
北海道の5月の気温と服装ガイド エリア別の特徴と楽しみ方
記事の目次
北海道の5月の気温の特徴

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平均気温と最高・最低気温の目安
5月の北海道は、道内全体の平均気温がおおむね10〜15℃前後で推移します。日中の最高気温は晴れた日には20℃近くまで上がる一方、朝晩は5℃前後まで下がるケースも珍しくありません。「昼は暖かくても夜は冷える」という大きな寒暖差が、この季節の最大の特徴です。
エリアによる気温差も大きく、太平洋側の道東は霧や冷たい海風の影響を受けやすく、日高山脈を越えた十勝側とは体感温度が大きく変わります。全道一律の感覚でいると現地で「思っていたより寒い」と感じやすいため、エリアごとの傾向を事前に確認しておきましょう。
本州(東京)との気温差
東京の5月の平均気温は20℃前後で、初夏の陽気が続く時期です。北海道の5月は東京より平均で8〜10℃ほど低い日が多く、東京で半袖で過ごせる日でも北海道では長袖や薄手のアウターが必要になります。本州と同じ感覚で荷造りをすると、旅先で寒さに困ることになりかねません。
特に夜間の差は顕著です。東京では5月下旬に最低気温が15℃を超える日も多くなりますが、北海道では同じ時期でも最低気温が5〜10℃台にとどまるエリアが多くあります。薄手のジャケットやカーディガンは必ず持参し、重ね着で調整できる準備を整えましょう。
近年の気温上昇傾向
近年は全国的な気温上昇の影響を北海道も受けており、5月に夏日(最高気温25℃以上)を記録するケースも増えています。特に内陸部の帯広や旭川では、5月下旬に気温が跳ね上がる年もあります。一方で「寒の戻り」と呼ばれる急な冷え込みも起こりやすく、暑さと寒さの両方に備えた荷物の準備がより重要です。
エリア別に見る5月の気温

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札幌・小樽など道央エリア
札幌の5月の平均気温はおよそ12〜14℃前後で、日中の最高気温は15〜20℃に達する日が多くなります。ゴールデンウィーク頃には市内の桜が見頃を迎え、円山公園などでお花見を楽しめます。小樽も気候傾向は近いですが、港町特有の海風で体感温度が下がることがあります。
5月下旬は日中過ごしやすい陽気になりますが、朝晩は依然として冷え込むため薄手のアウターは手放せません。日差しも強くなるので紫外線対策も忘れずに行いましょう。
函館など道南エリア
本州に最も近い道南エリアの函館は、北海道の中では比較的温暖です。5月の平均気温は13〜16℃程度と道央より若干高めで、日中は20℃を超える日もあります。函館の桜はゴールデンウィーク前後が見頃の目安です。津軽海峡からの海風が吹く日は体感温度が下がるため、風を通しにくいアウターがあると快適に観光できます。
釧路・帯広など道東エリア
道東は気温差が大きいのが特徴です。太平洋岸の釧路は、5月になっても海霧(ガス)の影響で気温が上がりにくく、最高気温が10〜15℃程度にとどまる日が多くあります。一方、内陸の帯広は日照時間が長く乾燥しているため、晴れた日には20℃を超えることもあります。同じ道東でも釧路と帯広で気温は大きく異なります。
知床や阿寒湖周辺などの山間部では、5月でも残雪が見られる場所があります。トレッキングや自然観察を計画している場合は、防寒・防水装備を十分に整えて出かけましょう。
稚内・旭川など道北エリア
最北端の稚内は、5月の平均気温が8〜12℃前後と道内でも低めです。オホーツク海からの冷たい風が吹きつけることも多く、晴れていても体感温度は数℃低く感じられます。防風性のあるアウターは必須です。旭川は内陸にあるため日較差が大きく、日中は15〜20℃まで上がる反面、朝晩は5℃以下になる日もあります。道北では特に重ね着の準備を念入りにしておくと安心です。
5月の北海道で気をつけたい寒暖差と「リラ冷え」

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リラ冷えとは
「リラ冷え」とは、北海道の初夏(5〜6月頃)にライラック(フランス語でリラ)の花が咲く時期に突然訪れる冷え込みを指します。本来暖かくなるはずの季節に気温が急降下する現象で、最高気温が一気に5〜10℃以上下がることも珍しくありません。古くから親しまれてきた気候用語で、旅行者も頭に入れておきたい概念です。
リラ冷えは天気予報だけでは予測しにくい場合もあります。「今日は暖かいから上着はいらない」と判断しても夕方から急に冷え込むことがあるため、常に防寒着をバッグに忍ばせておく習慣をつけると旅が快適になります。
朝晩の冷え込み対策
5月の北海道では、日中と朝晩の気温差が10℃以上になることもあります。早朝出発のキャンプや夜の夜景観光では特に冷え込みを感じやすくなります。フリースやダウンジャケットなどの防寒着を一枚多めに持ち、気温の変化に合わせて脱ぎ着できるようにしておきましょう。
5月の北海道におすすめの服装と持ち物

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日中の基本コーデ
日中の気温が15〜20℃に達する日は、長袖の薄手トップス+ライトアウター(薄手のジャケットやカーディガン)が基本スタイルです。日差しが強いためUVカット素材のカーディガンや帽子があると便利です。ボトムスはデニムやチノパンなど、やや厚手のものが安心です。
朝晩・寒の戻りに備える防寒アイテム
朝晩や天気が崩れたときのために、以下のアイテムを必ず用意しておきましょう。
・薄手のダウンまたはフリース:コンパクトに収納できるものが便利
・ウインドブレーカー・防風ジャケット:海沿いや山間部の風対策に必須
・重ね着しやすいインナー:ヒートテック系など体温を逃がしにくいもの
・手袋・ネックウォーマー:道北・道東・山間部では5月でも活躍する
リラ冷えや突然の寒の戻りに対応するには、気温の変化に応じてすぐに着脱できる「重ね着スタイル」が合理的です。かさばらないコンパクトなアウターを選ぶと、日中の観光でも荷物になりません。
あると安心な持ち物リスト
服装以外にも、5月の北海道旅行で役立つアイテムがあります。
・折りたたみ傘または軽量レインウェア:春の気候は変わりやすく突然の雨も多い
・日焼け止め・サングラス:紫外線が強く、雪山や湖での反射にも注意
・保温性のある水筒:朝晩冷える時期、温かい飲み物があると体が楽になる
・モバイルバッテリー:アウトドアエリアは充電場所が限られる
これらを小さなリュックやデイバッグにまとめておくと、日帰り観光でもキャンプでも活用できます。出発前にチェックリストとして活用してください。
5月の北海道で楽しめる自然体験とアウトドア

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遅咲きの桜と新緑を楽しむ
本州では4月初旬に終わる桜の季節が、北海道では4月下旬〜5月中旬まで続きます。札幌では5月上旬にエゾヤマザクラが見頃を迎え、道北の松前や道東の根室エリアでは5月中旬〜下旬まで咲き続けるスポットもあります。本州で見逃した花見を北海道でもう一度楽しめるのが、5月旅行の大きな魅力です。
桜と同時に、カラマツやシラカバの新緑も芽吹き始めます。特に富良野・美瑛エリアの丘陵地帯は、淡い緑と青空のコントラストが美しく、ドライブやサイクリングに最適なシーズンです。
5月から始まる春キャンプの魅力
北海道の多くのキャンプ場が4月末〜5月上旬に営業を開始します。夏のハイシーズンより人が少なく、混雑を避けてゆったり自然を楽しめるのが春キャンプの魅力です。朝晩の冷え込みがある5月は焚き火の温かさがより心地よく感じられます。
ただし、5月のキャンプは気温の低下に備えた装備が欠かせません。寝袋は対応温度が0〜5℃程度のものを選ぶと安心です。朝露や雨による湿気対策として防水性の高いテントやタープを準備しておくと、急な天候変化にも対応できます。
ラフティングなど春限定アクティビティ
5月は雪解け水が川を満たし、ラフティングやカヤックなどの川遊びが盛り上がる季節です。特に十勝川や尻別川などでは、水量が豊富な春ならではのダイナミックなラフティングが体験できます。ガイド同行ツアーに参加すれば初心者でも安全に楽しめます。
また、知床や大雪山エリアでは、残雪が残る5月ならではのスノーシューハイキングも楽しめます。新緑と残雪が共存する景色は5月にしか見られない特別な光景です。アクティビティは気温や天候によって内容が変わる場合があるため、事前に現地のツアー会社へ確認してから予約しましょう。
さいごに

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5月の北海道は、桜・新緑・春キャンプ・アウトドアアクティビティと、見どころと楽しみ方が凝縮された旅の季節です。一方で、本州との気温差やリラ冷え、エリアごとの気候の違いを知らないまま訪れると、寒さで旅を楽しめないこともあります。
服装は重ね着が基本で、日中の薄手スタイルに加え、朝晩用のフリースやダウン、防風アウターを必ず用意しましょう。道東・道北を訪れる場合は特に念入りな防寒準備が必要です。天気予報をこまめに確認しながら、その日の気候に合わせて柔軟に対応することが快適な旅の鍵になります。
この記事が、5月の北海道旅行やキャンプの計画づくりにお役に立てれば幸いです。万全の準備で、北海道の豊かな自然と爽やかな春の空気を存分に楽しんでください。
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