久米島1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

今回ご紹介する久米島1泊2日のモデルコースは、美しい海と豊かな自然、そして島ならではの文化を余すことなく体験できる内容です。初日は「久米島ウミガメ館」で海の生き物とふれあい、午後は「イーフスポーツクラブ」でマリンアクティビティを満喫。夕方には「比屋定バンタ」で断崖絶壁からの絶景を眺め、夜は居酒屋で島料理を堪能します。

2日目は「熱帯魚の家」で天然の水族館のような潮溜まりを観察し、午後は「ハテの浜」で非日常的な絶景を体験。さらに「五枝の松」や「上江洲家」で文化や歴史に触れ、最後は「タチジャミ」で大自然の迫力を味わいます。海・自然・文化をバランスよく組み込んだこのプランなら、久米島の魅力を存分に感じる旅が叶うでしょう。

久米島観光1日目のモデルコース

午前：久米島ウミガメ館で海の生き物と出会う

出典：旅色

旅の最初は「久米島ウミガメ館」へ立ち寄りましょう。ここでは、絶滅の危機に瀕するウミガメを保護・飼育しており、大水槽の中を悠々と泳ぐ姿を間近で観察できます。館内ではウミガメの生態や暮らしを学べるパネル展示や映像が充実しており、子どもから大人まで楽しく知識を深められるのが魅力です。

また、久米島で採取された200点以上の貝類標本も展示されており、島の豊かな海の恵みを感じられます。期間限定でふれあい体験イベントが行われることもあり、旅の思い出づくりにぴったり。海と共に生きてきた久米島の文化や自然を知ることで、観光のスタートから島の魅力をぐっと身近に感じられるでしょう。

午後：波路でランチ＆イーフスポーツクラブでマリンアクティビティ

出典：フォートラベル

午前の観光を終えたら、ランチは「イーフビーチ」沿いの人気食事処「波路」へ。新鮮な魚介を使った海人料理や寿司、沖縄料理をリーズナブルに味わえます。近海で獲れた魚を使った自家製かまぼこや当日限定のおすすめ料理も人気で、アットホームな雰囲気の中で地元ならではの食事を楽しめます。

食後は「イーフスポーツクラブ」で沖縄の海を満喫しましょう。ダイビングやシュノーケリング、SUPなど多彩なマリンレジャーが揃っており、透明度の高い海で色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁を間近に見ることができます。特に「はての浜」上陸ツアーは人気で、白砂の無人島とエメラルドグリーンの海が広がる絶景は忘れられない体験に。午後はアクティブに遊んで、久米島の海の魅力を存分に味わいましょう。

夕方：比屋定バンタで絶景のサンセットを堪能

出典：PIXTA

午後にマリンアクティビティを満喫したあとは、島の西側に位置する「比屋定バンタ」へドライブ。高さ約200mの断崖絶壁から広がる大パノラマは迫力満点で、天候に恵まれれば「はての浜」や慶良間諸島まで望むことができます。沖縄の方言で「断崖」を意味するバンタの名の通り、雄大な自然が目の前に広がり、思わず息をのむ光景です。

夕方に訪れれば、水平線へと沈む夕陽がオレンジ色に空と海を染め、幻想的な時間を演出。展望台や売店もあり、のんびりと景色を眺めながら休憩するのにも最適です。久米島ならではの大自然のスケールを体感しながら、旅の1日目をロマンチックに締めくくりましょう。

夜：南島食楽園で島料理と泡盛を堪能

出典：食べログ

1日の観光を終えた夜は、地元食材をふんだんに使った料理が楽しめる居酒屋「南島食楽園」へ。久米島近海で獲れた新鮮な魚を使った「刺身盛り合わせ」や、紅いも・ゴーヤーなど島野菜の天ぷら、旨味たっぷりの「アグー豚のねぎ塩炒め」など、多彩なメニューが揃います。

お店の雰囲気はアットホームで、沖縄らしいゆったりとした空気に包まれながら食事を満喫できます。もちろん地元の泡盛も充実しており、旅の疲れを癒しつつ心地よい夜を過ごせるのも魅力。観光の余韻を語り合いながら、島ならではのグルメとお酒を堪能すれば、久米島の夜はさらに特別な時間となるでしょう。

久米島観光2日目のモデルコース

午前：熱帯魚の家で海の生き物を観察

出典：久米島町観光協会

宿泊先のホテルをチェックアウトしたら、まずは久米島の自然が生み出す不思議なスポット「熱帯魚の家」へ。ここは海岸の岩場にできた潮溜まりに、色鮮やかな熱帯魚が自然のまま集まる場所で、まるで天然の水族館のような光景が広がります。海に入らなくても足元のすぐ近くで熱帯魚を観察できるため、小さな子ども連れや水着に着替えたくない旅行者にもおすすめ。

透明度の高い海水の中を泳ぐ魚たちは、青や黄、縞模様などカラフルで見ているだけでも癒されます。波の穏やかな日にはよりはっきりと魚の姿が見え、写真映えも抜群。久米島ならではの自然の恵みを体感しながら、2日目の旅を爽やかにスタートさせましょう。

午後：ハテの浜で絶景体験＆文化スポット巡り

出典：PIXTA

午前中に熱帯魚観察を楽しんだら、午後は久米島を代表する絶景スポット「ハテの浜」へ向かいましょう。真っ白な砂浜が全長約7kmにわたり広がり、コーラルブルーの海に浮かぶ姿は「東洋一美しい砂州」と称されるほど。シュノーケリングや海水浴を楽しみながら、非日常的なひとときを満喫できます。

海遊びを堪能した後は島内観光へ。まずは天然記念物に指定される「五枝の松」で見事な松の枝ぶりを鑑賞し、自然の力強さを感じましょう。続いて、琉球王朝時代から続く士族の住宅「上江洲家」を訪れれば、赤瓦屋根と石垣が織りなす歴史的景観に触れられます。美しい海と伝統文化の両方を楽しめる午後のコースで、久米島の奥深い魅力を感じてください。

夕方：タチジャミで大自然の迫力を体感

出典：PIXTA

午後に美しい海や文化スポットを巡ったあとは、夕方に久米島のダイナミックな自然が残る「タチジャミ」へ。ここは太古の火山活動によって形成された高さ約250段の階段を下った先に現れる奇岩群で、特に「天宮城」と呼ばれる巨大な岩壁は圧巻の存在感を放ちます。

夕暮れ時には、岩肌に夕陽が差し込み幻想的な雰囲気を演出。海に沈む夕陽と切り立つ岩のシルエットのコントラストは、写真映えも抜群です。道中はやや険しいため歩きやすい靴がおすすめですが、その分辿り着いたときの達成感も格別。久米島の大自然の力強さを全身で感じられる、旅の2日目を締めくくるにふさわしいスポットです。

1泊2日で久米島観光を満喫しよう！

1泊2日の久米島旅行では、美しい海や絶景、そして歴史や文化までバランスよく楽しむことができます。初日はウミガメとの出会いやマリンアクティビティで自然の豊かさを体感し、比屋定バンタの大パノラマや島料理で心もお腹も満たされる一日を過ごせます。2日目は熱帯魚の家やハテの浜で非日常的な風景に浸り、五枝の松や上江洲家で島の歴史を知ることで、旅の深みがさらに広がります。最後にタチジャミで大自然の迫力を目にすれば、久米島ならではの雄大さを実感できるでしょう。限られた日程でもこれだけ多彩な魅力を堪能できる久米島は、季節や訪れる時期によって表情が変わるのも魅力。次回は違う季節や別のアクティビティを目的に再訪したくなるはずです。