帯広1泊2日のおすすめ観光モデルコースを紹介

今回ご紹介するモデルコースは、帯広とその周辺エリアを1泊2日で効率的に楽しめるように組み立てました。初日は展望台から雄大な自然を望み、博物館で文化に触れたあと、銘菓メーカーの見学や帯広駅周辺の名物グルメを堪能。2日目は牧場で搾りたて牛乳のジェラートを味わい、自然豊かな庭園での散策やカフェでのひと休みなど、地元の暮らしや文化に寄り添う時間も楽しめます。帯広ならではの「大自然」「歴史」「グルメ」をバランスよく体験できるのが特徴で、観光初心者からリピーターまで幅広く満足できる充実のプランです。

帯広観光1日目のモデルコース

午前：清水円山展望台で北海道の大自然を一望

出典；PIXTA

帯広観光のスタートは「清水円山展望台」から。ここは北海道らしい雄大な風景を堪能できる人気スポットで、美しい山並みや広大な牧場の景色が一望できます。展望台から見渡す景色はとにかくスケールが大きく、青空の下に広がる緑の大地やのんびり草を食む牛たちが、まさに十勝らしい牧歌的な風景を演出してくれます。晴れた日には遠くまで見渡すことができ、思わず写真に収めたくなる絶景。周辺にはゴルフ場やカフェなどの施設もあり、自然の中でのんびり過ごしたい人にもぴったりです。大自然を感じながらリフレッシュしたら、次の観光スポットへと向かいましょう。

午後：帯広百年記念館で北海道の歴史と文化を学ぶ

出典；PIXTA

午前中に自然の雄大な景色を楽しんだら、午後は文化や歴史に触れてみましょう。「帯広百年記念館」は、十勝帯広地域の自然や歴史、そしてアイヌ文化まで幅広く学べる総合博物館です。木々や花々に囲まれた建物は、市民の憩いの場としても親しまれており、晴れた日には庭園を散策したり、池の周辺でピクニックを楽しむ人々の姿も見られます。館内では工芸品の展示や企画展、さらにはミニコンサートなども開催され、訪れる人々に多彩な体験を提供してくれます。
また、近くには「中札内美術村」もあり、芸術に興味がある方にはこちらも立ち寄りスポットとしておすすめです。自然の中で文化と芸術に浸れる午後は、旅に深みを与えてくれるひとときとなるでしょう。

夕方：柳月スイートピア・ガーデンで和洋菓子とカフェタイム

出典；PIXTA

夕方は十勝を代表する銘菓メーカー「柳月」の新工場、柳月スイートピア・ガーデンへ。真っ白な洋館風の建物は観光スポットとしても人気で、館内ではお菓子作り体験工房や工場見学コース、喫茶スペースなど多彩な楽しみ方ができます。和菓子・洋菓子の試食や限定販売されている「三方六のお買い得品」などは、訪れる観光客に大人気。旅の合間に甘いひとときとショッピングを満喫できるでしょう。
美しい庭園を眺めながら味わうスイーツは格別で、ティータイムにもぴったり。お土産探しにも理想的なスポットなので、家族や友人へのおみやげ選びにもおすすめです。旅の疲れを癒しながら、帯広の名菓文化を堪能する夕方を過ごしてみてはいかがでしょうか。

夜：帯広駅周辺で名物グルメを食べ歩き

出典；PIXTA

観光で一日を満喫したあとは、帯広駅周辺でご当地グルメを味わい尽くしましょう。帯広といえばやはり名物「豚丼」。甘辛い秘伝のタレをまとった厚切りの豚肉が香ばしく焼き上げられ、ご飯との相性は抜群です。駅近には老舗の名店から気軽に立ち寄れる専門店まで揃っており、どこで食べても満足できること間違いなし。さらに地元のソウルフード「インデアンカレー」は濃厚なルーとトッピングの自由さが人気で、観光客にも評判です。北海道らしい「ジンギスカン」も駅前で楽しめるほか、食後のデザートには「六花亭本店」のマルセイバターサンドや「柳月」のあんバタサンなど、帯広を代表する銘菓をお土産にするのもおすすめ。夜の街歩きと共に、グルメ三昧で締めくくる帯広の夜は格別な時間になるでしょう。

帯広観光2日目のモデルコース

午前：ウエモンズハートで牧場ジェラートを堪能

出典：思いっきり北海道

2日目のスタートは、帯広市内にある人気スポット「ウエモンズハート リバティヒル広瀬牧場」へ。ここは北海道ならではの新鮮な牛乳を使ったジェラートが味わえることで知られています。牧場で大切に育てられた牛から搾られる牛乳は濃厚でコクがあり、その美味しさを活かしたジェラートは、なめらかな口どけと優しい甘さが特徴。一度食べたら忘れられない味わいです。
常時14種類以上のフレーバーが揃っており、定番のミルク味から季節限定のかぼちゃやりんご、あずきなど十勝ならではの味覚まで幅広く楽しめます。特におすすめは、ミルクと旬の素材を組み合わせたダブル。十勝の豊かな自然の中で、新鮮なジェラートを頬張りながら一日の始まりを贅沢に迎えましょう。

午後：真鍋庭園で四季折々の景色を楽しむ

出典；PIXTA

午後は帯広市内にある「真鍋庭園」で自然散策を楽しみましょう。およそ2万5千坪という広大な敷地を誇る回遊式ガーデンには、60年以上にわたって世界中から集められた数千種の植物が植えられ、訪れる人々を魅了しています。5月のシャクナゲ、6月のオオベニウツギ、7月のアジサイなど、四季折々に花々が咲き誇り、園内を歩くだけで北海道の豊かな自然を五感で感じられます。
また、敷地内では野鳥やエゾリスなどに出会えることもあり、写真撮影や自然観察が好きな方にもおすすめ。季節によって異なる表情を見せる庭園は、リフレッシュにぴったりのスポットです。自然の中でゆったりと過ごす午後の時間が、旅の疲れを癒してくれるでしょう。

夕方：帯広のカフェ「麦音」で美味しい料理とひと休み

出典：麦音

午後の観光を終えたら、夕方は帯広の人気カフェ「麦音」でひと息つきましょう。地元の人々に長く愛されてきたこのカフェは、落ち着いた雰囲気と居心地の良さが魅力です。店内はシンプルながらも温かみのある空間で、窓からは美しい夕日を眺めることができ、一日の締めくくりにぴったり。
メニューには地元の新鮮な食材を活かした料理やスイーツが豊富に揃い、観光客にも人気。心を込めて作られた料理と共に、旅の思い出を振り返りながらゆっくりとした時間を過ごせます。また、地元の人々との交流の場にもなっており、十勝ならではの温かい空気を感じられるのも魅力です。美しい夕景と美味しい食事を楽しみながら、帯広の2日目を穏やかに締めくくりましょう。

1泊2日で帯広観光を満喫しよう！

雄大な自然と豊かな食文化に恵まれた帯広は、1泊2日でも見どころがぎゅっと詰まった旅先です。展望台からの絶景や、歴史や文化を学べる施設、地元に根付いた銘菓やソウルフードなど、多彩な魅力に出会えるのが帯広観光の大きな魅力。十勝ならではの広大な大地と四季折々の表情は、訪れるたびに異なる感動を与えてくれます。次は違う季節に訪れて花や紅葉を楽しむのもよし、再びご当地グルメを食べ歩いて味わい直すのもおすすめ。初めての方もリピーターの方も、何度でも新しい発見が待っている帯広で、心に残る旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。