有島記念館

北海道でおすすめ美術館・博物館19選!定番人気からおしゃれスポットまで紹介

北海道は、雄大な自然と多彩な文化が共存する、日本屈指の観光エリアです。札幌や函館、旭川といった都市部には、国内外の名作や現代アートを堪能できる美術館が数多く点在し、洗練された展示空間と利便性の高い立地が魅力。また、小樽や函館の歴史的建造物を活かした美術館・資料館では、当時の面影とアートが融合し、訪れる人々をタイムスリップさせてくれます。道東や道北では、釧路湿原や知床といった世界的にも貴重な自然環境をテーマにした施設や、地域の暮らしや文化を学べる博物館が点在し、旅行者の知的好奇心を刺激します。四季折々の景観やグルメと組み合わせて巡ることで、北海道の魅力をより深く味わえるでしょう。今回は、旅の計画に加えたい北海道のおすすめ美術館・博物館を19スポット厳選してご紹介します。

北海道には魅力的な美術館がたくさん!

北海道の美術館・博物館は、その土地の歴史や文化、自然の魅力を色濃く映し出す施設が揃い、訪れる人に感動と発見を与えます。札幌では、広々とした展示室で国内外の名画や彫刻を鑑賞できる大規模美術館が人気で、アクセスの良さも魅力。函館や小樽では、レンガ造りや木造建築を活かした情緒ある美術館や資料館が、観光地としての風情を引き立てます。さらに、釧路や網走、稚内といった道東・道北エリアでは、自然や生態系、先住民族の文化に焦点を当てた博物館が豊富で、学びと感動を同時に楽しめます。広大な大地を移動しながら、エリアごとの特色ある展示に触れられるのは北海道ならでは。旅程に合わせて巡れば、知的で充実した旅が叶うでしょう。

北海道のおすすめ美術館・博物館19選

拓真館

拓真館

出典:PhotoAC

「拓真館」は、美瑛町や富良野の雄大な風景を愛し、生涯にわたり撮影を続けた写真家・前田真三氏の作品を展示する美術館です。昭和62年(1987年)に廃校となった小学校の体育館を改築してオープンし、北海道らしいスケール感のある風景写真を常設展示しています。館内では、初夏の青麦畑と十勝岳連峰、黄金色の麦畑、白い花を咲かせるジャガイモ畑やラベンダー畑など、四季折々の美瑛の美しい丘陵風景を切り取った作品に出会えます。年間30万人が訪れる人気スポットで、入館料は無料。館外にも四季の花や緑が広がり、写真撮影にも最適なロケーションです。美瑛駅から車で約15分とアクセスも良く、ドライブや観光の途中に立ち寄れる気軽さも魅力です。

項目 情報
住所 北海道上川郡美瑛町字拓進
アクセス 美瑛駅から車で約15分
駐車場 あり(無料)
営業時間 9:00~17:00(時期により変動あり、最終入館は16:45)
料金 無料

六花亭アートヴィレッジ中札内美術村

出典:PIXTA

「六花亭アートヴィレッジ中札内美術村」は、北海道十勝地方・中札内村に広がる約145,000平方メートルの広大な敷地に、美術館やレストランが点在するアートと自然の融合空間です。柏林に囲まれたまくら木の遊歩道を歩きながら、相原求一朗美術館、小泉淳作美術館、北の大地美術館など7館を巡ることができ、四季の自然とアート鑑賞を同時に楽しめます。敷地内のレストラン「ポロシリ」では、地元の新鮮な農産物を使った家庭料理が味わえ、旅の休憩にもぴったり。開館期間は春から秋にかけてで、入館料は任意の寄付制というのも特徴です。帯広観光や十勝平野のドライブコースに組み込みやすく、自然散策と文化体験を同時に満喫できるスポットとして多くの人々に親しまれています。

項目 情報
住所 北海道河西郡中札内村栄東5線
アクセス JR帯広駅から車で約40分、とかち帯広空港から車で約15分
駐車場 あり(無料・130台)
営業時間 10:00~16:00(開館期間:4月下旬~10月下旬、金曜は美術館と庭園を開放)
料金 無料

六花の森

六花の森

出典:PhotoAC

「六花の森」は、北海道河西郡中札内村に位置する、六花亭の花柄包装紙に描かれた草花が咲き誇る庭園です。園内は美術館や資料館が点在し、柏林や小川、花畑を散策しながらアートと自然を同時に楽しめる空間になっています。季節ごとに咲く花々は訪れるたびに異なる表情を見せ、春から初夏にかけてはオダマキやキスゲ、あやめなどが彩りを添えます。途中の柏林では、コーヒーとマルセイビスケットのサービスがあり、散策の合間にほっと一息つけるのも魅力。花柄包装紙館では原画やデザインを間近で鑑賞でき、ファンにはたまらない展示が揃っています。ゆったりと自然と文化を満喫できる庭園として、多くの観光客やガーデン好きに愛されています。

項目 情報
住所 北海道河西郡中札内村常盤西3線249-6
アクセス JR帯広駅から車で約40分
駐車場 あり(無料・80台)
営業時間 4月下旬~11月上旬 10:00~(閉園時間は季節により変動)
料金 大人1,000円、中学生500円、小学生500円(団体割引あり)

ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)

ステンドグラス美術館 小樽

出典:PIXTA

「ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)」は、2016年7月にオープンした、小樽の歴史的建造物を活かした美術館です。館内には、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスの教会で実際に使用されていたステンドグラスが展示され、その美しい色彩と精緻なデザインから当時の宗教観や文化、歴史を感じ取ることができます。差し込む自然光によってガラスの色が刻々と変化し、訪れる時間や季節によって異なる表情を見せるのも魅力。小樽運河や歴史的建造物が並ぶエリアに位置しており、観光散策の途中に立ち寄りやすい立地です。館内は静かで落ち着いた雰囲気に包まれ、ゆっくりとアートに浸れる贅沢な時間を提供してくれます。

項目 情報
住所 北海道小樽市色内1丁目2-17
アクセス JR小樽駅から徒歩約13分、タクシーで約5分/札樽自動車道小樽ICから車で約10分
駐車場 あり(有料)
営業時間 9:30~17:30
料金 大人700円、大学生・高校生・中学生500円、小学生以下無料

小樽芸術村

小樽芸術村

出典:PIXTA

「小樽芸術村」は、歴史的建造物を活かした4つの施設からなる複合型美術館です。ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、似鳥美術館、そしてミュージアムカフェが点在し、小樽の街歩きと一緒にアート鑑賞を楽しめます。建物はそれぞれ異なる歴史と趣を持ち、ステンドグラスや絵画、彫刻、装飾工芸など多彩な展示が鑑賞者を魅了します。春から秋にかけては9:30~17:00の開館で、冬季は開館時間が短くなるものの、雪景色と歴史建築の美しさが相まって幻想的な雰囲気に包まれます。小樽駅から徒歩約15分とアクセスも良く、観光ルートにも組み込みやすい立地です。四季折々の景観の中で、作品や建築の魅力をじっくり堪能できるこの美術村は、小樽観光のハイライトとして訪れる価値があります。

項目 情報
住所 北海道小樽市色内1丁目3-1
アクセス JR小樽駅から徒歩約15分(約1km)
駐車場 なし
営業時間 9:30~17:00
料金 大人2,000円、大学生1,500円、高校生1,000円、中学生以下無料

浦河町立伏木田光夫美術館

浦河町立伏木田光夫美術館

出典:じゃらん

「浦河町立伏木田光夫美術館」は、北海道日高地方・浦河町出身の洋画家、伏木田光夫氏の作品を専門に展示する美術館です。乗馬公園内に位置し、周囲の自然と調和した静かな環境の中で芸術鑑賞が楽しめます。館内には、日高の豊かな風景や馬を題材にした油彩画をはじめ、人物画や静物画など多彩な作品が並び、伏木田氏の温かみある色彩感覚と確かな描写力を堪能できます。入館料は無料で、地元住民だけでなく観光客にも気軽に立ち寄れるのが魅力。日高幌別駅から徒歩5分というアクセスの良さもあり、乗馬体験や周辺観光とあわせて訪れるのもおすすめです。地域文化を支えるアートスポットとして、訪れる人に穏やかな感動と余韻を残します。

項目 情報
住所 北海道浦河郡浦河町字西幌別327番地9
アクセス 日高幌別駅から徒歩約5分
駐車場 あり(無料)
営業時間 10:00~16:00
料金 無料

アートホール東洲館

アートホール東洲館

出典:じゃらん

「アートホール東洲館」は、北海道深川市出身の書家・小川東洲氏と、画家の故・松島正幸氏の作品を常設展示する文化施設です。深川市経済センター内に位置し、JR深川駅から徒歩1分という好立地で、観光や街歩きの合間にも気軽に立ち寄ることができます。館内では、小川東洲氏の力強くも繊細な書と、松島正幸氏の温かみある絵画が調和し、訪れる人々に深川の文化と芸術の魅力を伝えます。入館料は無料で、地域住民から観光客まで幅広い層に親しまれています。無料駐車場も完備しているため、車でのアクセスも便利。静かで落ち着いた空間で、書と絵画の世界に浸る贅沢な時間を過ごせるスポットです。

項目 情報
住所 北海道深川市1条9番19号 深川市経済センター内
アクセス JR深川駅から徒歩約1分、深川ICから車で約11分(約4.6km)
駐車場 あり(無料)
営業時間 10:00~18:00
料金 無料

美瑛印象派油彩の庭

美瑛印象派油彩の庭

出典:じゃらん

「美瑛印象派油彩の庭」は、美瑛の丘を望む静かな高台に佇む、私設の絵画館と四季折々の花々が咲き誇るガーデンです。館内には、美瑛の雄大な丘陵や自然を題材にした油彩画が展示され、柔らかな光と色彩で描かれた作品から、まるで印象派の世界に入り込んだような感覚を味わえます。ガーデンでは、春から秋にかけて色とりどりの花々が咲き乱れ、訪れるたびに異なる景色を楽しめます。ハーブティーを片手に庭を眺めるひとときは、時間を忘れるほどの癒やし。売店では手作り雑貨やお土産も販売され、旅の記念にもぴったりです。美瑛駅から車で約15分、美馬牛駅からは約4kmとアクセスも良好で、近隣の拓真館とあわせて訪れるのもおすすめ。絵画と自然が織りなす優雅な空間で、心豊かな時間を過ごせます。

項目 情報
住所 北海道上川郡美瑛町新星みどりヶ丘
アクセス 美瑛駅から車で約15分(約8km)、美馬牛駅から約4km。近隣の拓真館を目指して向かうと途中にあります。
駐車場 あり(無料・5台)
営業時間 10:00~16:00
料金 入園料300円

北海道坂本龍馬記念館

北海道坂本龍馬記念館

出典:北海道坂本龍馬記念館

「北海道坂本龍馬記念館」は、幕末の志士・坂本龍馬に関する資料や史料を展示する、全国的にも珍しい専門記念館です。館内では、龍馬の書簡や愛用品の複製、当時の歴史背景を解説するパネル展示などを通じて、その生涯や思想をわかりやすく学ぶことができます。さらに、龍馬と北海道との関わりや、彼が志した北方開拓の夢についても深く掘り下げられており、歴史ファンにとっては必見の内容です。市電「十字街」電停から徒歩1分という好立地で、函館の観光名所であるベイエリアや元町地区からも近く、観光ルートに組み込みやすい点も魅力。龍馬ゆかりの品々を通して幕末の歴史ロマンに浸れる、函館ならではの文化スポットです。

項目 情報
住所 北海道函館市末広町8番6号
アクセス 市電「十字街」電停下車、徒歩約1分
駐車場 なし
営業時間 10:00~17:00(最終入館は閉館30分前まで)※季節やイベントにより変更の場合あり
料金 1,000円~

有島記念館

有島記念館

出典:PhotoAC

「有島記念館」は、大正期を代表する白樺派の作家・有島武郎の生涯と作品、そして彼が所有した農場の歴史を紹介する文化施設です。有島武郎は『カインの末裔』『生れ出づる悩み』『或る女』などの名作で知られ、文学のみならず農場解放という革新的な行動でも歴史に名を残しました。その理想は、農場解放後に結成された共生農団に受け継がれ、戦後の農地改革で解団する際に、彼らは有島の精神を後世に伝えるべく記念館を設立。現在の建物は1978年にニセコ町によって建設された三代目で、館内には原稿や書簡、写真、農場にまつわる資料が充実しています。周囲には羊蹄山やニセコの自然が広がり、文学と風景を同時に堪能できるのも魅力。文学ファンや歴史好きはもちろん、ニセコ観光の立ち寄りスポットとしてもおすすめです。

項目 情報
住所 北海道虻田郡ニセコ町有島57番地
アクセス JRニセコ駅から車で約10分
駐車場 あり(無料・50台)
営業時間 9:00~17:00
料金 一般500円

博物館網走監獄

博物館網走監獄

出典:博物館網走監獄

「博物館網走監獄」は、日本で唯一の監獄博物館として、旧網走刑務所の主要建築物や貴重な資料を保存・公開しています。特に注目すべきは、国内唯一現存する放射状配置の木造平屋舎房で、5棟が中央監視所を中心に扇状に広がる構造は圧巻です。昭和61年まで使用されていた226房の独居房・雑居房を間近で見学でき、明治期からの刑務所建築の歴史や機能を肌で感じられます。また、「行刑資料館」では、囚人たちの暮らしや北海道開拓に果たした役割、獄制の変遷を時代背景と共に詳しく解説しています。リアルな蝋人形による再現展示や体験型コーナーもあり、迫真の臨場感が訪れる人を圧倒します。広大な敷地内を巡れば、歴史的価値と文化的背景を同時に学べる貴重な時間が過ごせます。

項目 情報
住所 北海道網走市字呼人1-1
アクセス 網走駅からバスで約10分
駐車場 あり(無料・400台)
営業時間 9:00~17:00(入館は閉館1時間前まで)
料金 大人1,500円、高校生1,000円、小中学生750円(インターネット割引あり)

オホーツク流氷館

オホーツク流氷館

出典:PhotoAC

「オホーツク流氷館」は、北海道網走市の天都山に位置し、一年を通して流氷をテーマにした展示と体験が楽しめる施設です。館内の「極寒体験室」では、真夏でもマイナス18度の世界を再現し、実物の流氷に触れることが可能。流氷の天使として知られるクリオネや、愛らしいフウセンウオなどオホーツク海に生息する生き物も飼育展示されています。また、ハイビジョンシアターでは迫力ある映像と音響で流氷の壮大な景観や自然のドラマを体感でき、訪れる人々を魅了します。四季や天候を問わず流氷の魅力を味わえるため、冬に訪れることができない旅行者にも人気。展望台からはオホーツク海や知床連山を一望でき、観光スポットとしての魅力も抜群です。家族連れやカップル、学びを求める旅行者まで幅広く楽しめる網走の定番観光施設です。

項目 情報
住所 北海道網走市字天都山244番地の3
アクセス 網走駅からバスで約15分
駐車場 あり(無料・150台)
営業時間 5~10月:8:30~18:00/11~4月:9:00~16:30
料金 大人990円(団体790円)、高校生880円(団体700円)、中学生・小学生770円(団体610円)

ウポポイ(民族共生象徴空間)

ウポポイ

出典:PhotoAC

「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、アイヌ民族の歴史・文化・精神を総合的に学び、体験できる日本初の国立施設です。広大な敷地内には国立アイヌ民族博物館をはじめ、伝統的な住居チセの復元や工芸実演、音楽や踊りの上演など、アイヌ文化を五感で感じられる多彩なプログラムが揃っています。展示は、衣食住や信仰、自然との共生といったテーマで構成され、国内外から訪れる人々にアイヌ民族の世界観と知恵を伝えます。さらに、料理体験や工芸ワークショップなど、参加型の学びの場も充実。JR白老駅から徒歩約10分とアクセスも良く、周辺観光と組み合わせて訪れるのにも便利です。文化理解と交流を促す場として、世代や国籍を問わず多くの来館者に感動と発見を与えるスポットです。

項目 情報
住所 北海道白老郡白老町若草町2丁目3
アクセス JR白老駅から徒歩約10分
駐車場 あり(有料)
営業時間 9:00~20:00(定休日:月曜)
料金 大人1,200円、高校生600円、中学生以下無料(企画展や体験プログラムは別料金の場合あり)

知床自然センター

知床自然センター

出典:PhotoAC

「知床自然センター」は、世界自然遺産・知床国立公園の玄関口に位置するビジターセンターで、2016年4月にリニューアルオープンしました。知床五湖や知床峠方面へのアクセス拠点として便利で、登山やトレッキング、自然観察の出発点にも最適です。館内では、知床の最新自然情報やヒグマ出没情報を提供するほか、アウトドア用品の販売やレンタルも行っています。入館は無料ですが、巨大スクリーンで知床の四季や野生動物を迫力ある映像で紹介する「ダイナビジョンシアター」は有料(大人500円、小中学生200円)で楽しめます。また、フードコートでは地元食材を活かした料理やスイーツが味わえ、お土産ショップも充実。知床五湖散策時には無料の高架木道や、時期により条件が変わる地上遊歩道へのアクセス情報もここで確認できます。自然体験と観光の拠点として、多くの旅行者に親しまれています。

項目 情報
住所 北海道斜里郡斜里町字岩宇別531
アクセス 知床斜里駅からウトロ行きバスで約50分、下車後すぐ
駐車場 あり(無料・乗用車182台、バス5台)
営業時間 8:00~17:30
料金 入館無料(映像シアター:大人500円、小中学生200円、幼児無料)

北海道開拓の村

北海道開拓の村

出典:PhotoAC

「北海道開拓の村」は、北海道開拓時代の貴重な建物を移築・復元し、当時の生活や文化を体感できる野外博物館です。広大な敷地内には旧札幌駅停車場、北大恵迪寮、有島武郎邸、にしん御殿など、歴史的価値の高い建築物が点在し、四季折々の自然と調和した景観を楽しめます。夏季には馬車鉄道が、冬季には馬そりが村内を巡り、訪れる人々を開拓時代へと誘います。屋外展示ならではの迫力と、北海道らしい広々とした空間が魅力で、晴れた日には青空と緑の中に映える古建築が壮観。雪深い札幌で歴史的建造物を保存・公開する努力にも感動します。家族連れや歴史ファン、写真愛好家まで幅広く楽しめる観光スポットで、北海道の開拓史を五感で学べる貴重な場所です。

項目 情報
住所 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50番地-1
アクセス JR・地下鉄新さっぽろ駅からJRバス「開拓の村」行きに乗車、終点下車すぐ
駐車場 あり(無料・400台)
営業時間 9:00~16:30(5月~9月は9:00~17:00、入場は閉館30分前まで)
料金 一般830円(冬期間680円)

幌延ビジターセンター

幌延ビジターセンター

出典:PIXTA

「幌延ビジターセンター」は、サロベツ原野国立公園の一角に位置し、訪れる人々が自然への理解を深め、親しむための情報を提供する施設です。館内1階では、サロベツ原野で観察できる動植物を写真や標本で紹介しており、季節ごとの自然の変化や生態系について学ぶことができます。幌延町の地域おこし協力隊が発行する「ほろのべ・○○」などの地域情報誌も設置され、地元ならではの最新情報も得られます。周辺は日本有数の湿原地帯で、希少な動植物やバードウォッチングを楽しむ拠点としても最適。入館料は無料で、自然散策や観光の前に立ち寄れば、より深くサロベツの魅力を味わえます。休館は冬季(11月~4月)ですが、開館期間中は自然好きや写真愛好家で賑わうスポットです。

項目 情報
住所 北海道天塩郡幌延町字下沼
アクセス 下沼駅から車で約10分
駐車場 なし
営業時間 9:00~17:00(休館日:11月1日~4月30日)
料金 無料

函館市北方民族資料館

函館市北方民族資料館

出典:PIXTA

「函館市北方民族資料館」は、アイヌ民族をはじめとする北方民族の歴史と文化を、貴重な資料を通して伝える施設です。地元函館出身の民俗学者・馬場脩博士と児玉作左衛門博士が収集したコレクションを中心に展示しており、その中には国の重要有形民俗文化財に指定された品々も含まれます。展示室では、アイヌ民族の生活用具や衣装、独自の工芸品などがテーマごとにわかりやすく紹介され、自然と共に暮らした人々の知恵や美意識を感じることができます。特に世界でも数少ない皮舟(バイタルカ)は必見で、その造形と機能美に魅了されるでしょう。また、アイヌ文化体験プログラムもあり、見て学ぶだけでなく、実際に触れて感じることが可能です。館内はバリアフリー対応が充実しており、車椅子やベビーカー利用者も安心して見学できます。観光拠点・ベイエリアの一角に位置し、元町散策と合わせて訪れるのにも便利なスポットです。

項目 情報
住所 北海道函館市末広町21-7
アクセス 函館駅から車で約10分/市電「末広町」下車徒歩約1分
駐車場 なし
営業時間 4月~9月 9:00~19:00/11月~3月 9:00~17:00
料金 大人300円(団体20名以上2割引)、学生・児童150円

青函連絡船記念館 摩周丸

青函連絡船記念館 摩周丸

出典:PhotoAC

「青函連絡船記念館 摩周丸」は、1988年3月13日の青函連絡船運航最終日まで現役で活躍していた「摩周丸」を保存・公開する記念館です。かつて“海峡の女王”と称された優雅な船体は、現在JR函館駅近くの岸壁に係留され、訪れる人々を海の歴史へと誘います。船内には、当時の姿をそのまま残した操舵室(船橋)や無線通信室が公開されており、青函連絡船時代の臨場感を間近に体感できます。また、航海日誌や航路図、制服、模型など、青函航路を支えた貴重な資料が多数展示され、青森と函館を結んだ海の道の物語を学べます。展望デッキからは函館湾や市街地を一望でき、夜にはライトアップされた姿も美しく、フォトスポットとしても人気。鉄道や船舶ファンはもちろん、家族連れや観光客にもおすすめの、歴史とロマンが詰まった海上博物館です。

項目 情報
住所 北海道函館市若松町12
アクセス JR函館駅から徒歩約4分/函館空港からバスで約20分「函館駅前」下車
駐車場 なし
営業時間 8:30~18:00
料金 大人500円、小~高校生250円、幼児・未就学児無料

二風谷アイヌ文化博物館

二風谷アイヌ文化博物館

出典:PhotoAC

「二風谷アイヌ文化博物館」は、北海道沙流郡平取町二風谷に位置し、かつて白老や近文と並びアイヌ文化の中心地として知られた二風谷集落の歴史と暮らしを今に伝える施設です。館内には、衣装や狩猟道具、生活用具など約300点以上のアイヌ文化資料が展示され、木彫や刺繍などの繊細な工芸品から、自然と共に生きたアイヌ民族の知恵や精神性を感じ取ることができます。また、来館者が直接アイヌ文化に触れられる体験プログラムも充実しており、特に「アイヌ文様の彫刻と刺しゅうのコースター制作体験」は、旅の思い出として人気です。夏は緑豊かな自然に囲まれた環境の中で、冬は雪景色とともに静かな時間を過ごしながら、歴史と文化を深く学べます。地域の人々が大切に守り伝えてきた文化に触れられる、貴重な学びと感動のスポットです。

項目 情報
住所 北海道沙流郡平取町二風谷61
アクセス 富川駅からバスで約35分
駐車場 無料駐車場あり
営業時間 9:00~16:30
料金 大人400円(団体割引あり)、子供150円

北海道で美術館・博物館を満喫!

四季折々の自然とともに、多彩な文化や歴史が息づく北海道。ここには、芸術に触れられる美術館から地域の歴史や暮らしを伝える博物館まで、訪れる人の感性を刺激するスポットが数多く揃っています。壮大なスケールで展示される屋外型の施設や、希少な資料を間近で見られる専門館、さらには体験を通して学べる参加型の展示など、その魅力は実に多彩。旅の途中で立ち寄れば、北海道の新たな一面に出会えることでしょう。次の旅行では、観光名所やグルメとあわせて、ぜひこれらの施設を巡り、奥深い文化の世界に浸ってみませんか。きっと心に残る発見と感動が待っています。

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