網走1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

本モデルコースでは、網走の象徴ともいえる観光名所「博物館 網走監獄」を中心に、歴史・自然・グルメをバランスよく味わえる2日間の旅をご紹介します。1日目は、オホーツク海沿いを走る爽快なドライブから始まり、知床五湖や濤沸湖などの自然豊かなスポットを巡ります。夜は、港町ならではの新鮮な魚介を使った絶品グルメを堪能しながら、旅の余韻に浸る時間を過ごしましょう。2日目は、明治時代の面影を残す「博物館 網走監獄」で歴史を学び、午後には「オホーツク流氷館」で流氷の世界を体感。女満別空港へと向かう帰路のドライブまで、網走の自然と文化、そして人の温もりを感じられる魅力的な行程です。短い滞在でも心に残る思い出が詰まった、充実の1泊2日旅をお届けします。

網走観光1日目のモデルコース

午前：オホーツク海沿いをドライブして絶景を満喫

出典；PIXTA

旅の始まりは、オホーツク海を望む海岸線のドライブからスタート。国道244号線を走ると、右手に広がるオホーツクブルーの海と、左手の雄大な牧草地が織りなすコントラストが美しく、北海道らしい壮大なスケールを感じられます。途中には小さな漁港や展望台が点在しており、車を停めて写真撮影を楽しむのもおすすめ。特に晴れた日の海岸線は、どこまでも続く水平線と爽やかな潮風が心地よく、走るだけで心が癒されます。網走湖や能取岬を経由すれば、季節ごとに変わる花畑や流氷の絶景にも出会えるかもしれません。北海道の自然を肌で感じながら、網走の広大な景色を存分に楽しむドライブ旅の幕開けです。

午後：知床五湖ウォーク＆オシンコシンの滝で絶景撮影

出典；PIXTA

午後は、世界自然遺産・知床を代表する自然の名所を巡る癒しと感動のひとときへ。まずは「知床五湖ウォーク」で、知床連山を望みながら原生林の中をゆっくり散策しましょう。最初にフィールドハウスで自然保護に関するレクチャーを受けたら、地上遊歩道へ。湖面に映る山々や揺れる木々の緑、野鳥のさえずりが五感を満たし、知床の雄大な自然を全身で感じられます。コースは全長3kmの大ループと1.6kmの小ループの2種類があり、体力や時間に合わせて選べるのも魅力。クマの活動期にはガイドツアー付きで安全に散策できます。
散策を終えたら、車で移動して網走を代表する名瀑「オシンコシンの滝」へ。二筋に分かれて流れ落ちる滝は「双美の滝」とも呼ばれ、その豪快な水しぶきと迫力ある音が訪れる人を圧倒します。展望台からは滝を間近に眺めることができ、光に照らされた水滴が虹を作ることも。自然の力強さと美しさが融合した、知床ならではの絶景フォトスポットです。

夕方：濤沸湖で自然観察と癒しのひととき

出典；PIXTA

夕方は、網走を代表するラムサール条約登録地「濤沸湖（とうふつこ）」へ。濤沸湖は、海とつながる汽水湖であり、多様な動植物が生息する自然豊かなスポットです。夏には青々とした草原に白いサギが舞い、秋には一面のススキが黄金色に染まるなど、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。湖畔には整備された遊歩道があり、心地よい風を感じながら散策すれば、網走の穏やかな自然を五感で味わうことができます。
双眼鏡を片手にバードウォッチングを楽しむのもおすすめで、運がよければオオハクチョウやカモ類などの野鳥にも出会えるかもしれません。夕暮れ時には湖面が茜色に染まり、静かな時間が流れる中で一日の疲れを癒してくれます。自然の息吹と静寂に包まれた濤沸湖で、網走の大地が織りなす美しいフィナーレを堪能しましょう。

夜：網走市内で地元グルメを堪能

出典：鮨 やまし田

旅の締めくくりは、網走市内で味わう新鮮な海の幸。オホーツク海に面した網走は、流氷の海で育った魚介が豊富に揃う美食の街です。夜は、地元の旬の素材を活かした料理が楽しめる居酒屋や寿司店を巡ってみましょう。中でも人気の「鮨 やまし田」では、毛ガニやホタテ、イクラなど、北海道ならではの食材を使った極上の寿司が味わえます。
また、創作料理が評判の「酒菜亭 喜八」では、地元野菜や海産物を活かした一品料理と地酒のマリアージュを堪能。ミシュランガイド北海道でビブグルマンを獲得した実力店としても知られています。夜風が心地よい網走の街を散歩しながら、旅の思い出を語り合うのもおすすめ。北の大地の恵みを存分に味わいながら、最高の一日を締めくくりましょう。

網走観光2日目のモデルコース

午前：博物館 網走監獄を見学

出典；PIXTA

2日目の朝は、網走を代表する歴史スポット「博物館 網走監獄」からスタート。明治時代に実際に使われていた建物を保存・公開している野外歴史博物館で、当時の刑務所の様子をリアルに体感できます。木造の房舎や中央見張所、囚人たちの手作業で建てられた太い梁や柱など、130年以上前の建築技術の高さに驚かされるはず。館内には重要文化財に指定された展示もあり、囚人の暮らしぶりや北海道開拓に果たした役割などを学ぶことができます。
さらに、最新のVR映像コンテンツでは、実際に囚人の視点から当時の生活を疑似体験でき、まるでタイムスリップしたかのような臨場感を味わえます。歴史と最新技術が融合したこの博物館は、学びながら楽しめる網走観光の定番スポット。静かな冬の雪景色の中で見学すれば、より一層その荘厳な雰囲気を感じることができるでしょう。

午後：オホーツク流氷館訪問

出典；PIXTA

午後は、天都山の高台にある「オホーツク流氷館」へ。ここでは、オホーツク海の流氷や海の生態系について学べる展示が充実しており、流氷の神秘に触れることができます。館内の人気スポットは、マイナス20度の「流氷体験室」。実際の流氷に触れられる貴重な空間で、凍てつく寒さと氷の質感を全身で体感できます。氷点下の世界に一歩足を踏み入れれば、まるで冬のオホーツクを旅しているかのような感覚に。
さらに、館内には展望スペースやカフェも併設されており、流氷や網走湖を望みながらゆったりとした時間を過ごせます。展望台からは遠く知床連山まで見渡せる絶景が広がり、写真撮影にもぴったり。科学・自然・アートが融合した流氷館で、網走ならではの雄大な自然と静寂に包まれた午後を満喫しましょう。

夕方：女満別空港へ移動

出典；PIXTA

旅の最終日は、夕方に女満別空港へ向かいましょう。網走市内から空港までは車で約40分ほどの距離なので、時間に余裕をもって出発するのがおすすめです。道中では、北海道の雄大な自然が広がる風景を眺めながら、旅の思い出を振り返るドライブを楽しめます。途中の道の駅や展望スポットに立ち寄って、最後にもう一枚写真を撮るのも素敵です。
空港に到着したら、レンタカーを返却してチェックイン手続きを済ませましょう。女満別空港内には北海道ならではの特産品を扱うお土産ショップや、旅の締めくくりにぴったりなカフェも充実しています。地元産のソフトクリームやスイーツを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごせば、網走の旅の余韻を心ゆくまで感じられるはず。自然と歴史、グルメを満喫した充実の旅を締めくくりましょう。

1泊2日で網走観光を満喫しよう！

雄大な自然と歴史、そして人の温もりが息づく網走の旅は、季節ごとに違った魅力を感じられるのが大きな魅力です。冬は流氷が海を覆い、白銀の世界が広がる幻想的な風景を、春から秋にかけては花々や湖が色づく美しい自然を満喫できます。知床や濤沸湖での自然散策、博物館 網走監獄での歴史探訪、そしてオホーツク海の幸を堪能するグルメ体験まで、どの瞬間も心に残る思い出となるでしょう。
次回は季節を変えて訪れれば、また違った表情の網走に出会えるはずです。静寂と雄大さが共存するこの地で、自然の力強さと癒しを再び感じに行きませんか？旅の余韻が残る網走は、何度でも訪れたくなる特別な場所です。