鳥取1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

鳥取1泊2日のモデルコースは、鳥取県東部エリアを中心に巡る効率的なプランです。初日は鳥取空港や鳥取駅に到着後、日本最大級の観光砂丘である鳥取砂丘からスタートし、砂の美術館で世界レベルの砂像アートを鑑賞します。その後、縁結びで知られる白兎神社を参拝し、鳥取市内または皆生温泉で宿泊。2日目は朝から倉吉の白壁土蔵群を散策し、ノスタルジックな街並みを楽しみます。午後には水木しげるロードで妖怪の世界に浸り、境港の新鮮な海鮮グルメを堪能。このコースなら鳥取の自然、歴史、文化、グルメをバランスよく体験できます。車でも公共交通機関でも移動しやすく、無理なく回れる距離感も魅力です。鳥取観光が初めての方にこそおすすめしたい、王道の1泊2日プランとなっています。

鳥取観光1日目のモデルコース

午前：鳥取砂丘で大自然を体感

出典：PhotoAC

鳥取1泊2日の旅は、まず鳥取砂丘からスタートしましょう。鳥取空港から車で約20分、鳥取駅からバスで約20分とアクセスも良好です。日本海に広がる壮大な砂丘は、観光可能な砂丘としては日本最大級の規模を誇ります。特に「馬の背」と呼ばれる高さ約47メートルの砂の丘は圧巻で、頂上から見渡す日本海の絶景は感動的です。鳥取砂丘では、ただ歩くだけでなく、サンドボードやパラグライダー、ラクダ乗車体験など様々なアクティビティも楽しめます。朝早めの時間帯は観光客も少なく、砂に描かれる風紋がより美しく見えるのでおすすめです。砂丘を歩く際は、スニーカーなど動きやすい靴を準備しましょう。鳥取砂丘の雄大な景色は、旅の始まりにふさわしい特別な体験となるはずです。

午後：砂の美術館と白兎神社を巡る

出典：PhotoAC

午後は鳥取砂丘のすぐ近くにある砂の美術館へ。世界で唯一の砂像を専門に展示する美術館として有名で、毎年テーマを変えて迫力ある砂の彫刻作品が並びます。繊細かつダイナミックな砂像アートは、砂だけで作られたとは思えないクオリティです。鳥取砂丘と合わせて約2時間ほど楽しめます。砂の美術館を後にしたら、車で約15分の白兎神社へ向かいましょう。日本神話「因幡の白兎」の舞台となった神社で、縁結びや皮膚病にご利益があるとされています。白兎海岸の美しい景色も見どころで、神話の世界に思いを馳せながらお参りできます。鳥取観光では外せないパワースポットです。参拝後は鳥取市内に戻り、地元で人気の海鮮料理店で新鮮な魚介を使った夕食を楽しみましょう。

夕方：鳥取市内で海鮮グルメを堪能

出典：PhotoAC

夕方から夜にかけては、鳥取市内の繁華街で鳥取グルメを満喫する時間です。日本海に面した鳥取県は海の幸の宝庫で、特に松葉ガニやモサエビ、のどぐろなどの高級魚介が名物です。鳥取駅周辺には地元の漁港から直送された新鮮な魚介を提供する居酒屋や海鮮料理店が軒を連ねています。冬季(11月〜3月)なら、ぜひ松葉ガニのフルコースを味わいたいところ。その他の季節でも、白イカや岩ガキ、サザエなど旬の海の幸が楽しめます。また、鳥取ならではのご当地グルメ「牛骨ラーメン」も見逃せません。あっさりとしたスープに中太麺が絡む独特の味わいは、鳥取観光の締めくくりにぴったりです。食後は鳥取市内のホテルや皆生温泉でゆっくり休んで、翌日に備えましょう。

夜：温泉でリラックス

出典：じゃらん

鳥取1日目の夜は、宿泊先の温泉でゆったりとくつろぎましょう。鳥取市内に宿泊する場合は「鳥取温泉」、少し足を延ばすなら山陰屈指の温泉地「皆生温泉」がおすすめです。皆生温泉は日本海に面した風光明媚な温泉地で、海を眺めながら入る露天風呂は格別です。塩化物泉の温泉は身体の芯から温まり、鳥取砂丘歩きで疲れた足も癒されます。温泉に浸かりながら、1日の鳥取観光を振り返るひとときは至福のひと時です。温泉旅館では、地元の食材を使った会席料理も楽しめます。新鮮な海の幸や鳥取和牛など、鳥取ならではの味覚を堪能してください。温泉でしっかりリフレッシュして、明日の観光に備えましょう。鳥取の夜は星空も美しいので、時間があれば夜空を眺めるのもおすすめです。

鳥取観光2日目のモデルコース

午前：倉吉白壁土蔵群で歴史散策

出典：PhotoAC

鳥取観光2日目の午前中は、倉吉市の白壁土蔵群へ向かいましょう。鳥取市内から車で約40分、江戸・明治時代の面影を残すレトロな街並みが魅力のエリアです。玉川沿いに並ぶ白壁の土蔵や赤瓦の建物は、まるで時代劇の世界に迷い込んだような雰囲気。倉吉白壁土蔵群は、多くの映画やドラマのロケ地としても使われている鳥取の隠れた名所です。散策路は約1時間ほどで回れるコンパクトなエリアですが、土蔵を改装したカフェや雑貨店、ギャラリーなどが点在し、ゆっくり楽しめます。倉吉名物の「打吹公園だんご」も忘れずに味わいたいスイーツです。白、ピンク、茶色の三色だんごは、素朴な甘さが絶品。倉吉の風情ある街並みを写真に収めながら、のんびり散策を楽しんでください。

午後：水木しげるロードで妖怪の世界へ

出典：PhotoAC

午後は境港市の水木しげるロードへ移動しましょう。倉吉から車で約1時間、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる氏の出身地である境港には、妖怪たちがいたるところに出現します。約800メートルの商店街には177体もの妖怪ブロンズ像が設置され、鬼太郎や目玉おやじ、ねずみ男など人気キャラクターと記念撮影が楽しめます。水木しげる記念館では、作品の原画や生涯についての展示があり、ファンならずとも楽しめる内容です。商店街には妖怪グッズを扱うショップや、目玉おやじの饅頭など妖怪モチーフのお土産が豊富に揃っています。鳥取観光の思い出に、ここでしか買えない限定グッズをゲットしましょう。境港は海鮮も美味しいので、ランチには港近くの食堂で新鮮な海の幸を味わうのもおすすめです。

夕方：境港で海鮮グルメと買い物

出典：やまもとおたふく堂

鳥取1泊2日旅行の最後は、境港でのグルメと買い物で締めくくりましょう。境港は日本有数の水揚げ量を誇る漁港で、特にベニズワイガニの水揚げ量は日本一です。境港水産物直売センターでは、新鮮な魚介類を購入できるほか、その場で食べられる海鮮丼や焼き魚も楽しめます。鳥取旅行のお土産には、カニの缶詰や干物、あご(飛魚)のだしなど、海の幸を使った特産品がおすすめです。水木しげるロード周辺のお土産屋さんでは、妖怪グッズと合わせて鳥取の銘菓「ふろしきまんじゅう」や「大風呂敷」なども販売されています。夕方には境港から米子空港へ向かい、または鳥取駅方面へ戻って帰路につきます。最後まで鳥取の魅力を存分に味わえる充実の2日間となるでしょう。

1泊2日で鳥取観光を満喫しよう！

鳥取1泊2日の観光モデルコースをご紹介しました。雄大な鳥取砂丘での感動体験から始まり、神話の舞台となった白兎神社、レトロな倉吉白壁土蔵群、そして妖怪の町・境港まで、鳥取の多彩な魅力を凝縮したコースです。日本海の新鮮な海の幸や温泉も満喫でき、短い日程でも充実した旅が実現できます。鳥取は都会の喧騒から離れて自然や歴史を感じられる、心癒される観光地です。四季それぞれに異なる表情を見せる鳥取砂丘や、季節ごとに変わる海の幸など、何度訪れても新しい発見があります。今回ご紹介したコースは基本プランですので、興味のあるスポットにはより時間をかけたり、お気に入りの場所を見つけたりと、自分なりのアレンジを加えてみてください。次の週末は、ぜひ鳥取へ。きっと素敵な思い出が作れるはずです。