的で、観光客にとっても立ち寄りやすい食堂です。

The Olivea

出典：食べログ

伊良部島の高級リゾート「サントリーニホテル＆ヴィラズ 宮古島」内にある「The Olivea（ザ オリビア）」は、地中海の風を感じさせる絶景レストラン。伊良部大橋や宮古ブルーの海を望むテラス席では、南国リゾートならではの贅沢な時間が流れます。白と青を基調とした開放感あふれる店内は、記念日や特別な旅のひとときにもぴったりです。

ランチタイムには、宮古島や沖縄県産の食材を使ったコース料理が人気。ピッツァやパスタが選べる2,500円の軽食セットから、魚介や肉料理をふんだんに盛り込んだ「The Oliveaコース」（7,480円）、豪華な「ステーキコース」（13,200円）まで、幅広いニーズに対応しています。ディナーには、シーフードを中心としたグリル料理など7品の「ディマーレコース」が用意されており、洗練された味わいと彩り豊かな盛り付けで非日常を演出します。

お食事処居酒屋 和

伊良部島の素朴な空気を感じながら、家庭のような温もりある食事を楽しめる「お食事処居酒屋 和（なごみ）」。畳の座敷席が並ぶ店内はどこか懐かしく、旅の疲れをそっと癒してくれる空間です。観光客はもちろん、地元の常連さんたちが自然と集うこの店は、まさに“伊良部の台所”といえる存在。

料理はどれも手作りにこだわり、島素材の旨みを生かしたシンプルながら深みのある味わい。定番の「ゴーヤーチャンプル」や「ソーメンチャンプル」は、島豆腐や野菜の優しい食感と絶妙な塩加減がクセになる美味しさ。「鉄板チーズピザ」や「豚トロ焼肉」などのボリューム系メニューも人気で、お腹もしっかり満たされます。

ボッタ（BOTTA）

出典：食べログ

目の前に広がる佐和田の浜を眺めながら、本格ナポリピッツァを楽しめる人気店「ボッタ（BOTTA）」。伊良部島の美しい海を間近に望むテラス席は開放感たっぷりで、波の音をBGMに過ごすランチタイムはまさにリゾート気分そのもの。地元の食材をふんだんに使ったこだわりのピッツァが、島の自然と心地よく調和しています。

提供されるのは、石窯で焼き上げる香ばしいピッツァの数々。「生ハムとルッコラのピッツァ」は、マスカルポーネの優しい甘みと塩気の効いた生ハムの組み合わせが絶妙な逸品。舞茸やエリンギをたっぷりのせた「ボスカイオーラ」、4種のチーズを使った濃厚な「クワトロ・フォルマッジ」など、メニューのバリエーションも豊富です。

カフェタイムにもおすすめです。リラックスした空気のなかで、本格イタリアンと伊良部ブルーを贅沢に楽しめる、とっておきのロケーションです。

南国キッチン＆イン ぱいんみ

伊良部島の自然に囲まれた静かなエリアに佇む「南国キッチン＆イン ぱいんみ」は、地元食材をふんだんに使った丁寧な料理と、アットホームな雰囲気が魅力のレストラン。店主が素潜りで獲った魚介や、島野菜を中心に構成されたメニューは、どれも心と身体に優しい味わい。木のぬくもりを感じる店内にはテラス席もあり、南国らしいリラックスした時間が流れます。

ディナータイムに味わえる「イラブチャーの唐揚げ」は、沖縄を代表する魚・イラブチャーを使った看板メニュー。ふわふわとした食感と、タイ風のピリ辛ソースがクセになる逸品です。そのほか「島産鮪の自家製ツナのポテサラ」や「本日のカルパッチョ」なども人気で、どれも素材の魅力を活かした優しい味付けが印象的。現金のみの支払いながらも、地元の人から観光客まで幅広く支持されています。

びじゃし

伊良部島・前里添にある「 びじゃし」は、地元食材を生かした料理と、気さくな雰囲気が魅力の人気居酒屋。店内には木の温もりが感じられ、観光客だけでなく地元客からも愛されています。豊富なメニューとリーズナブルな価格設定で、旅の夜をゆったりと楽しむのにぴったりのお店です。

おすすめは、沖縄の家庭料理や海の幸をアレンジした創作メニューの数々。「アサリ酒蒸し（750円）」や「カルパッチョ（800円）」など、素材の味を活かした一皿が揃います。揚げ物や鉄板焼き、チャンプルーなどもバラエティ豊かで、複数人でシェアするのも楽しいポイント。アットホームな接客も好評で、伊良部島で夜を過ごすならぜひ立ち寄りたい一軒です。

伊良部島でグルメを満喫しよう！

美しい海と自然に囲まれた伊良部島には、地元の味と温もりを感じられる魅力的なグルメが満載です。新鮮な魚介を味わえる食堂や、地元食材を使った天ぷらやサーターアンダギー、宮古そばの名店、そして絶品の郷里牛ステーキを楽しめるリゾートレストランまで、バリエーション豊かな食の楽しみが広がっています。観光の途中でふらりと立ち寄るもよし、目的地として訪れるもよし。どのお店でも島ならではの味と雰囲気に出会えることでしょう。

グルメを通じて島の文化や人の優しさに触れられるのも、伊良部島ならではの魅力。食べることを旅のメインにしたくなるほどの“うまいもの”が、ここには詰まっています。次の伊良部島旅行では、絶景だけでなく“おいしい出会い”もぜひ楽しんでください。五感で味わう島のグルメが、旅の思い出をより一層深めてくれるはずです。