
関東で登山初心者におすすめの山7選と装備や始め方を徹底解説
記事の目次
関東で登山初心者が山を選ぶときのポイント

出典:PIXTA
登山デビューで失敗しないためには、自分の体力や経験に合った山を選ぶことが最も大切です。関東には初心者向けの山がたくさんありますが、何を基準に選べばよいか迷うことも。まずは山選びの3つの基準を押さえておきましょう。
標高・歩行時間の目安
初心者がまず挑戦するなら、標高1,000m前後以下・歩行時間3〜4時間以内の山が目安です。標高が高すぎると気温の急変リスクがあり、歩行時間が長いと体力的に消耗してしまいます。「物足りないかな」と感じるくらいの山から始め、徐々にステップアップする方法が長続きのコツです。
アクセスのしやすさとロープウェイの有無
電車やバスで登山口まで行ける山は、車がなくてもアクセスできるため首都圏在住の方に便利です。また、ケーブルカーやロープウェイが整備されている山は、体力に不安がある場合や下山時の疲労を軽減したいときに活用でき、デビュー戦に向いています。
季節と天候の注意点
初心者が最も登りやすい季節は春(4〜5月)と秋(10〜11月)です。気温が穏やかで天候も比較的安定しており、花や紅葉などの景観も楽しめます。夏は熱中症や急な雷雨、冬は凍結や積雪で難易度が大幅に上がります。出発前は必ず天気予報を確認し、午前中に登り始めて昼過ぎには下山完了するスケジュールを組むと安全です。
登山初心者がそろえておきたい装備と服装

出典:PIXTA
登山は普通の散歩とは異なり、適切な装備が安全と快適さに直結します。最初から全部そろえる必要はありませんが、安全に関わるアイテムは妥協せずに準備しましょう。
最低限そろえたい基本装備
登山デビューでまず優先したいのが基本装備です。特に登山靴はスニーカーで代替できない最重要アイテム。足首をホールドし、ソールが滑りにくい専用シューズを選びましょう。
・登山靴:足首をサポートするミドルカットが初心者向け
・30L前後のザック:日帰りは容量25〜35Lが目安
・レインウェア(上下セパレート):山の天気は変わりやすいため必携
・行動食・水分:水は1人500mL〜1L以上、行動食はチョコやナッツなど
・地図・コンパス(またはGPSアプリ):「YAMAP」などのスマホアプリも有効
これらは登山専門店のスタッフに相談しながら選ぶと、自分の足型や体型に合ったものを見つけやすくなります。安全のための必要経費と考えて準備しましょう。
季節別の服装とレイヤリング
登山の服装はレイヤリング(重ね着)が基本です。ベースレイヤー(吸汗速乾のアンダーウェア)、ミドルレイヤー(フリースなど)、アウターレイヤー(レインウェア)の3層構造で体温調整します。綿素材のTシャツは汗で濡れると体温を奪うため、登山では避けてください。
春・秋は昼と山頂の寒暖差が大きいため、脱ぎ着しやすいミドルレイヤーが活躍します。夏は薄手の速乾素材を中心に、紫外線対策として長袖や帽子を活用しましょう。冬山は初心者には難易度が高いため、まずは春・夏・秋の低山登山から経験を積むのがおすすめです。
あると安心な持ち物リスト
基本装備に加えて、以下のアイテムを持っていくと万が一のときも安心です。
・ヘッドライト(予備電池込み):下山が遅れたときの備え
・ファーストエイドキット:絆創膏・テーピング・痛み止めなど
・エマージェンシーシート:低体温症対策に軽量コンパクト
・日焼け止め・サングラス:標高が上がるほど紫外線が強い
・モバイルバッテリー:GPSアプリ使用時のバッテリー消費対策
・トレッキングポール:下りの膝負担を軽減
これらは登山ショップやアウトドア通販で少しずつそろえられます。まずは日帰り低山からスタートし、経験を積みながら装備をアップグレードしていくスタイルがおすすめです。
関東で登山初心者におすすめの日帰り低山7選

出典:PIXTA
ここからは、関東近郊で初心者が日帰りで楽しめる山を7つ厳選してご紹介します。いずれもアクセスが良く、コースが明瞭で、見どころが豊富な山ばかり。自分にぴったりの登山デビューの舞台を見つけてみてください。
高尾山(東京都)ケーブルカーで気軽に登れる関東屈指の入門コース

出典:PIXTA
高尾山は東京都八王子市にある標高599mの関東を代表する入門登山スポットです。整備されたコースや充実した売店・トイレ設備など、初めての登山でも安心の環境が整っています。新宿から電車で約50分とアクセス抜群な点も大きな魅力です。
おすすめコースと所要時間
初心者におすすめは舗装路中心の1号路で、薬王院を経由して山頂を目指します。体力に不安があれば高尾登山電鉄のケーブルカーを使って中腹まで楽に移動することも可能です。山頂からは天気の良い日に富士山を望むこともできます。
下山後に味わいたい名物グルメ
高尾山の名物はとろろそばです。山麓から参道沿いに多くのそば店が並び、登山の疲れを癒してくれます。ケーブルカー駅周辺にはソフトクリームや天狗焼きなど食べ歩きグルメも豊富で、登山と食事の両方を満喫できます。
| スポット・施設名 | 高尾山 |
|---|---|
| 住所 | 東京都八王子市高尾町 |
| アクセス | 京王線「高尾山口駅」より徒歩すぐ |
| 料金 | 入山無料(ケーブルカー・リフトは別途有料) |
| URL | https://www.takaotozan.co.jp/ |
筑波山(茨城県)日本百名山で最も登りやすい関東平野の名峰

出典:PIXTA
筑波山は茨城県つくば市にある標高877mの日本百名山の一座で、男体山・女体山のふたつの峰を持つ双耳峰です。古くから「西の富士、東の筑波」とうたわれた名峰で、関東平野に孤立して立つため山頂からの眺望は抜群です。
ケーブルカー・ロープウェイを使ったルート
筑波山にはケーブルカーとロープウェイの2種類の登山補助設備があります。筑波山ケーブルカーは筑波山神社隣の宮脇駅から筑波山頂駅を結び、所要時間8分で御幸ヶ原まで運行する路線で、男体山側へのアクセスに便利です。ロープウェイは女体山側の山頂付近まで運行しており、体力や時間に応じて使い分けることで、初心者でも無理なく山頂を目指せます。
山頂からの眺望と御幸ヶ原の楽しみ方
男体山と女体山の中間地点にある御幸ヶ原は、休憩所や売店が集まる広場です。筑波山名物のお土産を購入したり軽食をとったり、下山前のひとときを楽しめます。女体山頂は巨岩の上に立つスリリングなスポットで、関東平野を一望できる絶景が広がります。
| スポット・施設名 | 筑波山 |
|---|---|
| 住所 | 茨城県つくば市筑波 |
| アクセス | つくばエクスプレス「つくば駅」より筑波山シャトルバス利用 |
| 料金 | 入山無料(ケーブルカー・ロープウェイは別途有料) |
| URL | https://www.mt-tsukuba.com/ |
大山(神奈川県)信仰の山として親しまれる丹沢の入門コース

出典:PIXTA
大山は神奈川県伊勢原市にある標高約1,252mの丹沢山地の一座です。江戸時代から「大山詣り」として庶民の信仰を集め、日本遺産にも認定されている歴史ある山で、参道沿いには土産物屋や茶屋が並ぶ「こま参道」があり、登山と観光を組み合わせて楽しめます。
阿夫利神社から山頂を目指す王道コース
初心者におすすめのルートはケーブルカーを利用して大山阿夫利神社下社まで上がり、そこから山頂を目指すコースです。下社は標高696mに位置し、ここから急峻な山道を約2時間歩くと山頂の本社に着きます。山頂からは相模湾を見渡す開放的な眺望が楽しめます。
下山後のこま参道と日帰り温泉
下山後はこま参道を散策しながら豆腐料理や土産物を楽しみましょう。大山は豆腐の産地としても有名で、参道沿いの各店で名物の大山豆腐を使った料理が味わえます。伊勢原市内には日帰り温泉施設もあり、登山の疲れを癒してから帰路につけます。
| スポット・施設名 | 大山(大山阿夫利神社) |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県伊勢原市大山12 |
| アクセス | 小田急線「伊勢原駅」北口4番乗場より「大山ケーブル」行きバス終点下車、徒歩約15分でケーブルカー乗り場 |
| 料金 | 入山無料(ケーブルカーは別途有料) |
| URL | https://www.afuri.or.jp/ |
鋸山(千葉県)海と山の絶景を一度に楽しめる房総の低山

●PhotoAC
鋸山は千葉県富津市にある標高329mの山で、山の稜線がのこぎりの歯のように連なる独特の山容が特徴です。山内には約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所である日本寺が広がり、石切場跡や「地獄のぞき」など個性的な見どころが満載です。
ロープウェイ利用のお手軽コース
鋸山ロープウェイを利用すれば、山麓から山頂付近まで短時間で到達できます。体力に自信がない方や家族連れでも安心して楽しめるのが魅力。ロープウェイを降りたあとは、展望台から東京湾と房総半島の絶景を一望できます。徒歩での登山ルートも整備されているので、体力に応じて組み合わせるのもおすすめです。
日本寺と地獄のぞきの楽しみ方
鋸山の最大の見どころは日本寺の境内です。「地獄のぞき」は断崖絶壁から突き出た岩の上に立つスポットで、突き出た岩の先端からは房総半島や遠く富士山、三浦半島までの絶景が望めます。また、日本最大級の磨崖仏「薬師瑠璃光如来」も必見です。境内は有料ですが、それだけの価値ある見どころが詰まっています。
| スポット・施設名 | 鋸山(日本寺) |
|---|---|
| 住所 | 千葉県安房郡鋸南町 |
| 営業時間 | 9:00〜16:00(最終入場15:00) |
| アクセス | JR内房線「浜金谷」駅より国道127号線を館山方向へ徒歩8分でロープウェイ山麓駅 |
| URL | https://www.nihonji.jp/ |
御岳山(東京都)ケーブルカーと宿坊の街並みが魅力の奥多摩入門

出典:PIXTA
御岳山は東京都青梅市にある標高929mの奥多摩を代表する山です。山頂付近には武蔵御嶽神社を中心に宿坊や売店が集まる集落があり、まるで山の上の小さな集落を歩くような独特の体験ができます。東京都内とは思えない豊かな自然と歴史ある神社が融合した特別な場所です。
武蔵御嶽神社までの参道コース
御岳山へはまず御岳登山鉄道のケーブルカーを利用して御岳山駅まで上がります。ケーブルカーは滝本駅から御岳山駅まで約6分で結び、御岳山駅から徒歩30分ほどで山頂の武蔵御嶽神社までアクセスできます。駅からは宿坊や土産物屋が並ぶ御師集落を歩き、神社へと向かいます。苔むした石畳の参道が雰囲気抜群です。
ロックガーデンへの周回ルート
御岳山の隠れた名所がロックガーデンです。清流と苔むした岩が美しい渓谷沿いの遊歩道で、沢沿いの涼しい環境が夏場に人気があります。長尾平から七代の滝・綾広の滝を経由する周回ルートは初心者にも歩きやすく、自然の豊かさを全身で感じられます。
| スポット・施設名 | 御岳山(武蔵御嶽神社) |
|---|---|
| 住所 | 東京都青梅市御岳山176番地 |
| アクセス | JR青梅線「御嶽駅」よりバスで約10分、「ケーブル下」下車。ケーブルカー滝本駅から御岳山駅まで約6分 |
| 料金 | 入山無料(ケーブルカーは別途有料) |
| URL | https://musashimitakejinja.jp/ |
金時山(神奈川県・静岡県)富士山の絶景が広がる箱根の名峰

出典:PIXTA
金時山は神奈川県と静岡県の県境に位置し、標高1,212mで箱根の外輪山の中で最も北にある名峰です。山頂から望む富士山の眺望は関東近郊の山の中でも随一の美しさと評判で、多くの登山者が富士山目当てに訪れます。昔話「金太郎」ゆかりの山としても知られています。
公時神社からの王道コース
初心者に最もおすすめのルートは公時神社(きんときじんじゃ)を起点とするコースです。公時神社を経由して金時山頂上に向かうコースタイムは片道約1時間半と短く、コンパクトな登山が楽しめます。頂上には食事や休憩がとれる小屋が2軒あり、ゆったりと過ごせます。富士山を眺めながらの休憩は格別です。
下山後に立ち寄りたい箱根の温泉
金時山の登山後は、箱根の豊富な温泉を楽しみましょう。仙石原・強羅・箱根湯本など、周辺には日帰り入浴可能な温泉施設が数多くあります。特に仙石原エリアは登山口からのアクセスが良く、ススキの草原観光と組み合わせるのもおすすめです。
| スポット・施設名 | 金時山(公時神社) |
|---|---|
| 住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 |
| アクセス | 箱根登山バス「金時神社入口」バス停下車、徒歩約7分 |
| 料金 | 入山無料 |
| URL | https://www.kintokijinja.com/ |
赤城山(群馬県)花と湖の絶景を楽しめる日本百名山

出典:PIXTA
赤城山は群馬県前橋市にある日本百名山の一座で、最高峰の黒檜山(くろびさん)は標高1,828mを誇ります。火山活動でできたカルデラに大沼と小沼の2つの湖を抱え、湖と山が織りなす絶景が楽しめます。春のレンゲツツジ、夏の新緑、秋の紅葉、冬のワカサギ釣りと年間を通じて観光客が訪れる人気スポットです。
大沼から黒檜山を目指すコース
初心者向けのメインルートは大沼湖畔の黒檜山登山口からスタートするコースです。登山口から山頂までの所要時間は約1時間〜1時間30分で、急登が続く場面もありますが距離は短め。山頂から少し足を延ばした展望スポットからは群馬の山並みと大沼を一望できます。体力に余裕があれば隣の駒ヶ岳まで縦走するコースもおすすめです。
季節ごとの花と紅葉の見どころ
赤城山の魅力のひとつが季節の花々です。初夏(6月頃)には覚満淵周辺でレンゲツツジが鮮やかに咲き誇り、多くの観光客が訪れます。秋(10月中旬〜11月上旬)には山全体が紅葉に染まり、大沼と紅葉のコントラストが美しい。花や紅葉のベストシーズンと登山を組み合わせると、さらに充実した山旅になります。
| スポット・施設名 | 赤城山(黒檜山) |
|---|---|
| 住所 | 群馬県前橋市富士見町赤城山 |
| アクセス | JR両毛線「前橋駅」よりバスで約1時間10分(赤城山ビジターセンター前下車) |
| 料金 | 入山無料 |
| URL | https://www.city.maebashi.gunma.jp/ |
下山後に泊まりたい関東の登山口近くのキャンプ場

出典:PIXTA
登山の余韻をそのままに、自然の中で一夜を過ごすキャンプとの組み合わせはとても魅力的です。関東の登山スポット周辺にはキャンプ場が充実しており、登山後にチェックインして焚き火を囲みながらゆったり過ごせます。登山+キャンプのプランでアウトドアの休日を丸ごと楽しんでみましょう。
登山口近くで人気のキャンプ場
各登山スポットの近くには、初心者でも利用しやすいキャンプ場があります。高尾山・御岳山周辺の奥多摩エリア、箱根・金時山周辺の仙石原エリア、赤城山周辺の大沼エリアなど、関東各地の名山の麓にキャンプ場が点在しています。「なっぷ」では登山口近くのキャンプ場を地図から検索できるので、登山計画と合わせて選んでみてください。電源サイトやコテージが充実した施設も多く、初キャンプにも安心です。
テント泊デビューにおすすめのスタイル
キャンプ初心者には、まず設備の整ったオートキャンプ場やグランピング施設からスタートするのがおすすめです。テントや寝袋を自前でそろえなくてもよいグランピングは、手ぶらで非日常を体験できる手軽さが魅力。登山で体を使った後は、快適なベッドやバーベキューで疲れを癒すという贅沢なプランも人気です。
さいごに

出典:PIXTA
今回は関東で登山初心者におすすめの山を7つご紹介しました。高尾山や筑波山のようにケーブルカーが使える山から、鋸山のようにユニークな見どころがある山まで、個性豊かなラインアップがそろっています。まずは「行ってみたい」と思える山を一つ選んで、足を踏み出してみることが大切です。
登山は準備が9割とも言われます。この記事で紹介した基本装備・服装・山選びのポイントを押さえておけば、初めての登山でも安心して楽しめるはずです。天気予報を確認し、無理のないスケジュールで出発しましょう。下山後のグルメや温泉、キャンプなどのお楽しみを計画に組み込むと、満足度がグッと高まります。
関東の豊かな自然は、一歩山に入るだけで日常の喧噪を忘れさせてくれます。気軽な低山から始めて、少しずつ経験を積みながら自分だけの登山スタイルを見つけていきましょう。なっぷマガジンでは登山と相性抜群のキャンプ場情報も豊富に掲載していますので、ぜひ素敵な山旅の計画にお役立てください。
※情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。
※本記事は、ライティング補助や誤字チェックなどでAIを利用しています。最終的な確認は編集部で行なっていますが、万が一情報に誤りがあった場合はこちらからお問い合わせでください。






