
北海道でオーロラが見える!低緯度オーロラの観測スポット4選と撮影のコツ
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北海道でオーロラは見られる?低緯度オーロラの正体

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オーロラが発生する仕組み
オーロラは、太陽から放出された荷電粒子(太陽風)が地球の磁場に引き寄せられ、上層大気の酸素や窒素分子と衝突して発光する現象です。通常は地磁気の極付近、緯度65〜72度前後の「オーロラ帯」で発生しやすく、アラスカやノルウェー北部、カナダのユーコンなどが代表的な観測地として知られています。
北海道で見える『低緯度オーロラ』とは
太陽活動が特に活発なときは荷電粒子の流入量が急増し、オーロラ帯が通常より低緯度側へ広がります。これにより北海道(北緯約43〜45度)でも観測できる場合があり、これを「低緯度オーロラ」と呼びます。北海道での観測例は江戸時代の記録にも残り、近年では2024年5月や10月に国内各地で相次いで目撃・撮影されました。
北海道のオーロラはなぜ赤いのか
北欧などで見られる緑色のオーロラは、高度100〜150km付近の酸素原子の発光によるものです。一方、北海道で観測される低緯度オーロラは、より高高度(200〜400km以上)の酸素原子が発光するため、赤色や赤紫色に見えるのが特徴です。肉眼では淡くて分かりにくいことが多いですが、カメラの長時間露光ではっきり赤く写ることがあります。
北海道でオーロラが見られる時期と観測条件

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観測しやすい時期と時間帯
低緯度オーロラは年間を通じて発生しうるものの、夜が長く空が暗くなる秋〜春(10月〜3月ごろ)がチャンスを得やすい時期です。太陽活動が活発な時期には、春分・秋分のころに地磁気嵐が起きやすい傾向も指摘されています。時間帯としては、空が十分に暗くなる21時〜翌2時ごろが狙い目です。
気象条件と空の暗さ
観測の大前提は雲のない晴天と、光害の少ない暗い夜空です。北海道は本州に比べて人口密度が低く、道北・道東のエリアでは光害が非常に少ない地点があります。月明かりも天敵になるため、新月前後を選ぶとオーロラの淡い光が見えやすくなります。天気予報に加え、雲量マップも事前に確認しましょう。
太陽活動極大期と観測チャンス
太陽活動はおよそ11年周期で活発・静穏を繰り返します。現在は「第25太陽活動周期」の極大期にあたり、大規模な太陽フレアや地磁気嵐の発生頻度が高まっています。Kpインデックスを配信するサービスやアプリを活用し、Kp7以上の予報が出たら即座に行動できる準備をしておきましょう。
北海道のオーロラ観測おすすめスポット4選

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北海道でオーロラを狙うなら、光害が少なく空が広く開けた場所を選ぶのが基本です。以下、天文台を含むおすすめスポットを4か所紹介します。
りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)/陸別町
陸別町は日本有数の「星空の村」として知られ、年間晴天率の高さと圧倒的な暗夜環境が自慢です。りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)は一般公開型天文台としては日本最大級の115cm反射望遠鏡を備える公開天文台で、スタッフによる観望会も実施されています。開けた駐車場や周辺の農道から、北の空を広く見渡せます。
| スポット・施設名 | りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台) |
|---|---|
| 住所 | 北海道足寄郡陸別町宇遠別 |
| 営業時間 | 4月~9月 14:00~22:30/10月~3月 13:00~21:30 |
| アクセス | 帯広から車で約2時間、北見から車で約1時間 |
| 駐車場 | あり |
| 料金 | 大人500円、小人300円(夜時間) |
| URL | https://www.rikubetsu.jp/tenmon/ |
なよろ市立天文台きたすばる/名寄市
名寄市は北海道北部の豪雪地帯ですが、冬の晴れた夜は透明度の高い星空が広がります。なよろ市立天文台「きたすばる」は国内最大級を誇る160cmの望遠鏡を備え、惑星観測をメインに行っています。周辺は平坦な地形で北の地平線まで見通しが利き、オーロラ観測に適した環境です。
| スポット・施設名 | なよろ市立天文台きたすばる |
|---|---|
| 住所 | 北海道名寄市字日進157-1(北海道立サンピラーパーク 星見の丘) |
| 営業時間 | 4月~10月 13:00~21:30/11月~3月 13:00~20:00 |
| アクセス | 名寄駅から車で約15分 |
| 料金 | 一般410円、学生310円、高校生以下無料 |
| URL | https://www.nayoro-star.jp/kitasubaru/ |
しょさんべつ天文台/初山別村
初山別村は日本海沿いに位置する小さな村で、しょさんべつ天文台は日本では最北の天文台とされ、口径650mmのカセグレン式反射望遠鏡を備えています。みさき台公園内に整備されており、オートキャンプ場も隣接しているため、泊まりがけで夜空を楽しめます。海側の低い地平線は視界が広く、オーロラが低空に現れた際にも観測しやすい環境です。
| スポット・施設名 | しょさんべつ天文台 |
|---|---|
| 住所 | 北海道苫前郡初山別村豊岬153-7 |
| 営業時間 | 4月~9月 14:00~21:00/10月~3月 12:00~19:00(12月~2月は休館) |
| アクセス | 留萌市から国道232号線を利用し車で約1時間半 |
| 駐車場 | あり |
| 料金 | 高校生以上200円、小中学生100円 |
| URL | https://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/kankoumiryoku/tenmondai/ |
母子里(幌加内町)周辺の暗夜エリア
幌加内町の母子里地区は、かつて日本の観測史上最低気温(−41.2℃)を記録したことでも知られる、内陸部の極寒・極暗の地です。周囲に光源がほとんどなく、日本有数のダークスカイスポットとして天文ファンの間で有名です。近隣の農地沿いの道路から、遮るもののない広大な夜空を仰ぐことができます。訪れる場合は防寒対策と安全確認を徹底してください。
北海道でオーロラを楽しむためのコツと持ち物

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スマホ・カメラでの撮影のコツ
低緯度オーロラは肉眼では淡い赤みや白い光に見えることが多く、判断しにくいケースがあります。そこで重要なのがカメラやスマホの長時間露光(夜景モード・プロモード)を使った撮影です。カメラはISO1600〜6400、シャッタースピード10〜30秒、絞りはなるべく開放(F2.8以下が理想)に設定してみましょう。
撮影のポイントは次のとおりです。
・三脚を使う:手ブレがあると長秒露光が台無しに。旅行用三脚でもOK
・北の空にカメラを向ける:低緯度オーロラは北の地平線付近に現れやすい
・スマホのナイトモードを活用:最新機種なら赤いオーロラを捉えられることがある
・RAW形式で記録:後から色調整しやすく、淡いオーロラも浮き上がらせやすい
シャッターを切るたびに画像を確認し、空に赤みや縦筋が写っていればオーロラの可能性が高いです。撮影に夢中になりすぎず、肉眼でも空を眺める時間を大切にしましょう。
冬の北海道で必要な防寒装備
道北・道東の冬は気温が−20℃以下になることも珍しくありません。オーロラ待ちで屋外に立ち続ける時間は体感温度がさらに下がるため、防寒対策は命に関わる重要事項です。
・ダウンジャケット+防風アウター:風を通さない素材を最外層に
・ウールまたは厚手フリースのインナー:綿素材は汗冷えするため避ける
・防寒ブーツ(−30℃対応):足元の冷えは低体温症に直結
・手袋は二重に:カメラ操作用の薄手+厚手のミトンを重ねる
・カイロを複数持参:バッテリーは寒さで急激に消耗するため、予備も保温して携行
キャンプ場や宿と組み合わせた星空観賞
オーロラは「待ち」の観測です。深夜に短時間で帰るより、近隣のキャンプ場や温泉宿に泊まりがけで訪れるのが理想的です。しょさんべつ天文台に隣接するオートキャンプ場のように、天文台のそばでテントを張れる施設なら、アラームで目を覚ましながら何度でも空を確認できます。温泉宿を拠点にする場合は、チェックイン後に周辺のダークスポットを下見しておき、Kpインデックスの急上昇を確認したらすぐ出発できるよう準備しておくとスムーズです。
さいごに

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北海道でのオーロラ観測は、アイスランドやノルウェーへ旅するよりもはるかに身近でありながら、「いつ見られるかわからない」という特別な緊張感が伴います。太陽活動の極大期である今は、国内で低緯度オーロラが見られる絶好のタイミングです。Kpインデックスの速報をこまめにチェックし、チャンスを逃さない準備を整えておきましょう。
陸別町、名寄市、初山別村、幌加内町など、北海道には光害の少ない素晴らしい観測スポットが点在しています。天文台のイベントや宿泊施設をうまく組み合わせれば、オーロラだけでなく満天の星空や銀河も同時に楽しむ豊かな旅になるはずです。「見られたら奇跡、見られなくても北海道の夜空は美しい」という心構えで、ぜひ防寒をしっかり整えて壮大な夜空に挑戦してみてください。
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